
更新日:2026/01/11
松嶋菜々子主演ドラマ『おコメの女』第1話が2026年1月8日に放送され、注目を集めています。
その理由は、物語の中心に登場する“国税最強部隊”「コメ」の存在です。
「マルサより怖い」「動いたら終わり」そんな不穏な噂とともに描かれる“コメ”とは、一体どんな組織なのか。
実はこの部隊、完全なフィクションではありません。
国税局には、モデルとされる資料調査課(リョウチョウ)という実在の精鋭部隊が存在し、その調査力は“マルサ超え”と語られることもあるほど。
この記事では、ドラマに登場する“コメ”の正体と現実の国税局でどの部署がモデルになっているのか、さらに「資料調査課」と「マルサ」の違いまで、わかりやすく解説します。
モデルとなった実在組織と国税の裏側を知ることでドラマがより楽しめると思います。
興味ある人はぜひご一読ください
木曜ドラマ『おコメの女-国税局資料調査課・雑国室-』
「脱税の上に成り立つ幸せは認められません」敏腕国税調査官・米田正子(松嶋菜々子)と個性派メンバーたちが、ズルく悪どい脱税者を成敗する痛快ドラマが新たに誕生!
「コメ」は実在するの?
結論から言うと、ドラマの「コメ」はフィクションです。
しかし、設定のベースとなった“実在の国税部隊”は存在します。
国税局には、
- 課税第二部 資料調査第一課
- 情報技術専門官(IT調査官)
- 国際調査専門官
など、国際案件・デジタル資産・複雑な取引を扱う精鋭部隊が実在します。
特に「資料調査課」は、国税局内部でも“最強クラス”とされ、ドラマの「コメ」のモデルとして最も近い存在です。
「資料調査課」は実在するの?

はい、実在します。
国税庁の組織は「本庁 → 国税局 → 税務署」の三層構造。
全国を11ブロックに分けて国税局と沖縄国税事務所が設置されています。
資料調査課は、税務署では扱えない 高額・複雑・不正疑いの強い案件 を担当する、“任意調査の最強部隊”です。
「資料調査課」と「マルサ」の違い
国税局の調査部隊には、大きく2種類があります。
資料調査課(リョウチョウ)
→ 任意調査の最強部隊
- 任意調査(同意が必要だが拒否は不可)
- 無予告調査が多い
- 反面調査(銀行・取引先への照会)を徹底
- デジタル・国際案件にも強い
- 調査期間が長い(数ヶ月〜半年以上)
- 精神的に最もキツいと言われる
目的:過少申告や不正を見つけて追徴課税すること
マルサ(査察部)
→ 強制調査の刑事部隊
- 強制調査(裁判所の令状で家宅捜索・押収)
- 悪質な脱税のみを扱う
- 年間100件前後しか動かない
- 証拠が揃えば刑事告発へ
- 調査は短期決戦
目的:脱税の証拠を押収し、刑事告発すること
一言で違いをまとめると
| 部署 | 調査手法 | 権限 | 対象 | 恐れられる理由 |
|---|---|---|---|---|
| 資料調査課 | 任意調査 | 同意必要(拒否不可) | 高額・複雑・不正疑い | 長期・徹底的・逃げ場なし |
| マルサ | 強制調査 | 令状で押収・家宅捜索 | 悪質な脱税 | 強制力が圧倒的 |
物理的に怖いのはマルサ。 精神的に最もキツいのは資料調査課。
この構造がドラマ「コメ」の“恐ろしさ”のベースになっています。
『おコメの女』が描く“国税のリアル”
ドラマはフィクションですが、現実の国税調査の要素が随所に反映されています。
① デジタル資産の追跡は現実
暗号資産・海外口座・クラウド会計など、現代の脱税はデジタル化しており、国税も専門チームを設置。
② 国際的な脱税は増加
海外口座情報の自動交換制度(CRS)により、“海外に逃がせばバレない”時代は終わりつつある。
③ 情報戦がすべて
国税は銀行・証券・不動産・海外送金などの情報を網羅的に把握できる。
ドラマの「コメ」は、これらの“現代型の国税調査”を象徴する存在です。
おすすめの本
松嶋菜々子主演ドラマ「おコメの女-国税局資料調査課・雑国室-」(テレビ朝日系2026年1月8日スタート・毎週木曜夜9時~)監修を務める元国税実査官が明かす!
マルサも手を出せない巨悪脱税を追う、国税局資料調査課「コメ」の実態!
『おコメの女』まとめ:“現代の国税ドラマ”の決定版

松嶋菜々子主演ドラマ『おコメの女』を紹介しました。
- 「コメ」はフィクションだが、モデルは実在する
- 特に「資料調査課」は国税局の中でも最強クラス
- マルサとは目的も権限もまったく違う
- ドラマは現代の国税調査(デジタル・国際・情報戦)を反映している
『おコメの女』は、“国税のリアル”と“エンタメ”を絶妙に融合させた作品として、今後も注目を集めるはずです。
ぜひTVでご覧ください。






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