更新日:2022/12/03
ブラボー!
森保一監督率いる日本代表は、
現地時間12月1日のカタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第3節で
スペイン代表と対戦し、2-1の逆転勝利を収めた。
ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定によって認められた日本の決勝ゴールを巡り、
世界中で物議を醸した。
サッカーの競技規則によると、ボールがラインを越える「アウトオブプレー」は
フィールド外に完全にボールが出たことが認められなければならない。
ラインの上空にボールの一部でもかかっていれば、「インプレー」として認められる。
今回の判断は、VARの結果、インプレーと認められたことになる。
FIFAが証拠付きで公式見解発表
Japan’s second goal in their 2-1 win over Spain was checked by VAR to determine if the ball had gone out of play.
— FIFA.com (@FIFAcom) December 2, 2022
The video match officials used the goal line camera images to check if the ball was still partially on the line or not. pic.twitter.com/RhN8meei6Q
日本の2点目、ラインの上空にボールがあればOK
Why VAR did not rule out Japan’s winning #FIFAWorldCup goal against Spain #JPN #ESP #GER https://t.co/FT6Yy8pfi8
— Standard Sport (@standardsport) December 2, 2022
Olha como ficou a bola no gol do Japão validado pelo VAR! 😱😱 Um milímetro que fez a alegria de milhões de brasileiros 😂😂😂😂 #TNTSportsNoQatar pic.twitter.com/4dp5eaz1vS
— TNT Sports BR (@TNTSportsBR) December 1, 2022
ゴールラインを上から見ると、ボールはわずかにラインをかすめているのが確認できる。
文字通り「紙一重」
インプレーとアウトオブプレーの境界
この画像が一番わかりやすかった。最後の最後まで諦めず、足伸ばした #三笘。パスが来ると信じて走り込んだ #田中碧。アウトオブプレーだとセルフジャッジして足を止めてたスペインチーム。紙一重って日本の言葉を世界に知ってもらういい朝。#結局二度寝出来ず出勤 pic.twitter.com/Z3UdMjXysv
— laughmania 4/8、5/11、6/11参戦 (@owarai_baka) December 1, 2022
VARって何?
VARとは「ビデオ・アシスタント・レフェリー」の略称。
担当の審判が、別室で映像をチェックしながら主審を補助する制度。
「はっきりとした明白な間違い」をなくすためのシステムです。
賛否両論が起きたものの、現在はJリーグや欧州リーグでも導入されている。
2018年のロシアワールドカップでも使用されました。
カタール大会では、VARがさらに進化を遂げた。
公式球にはセンサーチップが埋め込まれ、正確にボールの位置を測定できる。
毎秒50回ボールを含めた位置情報を割り出すそう。
ボールがラインを割ったかどうかの判定が、1mm以下の精度でおこなえるようになった。
また選手がボールに触れた正確な瞬間も自動で割り出す。
スタジアムの屋根の下に12台の専用トラッキングカメラを設置。
各選手から29のデータポイントを収集、人工知能=AIも活用し、
オフサイドの判定も半自動で通知されるようになっている。
また、最終判定は当然ながら主審が下す。
この試合(日本-スペイン戦)は、南アフリカ出身のビクトル・ゴメス審判員(39)が主審。
試合前に充電されるボールたち
Take the hint, NFL https://t.co/9bsHoThW94
— newballpark (@newballpark) November 30, 2022
ボールの入れ替えも考えて、1試合最低20個以上はチップ内蔵球が用意されるそう。
ボール内部に慣性計測装置(IMU)センサーを搭載しており、
1秒間に500回、ボールデータをビデオオペレーションルームに送信し、
キックポイントを非常に正確に検出することができる。
チップはワイヤレスで充電されます。
歴史的偉業
・W杯史上、前半でリードを許しながら後半で逆転するパターンで2勝を挙げたのは
1938年大会のブラジル、1970年大会の西ドイツ以来、3チーム目
・W杯の同一大会において優勝経験国を2チーム倒した史上初のアジアのチーム
・アジア勢初のW杯2大会連続ベスト16入り
・アジア勢でW杯最多勝利数となる7勝目
VARの決定的瞬間 まとめ
時代はいつの間にか進歩したようです。
サッカーボールの中にチップが埋め込まれているなんて全然知りませんでした。
欧州ではすでにブンデスリーガなどでこの技術が導入されています。
もしこのセンサーチップが無ければ、ボールが出たと判断されていた可能性大。
まさに「VAR様ありがとう」、「VAR神」です。
人が判定を下す以上ミスは避けられませんが、
出来るだけ正確で公正なジャッジが増えて欲しいですね。
日本にとってW杯2大会連続での16強進出は、史上初。
次回日本は初の8強入りを懸け、12月6日午前0時、前回準優勝のクロアチアと激突。
頑張れ日本!
2022年12月6日(火)午前0:00キックオフ
E組1位:日本
F組2位:クロアチア
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