
更新日:2025/12/17
2025年12月17日、SBI新生銀行が東証プライム市場に再上場しました。
公開価格は1,450円、そして上場初日に付いた初値は1,586円。
公開価格を+9.4%上回るスタートで、終値は1,623円。
今回の再上場は、2025年IPOの中で今年最大規模の案件として注目を集めています。
この記事では、株初心者でも理解できるように「IPOとは?」「初値の意味」「参加方法」までわかりやすく解説します。
インデックス投資の次の選択肢としてIPO投資もぜひご活用ください。
SBI新生銀行上場の概要

| 銘柄名 | SBI新生銀行(証券コード8303) |
| 市場 | 東証プライム |
| 公開価格 | 1,450円 |
| 初値 | 1,586円 |
| 初値騰落率 | +9.4% |
| 時価総額 | 公開価格ベース約1.3兆円、初値ベース約1.42兆円 |
| 特徴 | 2025年IPOの中で 今年最大規模 |
背景
SBI新生銀行の前身は、1998年に経営破綻した旧日本長期信用銀行。
2021年12月にSBI傘下入りし、2023年9月に上場廃止。
2025年7月に当時注入された公的資金2,300億円を完済し、再上場。
初値形成の要因
- 銀行株セクターの地合い:日銀の金融政策や金利動向が追い風。
- 需給バランス:今年最大規模のIPOにもかかわらず公開価格を上回る初値。
- 資金使途の明確化:約1,230億円を法人営業・住宅ローンなどの拡大に充当。
- 投資家層の広がり:農林中央金庫、米ファンドKKR、QIAなど長期投資家の関心。
投資家目線の注目ポイント
●短期:日銀の政策や金利観測に敏感。
イベントドリブン(政策やニュースで株価が動く)な値動き。
●中期:資金使途の進捗と収益基盤強化。ROE改善が評価軸。
●リスク:TOB価格を巡る裁判の行方。追加支払いリスク。
●需給:安定株主層の存在が安心材料。
初心者向けFAQ
- QIPOとは?
- A
会社が株を公開して投資家が売買できるようになること。
- Q公開価格と初値の違いは?
- A
公開価格は「売り出し時の値段」、初値は「上場初日の最初の値段」。
- Q+9.4%の意味は?
- A
公開価格1450円から初値1586円に上がった上昇率。
- Q初心者はどう見ればいい?
- A
初値が公開価格より上がった=投資家の需要が強かった。
ただしその後の株価は市場や業績次第。
- Q銀行株の特徴は?
- A
金利の動きに敏感。金利が上がると利益が増えやすい。
IPOの参加方法(初心者向け)
1.証券会社の口座を開設
ネット証券(楽天証券、SBI証券、マネックス証券など)が人気。
2.IPOの募集に申し込む
証券会社が発表するIPO銘柄に応募。
3.抽選結果を確認
当選すれば公開価格で株を購入可能。
4.上場日に売買
初値が公開価格より上がれば利益になるが、下がる場合もあるので注意。
おすすめの本
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①貯める ②増やす ③稼ぐ ④守る ⑤使う の5つの観点から学べます。
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SBI新生銀行まとめ

SBI新生銀行の東証プライム市場再上場を紹介しました。
SBI新生銀行の再上場は、初値1586円(+9.4%)と堅調なスタートを切り、2025年IPOの中で今年最大規模の案件となりました。
公開価格より初値が上がったことは「投資家の期待が集まった」証拠とも言えます。
IPOは抽選に当選すれば公開価格で株を購入でき、初値が上がれば利益につながる可能性があります。
もちろん株価は下がることもあるためリスクはありますが、IPOは初心者でも参加しやすい投資の入り口です。
まずは証券会社の口座を開設し、IPOの仕組みを理解することからスタートしましょう。








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