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【盆棚(精霊棚)】の飾り方と必要なものお供えの仕方をわかりやすく解説

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更新日:2025/07/21

お盆が近づくと、亡きご先祖さまをお迎えする「盆棚(ぼんだな)」「精霊棚(しょうりょうだな)」の準備が始まります。

でも、初めてだと「何をどう飾ればいいの?」と戸惑う方も多いはず。

この記事では、盆棚の意味から飾り方、必要なものまで、初心者の方にもわかりやすくご紹介します。

お盆を迎える参考になれば幸いです。

お盆の準備は何をすれば良いの?

管理人
管理人

盆棚を飾りましょう。

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盆棚(精霊棚)とは?

盆棚(ぼんだな)とは、お盆の期間に故人やご先祖の霊を迎えて供養するために作る祭壇のことです。

お盆の時期にご先祖さまが家に帰ってこられる場所、休まれる場所として、お供え物や提灯、飾りを整えてお迎えします。

初盆の場合は、葬儀で使用した祭壇をそのまま保管しておき、盆棚として再活用する場合が一般的です。

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盆棚の準備時期

多くの地域では 8月13日(または7月13日)までに準備 を整えます。

12日までに組み立て、13日の夕方に迎え火を焚いて霊をお迎えするのが一般的です。

お盆飾りは8月1日から、少しずつ準備を進めてもOKです。

お盆の期間:8月13日~16日(地域によって東京などは7月、沖縄は変動あり)

盆棚に必要なもの一覧

種類目的・意味
精霊馬(しょうりょううま)キュウリで作る馬、ナスで作る牛。霊が乗って帰ってくる乗り物。
盆提灯(ぼんちょうちん)ご先祖の霊が迷わず帰ってこられるように灯す。
初盆の場合は、「白提灯」も。
位牌・遺影故人やご先祖の位牌・写真を飾る。
水の子・閼伽水(あかみず)供養のための水と野菜を刻んだもの。
ほおずき魂が宿るとされる植物。飾りにも使われる。
お供え物季節の果物や菓子、そうめん、昆布など。
菰(こも)やござ盆棚の台座や背景に使用することも。
真菰(まこも)の敷物精霊棚に自然の素材を使って清浄な空間を作る。

一般的に「初盆」もお盆も飾り方はほとんど変わりませんが、唯一「白提灯(しろちょうちん)」を飾る点が違います。

盆棚の基本的な飾り方

盆飾りの飾り方は地域の風習によりさまざまですが、一般的には、真菰(まこも)のゴザの上に台を設置し、中央に位牌を置いて、その周りを飾っていきます。

マコモは、イネ科マコモ属の水辺に群生する多年草です。
コモ(薦・菰)とも呼ばれ、古くから人々の生活の中で活用されてきた草のひとつ。

1.台を設置する

 座卓や仏壇の前に小机を置いて、真菰(まこも)を敷きます。

2.位牌・遺影を中央に置く

 最上段または中央にご先祖の位牌や遺影を配置します。

3.盆提灯を両脇に飾る

 左右に1対で飾るのが基本です。

 初盆の場合は、故人の魂が迷わないように、玄関や縁側の軒先に「白提灯」を飾ります。

初盆の白提灯は、亡くなって間もない故人を清浄無垢な気持ちで迎えるという意味で、白木に白紋天(しろもんてん)のものを選ぶのが一般的。
1回限りで、お盆が終わった後にお焚き上げすることが推奨されます。

4.お供え物を並べる

 故人の好きだった果物、菓子、季節の野菜などを並べましょう。

 スイカなどに代表される夏の野菜や果物をお供えします。

5.精霊馬を飾る

 キュウリ(馬)とナス(牛)に割り箸や爪楊枝で足をつけて、霊の乗り物として飾ります。

精霊馬は、ご先祖様が家に来る時に乗ります。
精霊牛は、ご先祖様が帰る時の乗り物です。

6.水の子(みずのこ)・閼伽水(あかみず)を置く

 きゅうりやなすを賽の目に細かく刻んで洗米とともに小鉢、あれば蓮の葉に乗せてお供えします。
 
 清らかな水をそえるのも忘れずに。

水の子は無縁仏(むえんほとけ)へのお供え物です。

閼伽水(あかみず)は、仏教において仏前や墓前に供える清浄な水のことを指します。
※「argha」というサンスクリット語を音写したもの。

7.ほおずきを添える

 彩りとしてだけでなく、霊の目印ともいわれています。

ホオズキは、そのふっくらした形と炎の様なオレンジ色から、お盆に帰ってくるご先祖様や精霊を導く道しるべに見立てられ、仏壇や盆棚、精霊棚に飾られます。

お供えの手順

お供えの手順は、「ごはんのお供え」→「花のお供え」→「線香のお供え」→「仏壇に手を合わせる」といった順番で行います。

①浄水(お水・お茶)、飲食(ご飯)を供える

供える際に大切なのは、新鮮な飲み物を茶器に注ぐことです。
故人が好きだったコーヒーやお酒を供えても良いですし、用意できない日は水道水でも構わないので、毎朝新しいものと入れ替えましょう。

ご飯は炊きたてのものを用意し、自分たちが食べる前に仏壇へ供えるのが基本的な作法。

②お花を供える、または水を交換する

花立(はなたて)を仏壇の両脇に一つずつ置き、お花の香りや彩りを仏様に楽しんでもらいます。

③ロウソクに火を灯す

④お線香をあげ、手を合わせる

⑤ロウソクの火を消す

仏様はお線香の香りを食べるため、仏壇に手を合わせる際に焚くと供養になると言われています。

みそはぎ「禊萩」

みそはき
みそはぎ

みそはぎは、ちょうどお盆時期の8月半ばごろに盛りを迎える花です。

精霊棚のごはんの横に、ミソハギはお供えされることが多く、「盆花」とも呼ばれます。

「餓鬼」とは、餓鬼道に落ちた亡者のことを言い、死後の世界で飢えと渇きに苦しむことになったとされています。

餓鬼は、喉が針のように細く、お腹がすいて食べ物を口にしようとすると燃えてなくなってしまうのだそうです。

みそはぎには、祖霊や餓鬼の喉の渇きを抑える作用があると言われています。

ワンポイント:地域の風習も大切に

盆棚3段

地域によっては、五供(ごくう)(香・花・灯明・浄水・飲食(おんじき))を重視したり、組み立て式の祭壇を使ったり、四隅に竹を立てるなど、風習が異なります。

ご近所や親族に確認しておくと安心です。

どうすれば良いのか分からない時は、菩提寺の住職さんにお尋ねしましょう。

お盆の迎え火・送り火

迎え火は、お盆の始まりにご先祖様の魂が迷わずに自宅へ帰ってくるための目印になるといわれています。

送り火は、ご先祖様の魂があの世へまっすぐ戻れるよう、お見送りのために焚きます。

迎え火…8月13日 (7月盆は7月13日)、薄暗くなってきたころ~日没前後
送り火…8月16日 (7月盆は7月16日)

外でおがらを焚く迎え火・送り火を行う場合は、自宅の玄関先、庭先が一般的です。

※地域によってはお墓で。

宗派によっては実施しませんし、マンション等では禁止されている場合もあるので事前に確認しましょう。

精霊流し

精霊船
精霊船

例えば、長崎のお盆と言えば「精霊流し」が有名です。

お盆の時、精霊は山の方からやって来て、川から海に帰ると古来から信じられていた為、精霊流しを行う。

主に長崎県や佐賀、熊本のごく一部で執り行われています。

私の田舎では、お盆前の8月7日に施餓鬼供養を行います。

盆棚まとめ

盆棚の基本的な飾り方を紹介しました。

盆棚は、ご先祖様の居場所であり、ご先祖を迎えるための「心のよりどころ」です。

形式にとらわれすぎず、感謝の気持ちを込めて丁寧に準備すれば、それだけで立派な供養になります。

「何から始めればいいか分からない」という方も、この記事を参考に、まずはできるところから準備を始めてみてはいかがでしょうか。

宗旨宗派、その地域によってしきたりは異なるので、迷った時は菩提寺の住職さんに相談するのが一番確実です。

良いお盆をお迎えください。

記事を書いた人 文貴(fumitaka)


・ブロガー:2021年ブログ開設

・フリーランス:2021年退職し、サイドFIRE
 


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