更新日:2024/07/06
今や必需品となったスマホ。
電車の中でちょっと見渡せば、9割ぐらいの人はスマホを見ている。
よくよく見るとスマホ操作には違いがあることに気付くはず。
あなたが中高年なら、おそらく左手にスマホを持って「右手の人差し指」で操作をしているのでは。
逆に右手にスマホを持って「右手親指」で操作しているなら20代の可能性が高い。
今回はそんな調査結果を解説します。
あなたがスマホを持つのは右手、左手?どの指を使う?
“スマホの持ち手”の国際比較調査概要
インテージグループR&Dセンターは、日本全国から15歳~69歳の3万を超えるサンプルを分析し、さらに日本を含む11カ国でそれぞれ15~59才の男女500人ずつを調べ、スマホの操作の仕方を比較した。
<調査設計>
・調査手法:dataSpring社(インテージグループ)のモニターに対するインターネット調査
・調査対象:15才~59才男女個人
・調査エリア:日本、中国、韓国、インド、インドネシア、フィリピン、タイ、ベトナム、シンガポール、イギリス、アメリカ
出典:インテージ 「知るギャラリー」2023年01月27日公開記事
利き手はどっち?
国にかかわらず右利きの人が大多数を占める。
左利きの比率は1割程度で一定。
この調査に限らず、他の様々なデータをみても、国・時代を問わず、
左利きの人は、1割前後と推定されます。
スマホの持ち手
年齢が上がるほど左手持ちが多くなるのは、11か国すべてに共通する傾向。
特に日本では40代からその傾向が顕著で、7割以上が左手持ち。
スマホを操作する指は?
各国において、スマホを操作する指は圧倒的に親指。
日本では「右手の人差し指」が3割を占めるが、他の国は「左手の親指」を使う人がほぼ半数。
持ち手と指の組み合わせ
海外で多いのは「右手持ち左手親指操作」(20.8%)、
次いで「左手持ち・左手親指操作」(15.5%)。
日本では、何と4人に1人が「左手持ち・右手人差し指操作」。
世界の主流である「右手持ち左手親指操作」の人はわずか4.9%と際だった特徴がある。
日本人の年代別スマホ操作の仕方
日本人のスマホ操作を年代別に見ると、
若年層は世界の主流である「右手持ち右手親指操作」が多くなっている。
スマホ操作考察、まとめ
海外で多い「右手持ち左手親指操作」は、言わば両手持ちで左手は添える感じの持ち方。
世界で多い持ち方2位「左手持ち・左手親指操作」、3位の「右手持ち・右手親指操作」のような、持ち手と同じ手の親指を使う場合は、完全に片手で操作しているケースと考えられる。
調査元の記事では、40代以上の日本人が「左手持ち・右手人差し指操作」をする理由は不明とされている。
私自身50代で、スマホを使うときは「左手持ち・右手人差し指操作」。
その理由はおそらく「公衆電話」が原因ではないかと推測する。
昔よくみかけたけど今は数が減少。
今や公衆電話を知らない人、使ったことのない人の方が多いかもしれない。
スマホが普及する前の電話(プッシュホン)は、左手に受話器を持って右手人差し指でダイヤルボタンを押す。
おそらくその流れでスマホは「左手持ち・右手人差し指操作」が多いのではないだろうか。
私はスマホも押す感覚で操作するが、若年層はおそらくタッチする感覚だろう。
ちなみに、ダイヤルを押す前の電話は、ダイヤルを回します。
あなたのスマホ操作はどれでしょう。
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