
更新日:2025/08/19
「相続税申告書」を提出する際、添付書類の準備は初心者にはわかりにくいものです。
相続税申告書を提出する際、どの書類が必須で、どの書類が任意かを正確に理解しておくことは非常に重要です。
書類が揃っていないと、税務署から確認や再提出の連絡が来ることがあります。
この記事では、戸籍関係やマイナンバー、財産関係の書類や株式明細など、何が必須で何が任意かを正確に整理して解説します。
相続税申告書を提出する際の参考になれば幸いです。

相続税申告書の添付書類って何かしら?

「マイナンバーカードの写し」と「法定相続情報一覧図」は必須です。
必須の添付書類
相続税申告とは、納めるべき相続税を計算し、税務署に申告・納付する手続きのことです。
本人確認書類
①番号確認、及び、②身元確認が必要です。
①番号確認書類
・マイナンバーカード(個人番号カード))【裏面】
・通知カード
・住民票の写し(マイナンバーの記載があるもの)
②身元確認書類
・マイナンバーカード(個人番号カード)【表面】
・運転免許証
・身体障害者手帳
・パスポート
・在留カード
・公的医療保険の被保険者証
相続関係
イ.被相続人の全ての相続人を明らかにする戸籍の謄本
ロ.法務局交付の法定相続情報一覧図の写し
ハ.イ又はロをコピー機で複写したもの
任意または状況に応じて必要な書類
・遺言書の写し又は遺産分割協議書の写し
原則不要な書類
財産関係書類
●不動産:固定資産税課税明細書や評価証明書、登記事項証明書(登記簿謄本)
●預貯金:金融機関が発行する残高証明書、預金通帳の写し
●株式・投資信託:証券会社の残高証明書や取引報告書、上場株式明細書
申告書に正確な金額を記入すれば原則添付不要
申告書に株式の銘柄・口数・評価額を記載することで税務署が評価可能。
債務・葬式費用
●借入金残高証明書
●葬式費用の領収書
e-Tax提出の場合のポイント
・添付書類はPDFなどの電子データで送信可能
・ファイル形式やサイズ制限に注意
相続税申告書添付書類まとめ
相続税申告書の添付書類を紹介しました。
特例等の適応を受けない場合、最低限の必須書類は「マイナンバーカードの写し」と「法定相続情報一覧図」のみです。
- 相続情報一覧図を使えば、戸籍・住所関係の書類は簡略化可能
- マイナンバーカードの写しを使えば、本人確認書類も1枚で済む
特例等を受ける場合は、提出先の税務署に確認すると安心です。
・ブロガー:2021年ブログ開設
・フリーランス:2021年退職し、バリスタ(サイド)FIRE
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