
更新日:2026/04/25
全日本空輸(ANA)は 2024年4月23日、上級会員向けカード「ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)」のサービス内容を大幅に見直すと発表しました。
2028年4月1日から、ANAカード・ANA Payの年間決済額が300万円以上かどうかによって、受けられるサービスが大きく変わります。
本記事では、新制度の内容と「実際に300万円を達成できるのか」を解説します。
すでにSFCを持っている人も、これから取得を目指す人も、ぜひご一読ください。

サービス変更はいつから?

2028年4月から。
決済額300万円未満だとラウンジ利用不可。
1. 新制度の全体像
ANAはSFCを次の2区分「SFC PLUS」・「SFC LITE」に変更します。
■ 年間決済額300万円以上 → SFC PLUS

- ANAラウンジ:利用可能
- スターアライアンス:ゴールド
- 毎年5,000マイル付与
■ 年間決済額300万円未満 → SFC LITE

- ANAラウンジ:利用不可
- スターアライアンス:シルバー
■ 判定期間
2026年12月16日〜2027年12月15日
この1年間のANAカード・ANA Pay決済額が、2028年度の区分判定に使われます。
■ 新サービス開始
2028年4月1日
→ 新しい区分(SFC PLUS / SFC LITE)でのサービス提供がスタート
2. 既存会員も全員対象
- 既存のSFC会員も 新制度の対象
- 新規入会条件(ダイヤ or プラチナ達成)は変更なし
- 入会時は 一律でLITEから開始
- 年間300万円に届かなくても退会にはならない
3. ミリオンマイラーの扱い

- ANAグループ便で 100万ライフタイムマイル到達者は無条件でPLUS
- ただし5,000マイル特典は年間300万円以上が条件
4. 決済額のカウント方法
- 家族カードの利用額は本会員に合算
- 家族カードのサービス内容も本会員と同じ
- 対象カード:券面に「ANA CARD」と記載のある日本国内発行カード
- 法人カード・海外発行カードは対象外
- 複数カードを持っていても、マイル口座が統合されていれば合算
- ダイナースクラブ ビジネス・アカウントカード、ANAダイナースプレミアムメタルカードも合算対象
5. SFC PLUS と SFC LITE の違い(比較表)
| 項目 | SFC PLUS | SFC LITE |
|---|---|---|
| 年間決済額 | 300万円以上 | 300万円未満 |
| ANAラウンジ利用 | 可 | 不可 |
| スターアライアンスステータス | ゴールド | シルバー |
| 毎年の特典マイル | 5,000マイル付与 | なし |
| 家族カードの扱い | 本会員と同じ区分 | 本会員と同じ区分 |
| 判定期間 | 2026/12/16〜2027/12/15 | 同じ |
| サービス開始 | 2028/4/1〜 | 同じ |
| ミリオンマイラー (100万LTマイル) | 無条件でPLUS扱い (ただし5,000マイルは300万円以上が条件) | 該当なし |
| 対象カード | 日本国内発行の「ANA CARD」記載カード | 同じ |
| 法人カード・海外発行カード | 対象外 | 対象外 |
6. 年間300万円決済は現実的なのか?
日本の平均年収から見た300万円決済の現実性
国税庁「民間給与実態統計調査(令和5年分)」によると、日本の平均給与は 460万円(前年比0.4%増、19千円増)。
- 家賃(カード不可が多い)
- 税金(クレジット払いは可能だが、手数料負担が重く、利用しづらい)
- 医療費(カード非対応の病院・クリニックあり)
- 町内会費・自治会費等:現金のみの支出
といった“カード払いできない家計の支出”があります。
これらを考えると、年間300万円をANAカードで決済することは、平均的な給与水準の家庭にとって現実的ではないと考えられます。
達成しやすい家庭
- 家族カードを含め、ANAカードに支出を集約できる家庭
- 個人事業主・フリーランス(カード払いできる経費が多い)
- 家賃や公共料金のカード払いが可能な環境にある家庭
7. 制度改定による影響
今回の制度改定により、これまでSFC会員であれば利用できていたANAラウンジは、年間300万円以上の決済がない場合は利用できなくなります。
スターアライアンスゴールドの特典も同様に利用できなくなり、利用者の視点ではサービス内容が従来よりも縮小。
また、ラウンジ利用者が減ることで、結果として混雑が緩和されると予測されます。
今回の改定により、SFCは 「誰でも維持できるステータス」から 「年間300万円を決済できる層が維持できるステータス」へ 性質が変わります。
SFCまとめ

2028年4月から導入される、ANAのスーパーフライヤーズ制度のサービス内容変更を解説しました。
- 300万円以上 → SFC PLUS(ラウンジ利用可・スターアライアンスゴールド)
- 300万円未満 → SFC LITE(ラウンジ利用不可・スターアライアンスシルバー)
- 判定期間: 2026/12/16〜2027/12/15
- 新制度開始: 2028/4/1
年間300万円決済には月25万円のANAカード利用が必要です。
まずは“自分の年間カード払い可能額”を把握しましょう。
そして、そもそも300万円決済を目指すべきかどうかを検討ください。
SFCの価値が大きく変わるこれからのANAでは「無理に年間300万円を使う」のではなく、必要なときだけ上位クラスを選ぶという、よりシンプルで合理的な向き合い方が求められます。






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