更新日:2024/07/22
2024年7月27日(土)・7月28日(日)に、筥崎宮にて「夏越まつり」、参道にて『第35回夏だ!祭りだ!フェスティバル!』が齋行されます。
筥崎宮では、毎年6月30日に大祓(おおはらえ)式を執り行い、7月末の土日(旧暦6月末)に夏越祭(茅の輪くぐり並びに千度祓い)が行われます。
また同時に参道一帯を広く開放し「夏だ!祭りだ!フェスティバル!」と題して福祉作業所の皆様や一般企業の方のご出店によるバラエティーマーケットや各種イベントなども開催されます。
茅の輪をくぐり、災いを祓い、季節とともに運気UPを。
筥崎宮の夏越まつりはいつ?
7月27日(土)、28日(日)。
茅の輪くぐりで夏を乗り切ろう!
筥崎宮夏越まつり概要
「夏越(なごし)まつり」は、私たちが日常生活において、知らず識らずのうちに犯した、罪・けがれ(気枯れ)を祓い清め、清々しい気持ちで、暑い夏を健康で乗り切れるようにとの祈りをこめた「暑気払祓い」のおまつりです。
夏越祭・千度祓い(茅輪くぐり)日時
2024年7月27日(土)18:00~
7月28日(日)17:30~
夏越祭 / 茅の輪くぐり
6月と12月に行われる大祓(おおはらえ)と呼ばれる除災行事で、6月の大祓を「夏越の大祓」といいます。
半年間にたまった殺生などの罪科を取り除き災厄を祓う行事です。
この時に茅草(かやくさ)で作られた「茅の輪」をくぐる事によって半年間の罪穢(つみけがれ)を祓い、身が清らかになるとされます。
この起源については「蘇民将来の神話」に基づくものと考えられ、「旅の途中で宿を乞うた武塔神(むとうのかみ=素戔嗚尊すさのおのみこと)をもてなした蘇民将来(そみんしょうらい)に対し世に疫病が流行ったならば、腰に茅の輪をつけていれば疫病から免れる事ができると教えた」との故事に由来しています。
茅の輪のくぐり方
くぐり方は「唱え詞」を唱えつつ、左回り・右回り・左回りと8の字を書くように三度くぐり抜けます。
まず、「唱え詞」を唱えながら左足で茅の輪をまたいでくぐり、左回りに茅の輪の左側を回ってから正面に戻って一礼します。
次に、唱え詞を唱えながら茅の輪を右足でまたいでくぐり、茅の輪の右側を回ってから正面に戻って一礼します。
最後にもう一度、唱え詞を唱えながら左足で茅の輪をまたいで左側へ回り、茅の輪の正面に立って一礼します。
最後は茅の輪をくぐり抜けて拝殿し、お参りを行います。
神社によっては、ひと回りごとの礼を省略し、八の字を書くように3度続けてくぐり抜けるところもあります。
この神事を通して、心身ともに清らかになり暑い夏を乗り越えてあとの半年を新たな気持ちで迎えます。
対の行事として、半年後の12月末に「年越しの大祓」を行います。
人形(ひとがた)納め
人の形にかたどった「形代(かたしろ)」に息を三度吹き掛け、罪・穢れを移し、納め箱に収めます。
人形が身代わりとなり、自分の災厄や穢れを引き受けてくれます。
第35回夏だ!祭りだ!フェスティバル!
開催日時
2024年7月27日(土)16:00~22:00
7月28日(日)12:00~21:00
境内では「茅の輪くぐり」や「千度祓」が行われ、参道では『夏だ!祭りだ!フェスティバル!』と題した福祉作業所の方や一般企業の方のご出店によるバラエティーマーケットやゲームコーナーなどが開催されます。
筥崎宮駐車場
博多水無月(はかたみなづき)
その昔、夏を越すことは一大事とされ、一年の半分の晦日とした6月30日を越えると無事に年を過ごすことになると言われていました。
今でも日本各地で水無月祓・夏越し祓が執り行われ、水無月(和菓子)を食べ、邪気を祓う習慣が続いています。
この伝承文化を元に創られたのが「博多水無月」。
製造上のルールはたった一つ「わらび粉と小豆を主原料として笹で巻く」というもので、福岡市和菓子組合を中心に創られた、”福岡・博多オリジナル”の季節の和菓子です。
食べてみたい人は、それぞれのお店へ。
夏越の祓まとめ
2024年7月27日(土)・7月28日(日)、筥崎宮にて開催される「夏越まつり」、『第35回夏だ!祭りだ!フェスティバル!』をご紹介しました。
今年の夏は特に暑いですね。
茅の輪くぐりで1年間の健康をお祈りしましょう。
ぜひ筥崎宮へお参りください。
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