
更新日:2026/09/14
福岡の秋の風物詩「筥崎宮放生会(ほうじょうや)」が、2026年も9月12日(土)〜18日(金)の七日七夜にわたって斎行されます。
博多どんたく・博多祇園山笠と並ぶ「博多三大祭り」のひとつで、期間中のべ100万人が訪れる一大イベントです。
本記事では、日程・屋台・名物・展示・見世物小屋の楽しみ方に加え、混雑を避ける時間帯を踏まえた最適なモデルコースをまとめています。
昼と夜で雰囲気が大きく変わる放生会を、無理なく最大限楽しむための実践的なガイドです。
初めて訪れる方は、この記事を読んでから出かけましょう。

筥崎宮放生会はいつから?

毎年9月12日~18日。
放生会2026の基本情報

開催期間
2026年9月12日(土)〜18日(金)
時間目安: 10:00〜22:00(露店は店ごとに前後あり)
会場
筥崎宮(福岡市東区箱崎1-22-1)
参拝・入場: 無料
御神幸(ごじんこう): 2026年は「御神幸(御神輿行列)」なし(奇数年のみ実施)
アクセス|地下鉄・JR・バス・車
アクセスは福岡市地下鉄をおすすめ。
福岡市地下鉄箱崎線
「箱崎宮前駅」1番出口から徒歩約3分
JR鹿児島本線

「箱崎駅」から徒歩約8分
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>>筥崎宮放生会へ行くならJR九州のクレカタッチ決済で最大20%割引
西鉄バス
「箱崎」バス停から徒歩約3分
※西鉄バスの利用方法はこちらの記事を
JR九州バス
「箱崎1丁目」バス停から徒歩約2分
車

- 周辺道路は駐車禁止で混雑します。
- 駐車場への出入りは国道3号線側から。横断時は必ず横断歩道・歩道橋を利用。
筥崎宮放生会(はこざきぐうほうじょうや)とは?
読み方
福岡・筥崎宮では「ほうじょうや」(一般的には「ほうじょうえ」)
由来
○博多弁による「訛り(なまり)」説
「ほうじょうえ」という言葉が、博多の商人や庶民の間で日常的に発音される中で、徐々に言葉の語尾が変化(訛り)して「ほうじょうや」として定着したという説。
○夜の賑わいからきた「放生夜」説
「夜(よ・や)も賑やかなお祭り」という意味から、いつしか「会」の文字に「夜」のニュアンスが重なり、「ほうじょうや」と呼ばれるようになったという説。
祭りの意味
「万物の生命をいつくしみ、殺生を戒め、秋の実りに感謝する」仲秋大祭。
起源
筥崎宮の放生会は平安時代に始まったとされ、「合戦の間多く殺生すよろしく放生会を修すべし」という御神託に由来し、千年以上続く筥崎宮最重要の祭典。
参道の賑わいだけでなく、本殿での参拝や供養祈願など「生命を思う祭り」であることを押さえておくと、過ごし方の深みが変わります。
放生会2026の神事・神賑わいスケジュール

9月12日(土)初日
| 時刻 | 神事(祭典) | 神賑わい(奉納・演芸・イベント) |
|---|---|---|
| 10:00 | 初日祭 | ― |
| 10:30 | ― | 和太鼓演奏(博多美信太鼓・夢来咲輝組) |
| 12:00 | 琴の奉奏(坂本玉会)/拝殿 | ハコフェス2026 (ハコのわダンスbyゼルプスト パピマシェ・♯SSSG・レチェルチェ CHERRi♡POP 第23回放生会特別企画実行委員会) |
| 13:00 | ― | 武術演武(日本空手協会) |
| 14:00 | ― | フラダンス(ハウオリ・レイ) |
| 15:00 | 博多町人文化連盟(幕出し) | 和太鼓演奏(野和太鼓) |
| 16:00 | ― | 武術演武(不二流体術) |
| 17:00 | ― | 武術演武(開武館拳法会) |
| 19:00 | ― | 博多独楽会 |
| 20:00 | ― | 和太鼓演奏(博多錦子太鼓) |
放生会ミニ知識
9月13日(日)二日祭
| 時刻 | 神事 | 神賑わい |
|---|---|---|
| 10:00 | 二日祭 | 武術演武(護身術空手道流水会) |
| 11:00 | ― | フラダンス(Milimili) |
| 12:00 | ― | 演芸奉納 (和太鼓表現師池脇晋輔~和文化芸能一期一会~) |
| 14:00 | ― | 折居神楽(折居神楽保存会) |
| 18:00 | ― | 豊前神楽(山内神楽講) |
9月14日(月)三日祭・能楽奉納
| 時刻 | 神事 | 神賑わい |
|---|---|---|
| 10:00 | 三日祭 | ― |
| 11:00 | 久原本家 奉供養祈願祭(感謝祭) | ― |
| 13:00 | ― | 演芸奉納(藤桜華の会) |
| 14:00 | 能楽奉納(筥崎宮能舞台)発表会/拝殿 | ― |
| 16:00 | ― | 中川正浩ジャズソロギター |
| 17:00 | ― | 博多にわか(博多にわか道場) |
| 19:00 | ― | アコースティックライブ (専門学校福岡ビジュアルアーツ・アカデミー) |
9月15日(火)放生会祭(例祭)
| 時刻 | 神事 | 神賑わい |
|---|---|---|
| 10:00 | 放生会祭(例祭) | ― |
| 15:00 | 献花祭(お花を供える神事) | ― |
| 16:00 | ― | 演芸奉納(博多古謡保存会) |
| 17:00 | ― | 演芸奉納(花柳寿女奈会) |
| 19:00 | ― | バンドライブ(RaspberryDream) |
9月16日(水)五日祭・献茶式
| 時刻 | 神事 | 神賑わい |
|---|---|---|
| 9:00 | 五日祭 | ― |
| 10:00 | 献茶式(お茶を供える神事) | ― |
| 15:00 | ― | 武術演武(柳河藩景流居合保存会) |
| 16:00 | ― | 演芸奉納(博多那能津会) |
| 19:00 | ― | 演歌奉納(小島よしき) |
9月17日(木)六日祭・供養祈願祭
| 時刻 | 神事 | 神賑わい |
|---|---|---|
| 10:00 | 六日祭 | ― |
| 11:30 | ふくや供養祈願祭(感謝祭) | ― |
| 11:00 | ― | |
| ~ | 大道芸大会(九州大道芸劇団) | |
| 21:00 | ― |
9月18日(金)納祭・放生神事

| 時刻 | 神事 | 神賑わい |
|---|---|---|
| 10:00 | 納祭 | ― |
| 14:00 | 放生神事(推児列行・童児育成祈願祭) | ― |
| 17:00 | ― | ベンチャーズ・GSカヴァー演奏 (ブルーインズ) |
| 19:00 | ― | 書道パフォーマンス (現代書道アーティスト劔朧) |
放生会の名物・見どころ
葉付き新生姜(縁起物)

箱崎周辺の生姜栽培の歴史と結びついた風物詩。
季節の変わり目の無病息災を願う縁起物として人気。
■放生会で新生姜が売られる理由
- 地域の歴史: 昔、箱崎の周辺には生姜畑が多く広がっていました。
- 季節の縁起物: 旬の時期に採れる生姜は「身体を清め、邪気を払う」縁起物とされ、「これを食べると風邪をひかない」という言い伝えがあります。
- お土産の定番: 江戸時代頃から、参拝客が秋の訪れを告げる土産として買って帰る習慣が定着しました。
社日餅(やきもち)

白餅・よもぎ餅に粒あんを包んだ素朴な焼き餅。
食べ歩きにもお土産にもおすすめ。
それぞれの違いを比較表にまとめました。
| 項目 | 社日餅(やきもち) | 梅ヶ枝餅(うめがえもち) |
|---|---|---|
| 中央の刻印 | 無地(または「社日」の文字) | 「梅の家紋」の焼印 |
| 主な種類 | 白(プレーン) と 緑(よもぎ) | 白(プレーン) が基本 (特定の日にヨモギ等あり) |
| ゆかりの神社 | 筥崎宮(福岡市東区) | 太宰府天満宮(太宰府市) |
| 買える時期 | お祭りの期間中など限定 | 通年 |
| 名前の由来 | 産土神(土地の神様)に感謝する「社日(しゃにち)」の神事から | 老婆が菅原道真公に梅の枝に餅を添えて差し入れた伝説から |
- 梅ヶ枝餅:もち米とうるち米をブレンドした生地で、表面はパリッと香ばしく、中はもっちりしています。
- 社日餅:梅ヶ枝餅に比べると全体的にふっくらと柔らかく、やや小ぶりで、中の粒あんは甘さ控えめに仕上げられているのが特徴。
放生会ちゃんぽん・おはじき展示

放生会の風物詩として多くの人に親しまれている「放生会ちゃんぽん」。
食べ物ではなく、息を吹き込むと「チャン、ポン」と涼しげな音が鳴るガラス製の郷土玩具のことです。

「おはじき展示」をはじめ、「池坊いけばな展」など廻廊内にて自由に閲覧できます。
約500軒の屋台と参道の賑わい

筥崎宮放生会の約500軒という規模は「日本最大級(トップクラス)」。
多くの大規模露店市は2〜3日間で終わりますが、放生会は7日七夜にわたって開催されます。
1kmの参道にずらりと屋台が並び、期間中約100万人の人出で賑わいます。
定番グルメ

たこ焼き、焼き鳥、かき氷、焼きそば など定番のお祭り屋台。
縁日系

金魚すくい、ヨーヨー釣り、射的、レトロなお化け屋敷、見世物小屋なども充実。
子どもはもちろん大人も見て回るだけで楽しい。
食堂・居酒屋系屋台

歩きながら食べる通常の屋台だけでなく、大型のテント内にテーブルや丸椅子を並べた「食堂・居酒屋系」の大型屋台も複数出店しています。
放生会会場マップ(境内・参道・屋台・トイレの位置)

おすすめの回り方モデルコース(初めての人向け)
初めての出かける人向けにモデルコースを作って見ました。
1.参拝

放生会は“生命をいつくしむ祭り”なので、最初に本殿で参拝 → 心を整えるのが一番しっくりきます。
参拝する前には、手水舎(てみずしゃ・てみずや)で手や口をゆすぎ、身と心を清めるのが基本的な作法(禊・みそぎの簡略化)です。
●手水所(ちょうずしょ)で心身を清めてから拝殿へ向かいます。



1.まず右手で柄杓を持って水を汲み、左手にかけて左手を清めます。
2.次に柄杓を左手に持ち替えて、同じように右手を清めます。
3.再び柄杓を右手に持ち、左の手のひらに水を受け、その水を口にふくんですすぎます。
(このとき、柄杓に直接口をつけないようにしましょう)



4.すすいで口を清めた後、左手で口元を隠してそっと吐き出します。
5.口をすすぎ終えたら、もう一度水を左手にかけます。
6. 最後に水を入れた柄杓を立て、柄に水を流してから柄杓置きに伏せて置きます。
覚えるポイントは清める順番です。
左手、右手、口、左手、柄杓(ひしゃく)の順。
1~6までを、柄杓1杯の水で行いますので、最初にお水を柄杓いっぱい汲みましょう。
もともとは、川や海に入ったり、水やお湯を浴びたりして身を清めていました。
それが段々と省略されていき、今の形になったとか。
2.展示(廻廊内)
放生会は屋台のイメージが強いですが、神事や文化展示も大切な見どころです。
境内の展示(福博知名士のぼんぼり献灯・池坊いけばな展・放生会ちゃんぽん・おはじき)をゆっくり見て回りましょう。
放生会ちゃんぽんは、職人さんがいなくなり、現在は授与が休止されています。
3.屋台散策

屋台の種類は例年と大きく変わらず、食べ歩き系から遊戯系まで一通りそろっています。
2026年は値上げがあるかと思いましたが、価格は昨年とほぼ同じでした。
相場は 500〜600円前後 が中心。
お店によって量や味の違いはありますが、極端に高い・安い店は見当たらず、気になった屋台でそのまま購入して問題ないと感じました(筆者が確認した範囲)。
ヨーヨーすくい

キャラクターつり

金魚すくい

射的・ウナギ釣り・ヨーヨーすくいなど、子ども向けの遊戯系も例年通り人気です。
蟹釣り


屋台で釣ったカニは比較的丈夫なため、ペット(観賞用)として自宅に持ち帰るケースがほとんどです。
釣ったカニをそのままお店の水槽に返して(リリースして)帰ることも可能です。
うなぎ釣り

うなぎ釣りのルールと仕組み
●仕掛け:割り箸のような短い棒の先に糸がついており、その先に「針」が仕掛けられています。
※エサはついていません。
●釣り方:水槽の中に大量のウナギが泳いでいるので、ウナギのエラや口のあたりに針をうまく引っ掛けて釣り上げます。
●難易度:すぐに糸が切れたり外れたりして難しい。
●釣れた場合:見事釣り上げることができれば、その場で屋台のおじさんが捌いて串に刺し、炭火などでじっくり蒲焼き(または白焼き)にしてくれます。
見ているだけでもかなり盛り上がりますよ!
4.奉納演芸
神賑わい(奉納演芸)を観るのもおすすめ。
太鼓・神楽・武術演武など、日によって内容が違うので、時間、演目をチェック。
5.夕暮れの参道食べ歩き


昼の暑さを考えるなら、ここからが本番。
・灯りがつき始める
・空の色が変わる
・写真が最も美しい時間帯
食べ歩きを目的に放生会を訪れる人も多い。
屋台グルメを満喫しましょう。
食べ歩きだけでなく、椅子に座って落ち着いてご飯やお酒を楽しめるところもあります。
6.見世物小屋・おばけ屋敷へ
放生会の興行エリアには、毎年いくつかの見世物小屋や体験型アトラクションが出店します。
2026年も例年通り、お化け屋敷系の小屋が複数並んでいました。
ゾンビ村

そのうちの一つである 「ゾンビ村」 も毎年見かける定番の興行ですが、筆者はまだ入場したことがないため、内容は不明です。
見世物小屋


見世物小屋の入場料は大人900円、小中学生600円。
料金はお客の入りで変動するみたい。
幼児は多分楽しめないと思います。
お化け屋敷


レトロな看板、呼び込みの声、照明の雰囲気が一気に増して、放生会らしい“昭和の縁日感”が一気に立ち上がります。
一番楽しめるのは小学生~中学生ぐらい。
カップルは有りだけど、大人1人だと面白くないかも。
何が出てくるか分からないドキドキ感は楽しめる。
入場料:600円(3歳以上)
7.地下鉄で帰宅
お腹が満足し歩き疲れたら、放生会名物「葉付き新生姜」をお土産に買って帰路へ。
令和8年放生会混雑予想

2026年は9月12,13日が週末のため、非常に混雑する予想です。
9月12日は初日、土曜日とあって昼でも人が多い。
平日の3倍ぐらいの人出(筆者体感)。
混雑を避けるおすすめの時間帯
●平日の午前中(10:00〜12:00)
屋台は昼前から営業を始めており、参拝や屋台の買い物をほとんど待ち時間なしで楽しめます。
人通りが比較的少なく、自分のペースでゆっくり歩けます。
●平日の昼下がり(12:00〜15:00)
夕方以降に比べて通路や境内が空いており、快適に過ごせます。
向いている人: 落ち着いて参拝・展示を見たい人、子ども連れ
注意点: 9月でも暑い日があるので、帽子・水筒(水分補給)は必須
※水筒を選ぶポイントはこちらの記事を
>>【水筒サーモス 500ml】お気に入りの水筒を持ち歩こう
混雑しやすい時間帯
●土曜日・日曜日(特に15:00以降)
週末は一日中混雑しますが、夕方から夜にかけては身動きが取りづらいほど混み合います。
●毎日18:00以降(夜間)
屋台に明かりが灯る夜は非常に雰囲気が良いものの、学校や仕事帰りの人、観光客が殺到し、最も混雑するピークタイムとなります。
周辺の道路や駐車場、駅も激しく渋滞します。
向いている人: 屋台の灯りと「祭りらしい賑わい」を味わいたい人
混雑回避のコツ
●地下鉄「箱崎宮前駅」は大混雑しやすいので、少し歩きますがJR「箱崎駅」を利用するのが最も賢い回避ルート
●優先順位を決める: 「参拝」「名物購入」「屋台グルメ」「見物小屋や射的・型抜き」のどれを最優先にするか決めておく。
●ガッツリ食べ歩きや食堂系を楽しみたい場合は、混雑がピークになる直前の15:00〜16:30頃を狙うと、夕方よりはスムーズに動けます。
救護所


境内でのマナー・撮影ルール
●歩きスマホを避ける: 立ち止まるときは参道の流れを妨げない場所へ。
●子どもから目を離さない: 特に夜間は迷子になりやすいので注意。
●ごみは購入店の案内に従う: 境内に残さず、持ち帰りを。
●参拝優先: 神事の進行や他の参拝者を遮らない。
筥崎宮では、本殿内の御祈願中撮影、ドローン、ライブ配信に準じる動画撮影、収益化を含む商用撮影を禁止しています。
記念撮影レベルなら事前連絡不要ですが、カメラマン同行などの撮影は社務所へ相談が必要です。
2026年放生会まとめ

2026年の筥崎宮放生会について、日程・名物・屋台・混雑回避のポイントを整理して解説しました。
今年は御神幸がない分、境内でゆっくりと放生会らしさを味わえる年です。
- 本殿で祭りの意味に心を寄せる参拝
- 葉付き新生姜・社日餅などの名物
- 500軒の屋台と昔ながらの縁日の雰囲気
これらを落ち着いて楽しめるのが、2026年の放生会の魅力です
今年も放生会を満喫しましょう。







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