
更新日:2025/06/05
あなたは福岡県の人気観光地「糸島(いとしま)」ご存知ですか?
福岡市中心部から車で約40分。
アクセス抜群でありながら、美しい海・山・グルメがそろった、日帰りにも週末旅行にもぴったりのスポットです。
レンタカーを利用する人が多いですが、車がなくても大丈夫!
今回は、昭和バス「糸島半島まるっとおむすびフリーパス」を利用して、公共交通機関だけで糸島の人気観光スポットを巡る1日モデルコースをご紹介します。
福岡に来たら、「糸島」にもぜひ足を伸ばしてみてください。

「糸島」はどこがおすすめ。

桜井二見ヶ浦(夫婦岩)がおすすめスポット。
糸島ってどんなところ?
糸島市は、福岡県西部の糸島半島に位置する自然豊かな地域です。
北側には玄界灘に面した美しい海岸線が広がり、南側には背振山系の山々が連なり、それらの中間部は糸島平野と呼ばれるなだらかな田園地帯があります。
ドライブコースとしても人気で、おしゃれなカフェやインスタ映えスポットが点在。
また、地元の新鮮な野菜や海産物が楽しめるのも大きな魅力です。
見逃せない!糸島のおすすめ観光スポット

今回はおすすめの観光スポットを3つ紹介します。
桜井二見ヶ浦(夫婦岩)

糸島を象徴するフォトジェニックな景勝地。
櫻井神社の鳥居の奥には大注連縄で繋がる二つの岩・夫婦岩があります。
「縁結び」のパワースポットとしても人気で、写真撮影待ちの行列が出来るほど。
夕日との相性も抜群。
海に沈む夕日は春から秋にかけて見ることができ、6月の夏至ごろには、夫婦岩(めおといわ)の中央に夕日が沈みます。
サーフスポットでもあり、辺りにはカフェやショップが立ち並びます。
■アクセス
- バス「ウエストコーストライナー」:直行
- 地下鉄&筑肥線「九大学研都市」駅→昭和バス「西の浦線」桜井二見ヶ浦バス停下車
芥屋の大門(けやのおおと)遊覧船



日本三大玄武洞のひとつとされる海蝕洞。
日本最大の玄武岩洞であり、高さ64m、奥行90m、間口10mの規模を誇ります。
冬場をのぞいた3月16日~11月30日までは、芥屋漁港から遊覧船が運航していて、紺碧の海と洞窟内の蜂の巣状の天井など大自然が作り出したダイナミックな景観は必見です。
■運行予定時刻
平 日 9:30~12:30、13:30~16:15 ※45分毎
土日祝 9:30~12:30、13:30~16:30 ※30分毎
■芥屋の大門の遊覧時間は約25分。
■乗船料金
・大人 1,000円 (中学生以上)
・小人 500円 (3歳以上~小学生)
幼児(0~2才)は大人1名様につき、幼児1名様無料。
幼児2名からは小人料金
※お支払い方法は現金のみ
■アクセス
JR筑肥線「筑前前原」駅下車後、昭和バス芥屋線 終点「芥屋」バス停下車、徒歩10分
芥屋の大門公園(自然遊歩道)



「糸島のトトロの森」とも呼ばれる穴場スポット。
芥屋の大門公園の駐車場から大祖神社を通り、海に出ると、まるでトトロに出会えそうな森の入口が現れます。
■アクセス
昭和バス芥屋線「芥屋購買店」バス停下車、徒歩約8分
みどころ満載!糸島半島 まるっとおむすびフリーパスとは?
糸島半島をバスで回るなら、スマホアプリ「my route」限定販売のフリーパスチケットがおすすめ。
天神・博多からの直通、「高速バス付き券」と地下鉄・JR経由の「高速バスなし券」の2種類。
糸島半島内のお店で使用できる地域特典(クーポン)が付いておトク!
高速バス付き券

昭和バスが運行する福岡県内すべての一般路線バス(糸島コミュニティバスを含む)、都市間高速バス「いと・しま号」、「ウエストコーストライナー」が一日乗り放題となる乗車券です。
大人2,000円 小児(小学生まで) 1,000円
高速バスなし券

昭和バスの運行する糸島エリアの芥屋線、船越線、糸島市コミュニティバス、九州大学線と福岡市西部の九州大学線、西の浦線、マリノア線の一部路線バスに1日何度でも乗り降りできる乗車券です。
大人1,000円 小児(小学生まで) 500円
スマートフォンアプリ「my route」の準備を
※スマホアプリ「my route」の利用方法はこちらの記事を参考にどうぞ。
糸島のバス路線図

>>昭和バス前原・福岡地区バス路線図(PDF / 日本語)
■コミュニティバス運賃:大人200円、こども100円の定額(1乗車につき)
種 類 | 区 分 | 運 賃 |
大 人 | 中学生以上 | 定額200円 |
子 供 | 小学生 | 定額100円 |
幼 児 | 1歳以上6歳未満 | 定額100円 |
乳 児 | 1歳未満 | 無 賃 |
※こども運賃の適用は、1歳以上小学生以下(1歳未満の乳児は無料)。
※小学生以上の同伴者1人につき、6歳未満の幼児1人が無料。
※障がい者割引運賃あり(大人、こども各運賃の半額)
博多・天神から筑前前原駅へのアクセス

糸島観光の拠点となるのは、「筑前前原」駅です。
福岡空港・博多駅から、公共交通機関でのアクセスは3つです。
1.福岡市営地下鉄+JR筑肥線

- 出発地:福岡市地下鉄博多駅
- 利用路線:地下鉄空港線+JR筑肥線(地下鉄直通)
- 所要時間:約45分
- 運賃:640円
博多駅から地下鉄空港線で「姪浜駅」へ(所要約20分)、そのままJR筑肥線に直通し「筑前前原」駅まで乗車します。
「筑前前原駅」北口を出ると、すぐに昭和バスのバス停があります。
2.いと・しま号
博多バスターミナルから前原(JR筑前前原駅から徒歩5分程)までを結ぶバス。
天神から都市高速を通り前原インター経由で野北(カフェやビーチがある)へ1時間程で行くことができます。
●いと・しま号(非予約路線) バス時刻表
3.ウエストコーストライナー
「博多・天神」と「北崎・二見ヶ浦エリア」を結ぶ観光を目的とした高速バス。
博多天神から乗り換えなしで1時間程で糸島の二見ヶ浦(夫婦岩)がある海岸へ行くことができます。
【主な区間の所要時間】
・天神四丁目 ~ 大原橋 約50分
・天神四丁目 ~ 二見ヶ浦 約55分
【運行時間帯・運行本数】
<博多バスターミナル → 二見ヶ浦方面> 09:38~13:38発、計7本
<二見ヶ浦 → 博多バスターミナル行き> 13:00~18:00発、計7本
🕗1日観光モデルコース詳細(平日ダイヤ)
糸島半島をバスで巡る1日観光コースの一例をご紹介します。
アクセスは、JR博多駅から地下鉄+JR筑肥線利用で「筑前前原」駅へ。
※「おむすぶフリーパス」高速バスなし券(1,000円)を利用します。
1. 前原駅北口バス停(始発)
09:42「前原駅北口」バス停から出発。
- 利用路線:昭和バス 芥屋線(芥屋方面)
2. 芥屋購買店バス停 ⇒ トトロの森

10:08 「芥屋購買」店バス停到着。
バスを降りたら、そのまま道路を北上して、「トトロの森」を散歩。

※足場は悪いけど、海岸線沿いに遊歩道があり、遊覧瀬乗り場に続いています。
10:40 遊覧船乗り場へ。チケット購入。
3.芥屋の大門遊覧船
11:00 遊覧船(約25分)
※概ね波が高いです。
※腰に巻くタイプのライフジャケットを装着します。
4.ランチ(芥屋周辺)
二見ヶ浦に直行するバスは、平日だと2本しかないので、時間調整も兼ねてランチタイム。
5.芥屋購買店バス停 → 二見ヶ浦バス停

利用路線:糸島サンセットライン(「二見ヶ浦地区」と「芥屋地区」の2地点を最短で結ぶ路線バス)
12:21 「芥屋購買店」バス停から昭和バスを利用。
12:40 「二見ヶ浦」バス停下車。
「二見ヶ浦」の見どころは、夫婦岩と白い鳥居のある絶景スポット。
外国人観光客も多くて、良い意味で日本じゃないみたい。
海岸の散策もおすすめです。
PALM BEACH

天使の羽

パームビーチ・ザ・ガーデンズから砂浜に降りたところの壁面に描かれた天使の羽。
この大きな羽の前に立って写真を撮ると、まるで自分の背中に羽がはえたように映ることから、若い女性を中心に人気のフォトスポットに。
6.二見ヶ浦バス停 → 九大学研都市駅

周辺はお洒落なお店やカフェがたくさん。
ココでランチを楽しむのもお勧め。
1時間に1本バスが出ているので、頃合いをみて帰路に。
利用路線:西の浦線
出発時刻:15:20
15:57 九大学研都市駅到着。
九大学研都市駅に戻って、JR線、地下鉄経由で博多・天神へ。
7.ヤシの木ブランコ(活魚茶屋ざうお 糸島本店)
時間があるなら、途中下車して人気のフォトスポット「ヤシの木ブランコ」で写真撮影を。
おすすめのホテル

■seven x seven 糸島
糸島市を代表する二見ヶ浦エリアで初めてのホテルが2024年春開業。
夕陽を見るなら、宿泊も検討しましょう。
✅ 注意点
●このモデルコースは、平日ダイヤ(2025年6月4日現在)を元に作成しています。
●バス時刻等が変更になることもあるため、昭和バス公式サイトで最新情報をご確認ください。
●ICカードは使えない路線もあるため、現金または「糸島半島まるっとおむすびフリーパス」チケットを準備しましょう。
糸島バス旅まとめ

福岡県糸島市の主な観光地「二見ヶ浦」「芥屋の大門」をバスで巡るコースを紹介しました。
自然とグルメを気軽に楽しめる糸島半島は、日帰り旅にぴったり。
次の休日は「糸島半島まるっとおむすびフリーパス」で「糸島」を旅してみませんか?
・ブロガー:2021年9月ブログ開設
・趣味:旅行(国内・海外)、食べ歩き、写真撮影
※もちろんレンタカー利用もおすすめ。
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