
更新日:2025/07/06
最近「健診」受けてますか?
健康診断で何かしら引っかかったことのある人は多いと思います。
今回は、「尿酸値」についてご紹介します。
尿酸値が高いと指摘されたあなた、「アルコールなどのプリン体の多い食品」ばかり気にしていませんか?
それよりも、毎日を少しラクにする習慣のほうが、実はずっと効果的なんです。
高尿酸血症を指摘されたことのある人はもちろん、そうでない人もぜひチェックしてみてください。
🧪 高尿酸血症って何?
高尿酸血症とは、血液中の尿酸の濃度が高くなりすぎた状態のことをいいます。
血液中の尿酸値が 7.0mg/dL以上 になると「高尿酸血症」と診断されます。
尿酸は、プリン体という物質が分解されてできる老廃物で、本来は尿として体外に排出されます。
尿酸値が高い状態を放っておくと、「痛風(つうふう)」と呼ばれる激しい関節の痛みや、腎機能障害・尿路結石などを引き起こすリスクが高まります。
でも、こんな疑問を感じたことはありませんか?
🍺「食事に気をつけてるのに尿酸値が下がらない」
🏃♂️「運動してるのに改善しない」
💊「薬を飲んでもなぜか再発する…」
それ、実は「ストレス」が原因かもしれません。
❗ 高尿酸の本当の原因=ストレスによる“体内プリン体”の増加
プリン体は、食品からだけでなく体内の細胞が壊れることでも発生します。
この体内プリン体こそ、尿酸の主な供給源なのです。
プリン体の由来 | 割合 |
---|---|
体内の細胞(ストレス・炎症・激しい運動など) | 約80% |
食べ物からの摂取 | 約20% |
つまり――
ストレスで細胞が壊れる → プリン体が増える → 尿酸値が上がる
これはもはや現代病。
見えない“こころの負担”が、数値として体に現れているのです。
😰 なぜストレスが尿酸値を上げるのか?
① 活性酸素が細胞を壊す → プリン体が発生
ストレスで交感神経が活性化すると、体内に活性酸素が増えます。
活性酸素は細胞を傷つけ、壊れた細胞のDNA・RNAからプリン体が放出されます。
② ホルモンの変化で腎臓の尿酸排泄が低下
コルチゾール(ストレスホルモン)やアドレナリンが分泌されると、腎機能もダウン。
→ 尿酸が体にたまりやすくなります。
③ ストレスは“悪い習慣”を引き起こす
- 暴飲暴食
- 甘い物やアルコールの摂りすぎ
- 睡眠不足
- 運動不足
→ これらすべてが、尿酸値上昇の原因に。
🧪 尿酸値が高いあなたへ――食事より先に見直すべきものとは?
原因 | 影響 |
---|---|
心の疲れ | 活性酸素・細胞破壊・尿酸増加 |
睡眠不足 | 副交感神経の働き低下 → 排泄力DOWN |
イライラ・不安 | 飲みすぎ・食べすぎのトリガーに |
プレッシャー | 血管収縮、腎臓への負担増加 |
つまり、ストレス対策こそが最高の治療。
☕ 今日からできる!ストレス性尿酸上昇を防ぐ7つの習慣
習慣 | 内容 |
---|---|
深呼吸&瞑想 | 自律神経を整える。朝や寝る前に5分でOK |
ぬるめの入浴 | 副交感神経を優位に。40℃で15分が理想 |
朝散歩 | 太陽光を浴びてセロトニン(幸せホルモン)を活性化 |
スマホOFF時間 | 寝る1時間前は脳をクールダウン |
趣味の時間 | 好きなことをする=ストレス耐性UP |
睡眠の質改善 | 寝る前のカフェイン・ブルーライトは避ける |
話す・書く | 誰かに話す、日記を書くだけで感情は整理される |
高尿酸血症まとめ:「ストレス度」が尿酸値に出ている
高尿酸血症の原因について紹介しました。
尿酸が高いと、プリン体を多く含む食品(レバー、魚介類、ビールなど)の過剰摂取が原因と考えられがちですが、食事由来のプリン体は全体の2割に過ぎません。
●尿酸の約80%は、自分の体の中で生まれている
食事制限だけでは改善されないことが多いのです。
●ストレスは、尿酸産生+排出障害+悪習慣の三重苦
●高尿酸を防ぐには「心の余裕」が何よりの薬
一見関係の無いように見えますが、毎日の生活を整えることが尿酸値を改善させます。
体と心はつながっています。
「今日はよく眠れた」「朝日を浴びて気持ち良かった」
そんな小さなことの積み重ねが、痛風だけでなく病気を遠ざけてくれます。
・ブロガー:2021年9月ブログ開設
・趣味:旅行(国内・海外)、食べ歩き、写真撮影
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