更新日2024/02/07
時が経つのは早い物であっと言う間に2月になりました。
2月は確定申告の季節です。
あなたは、確定申告が必要ですか。確定申告していますか。
かつて、確定申告を行うためには、
税務署に直接出向いたり、郵送で必要書類を提出する必要がありました。
今はコロナ禍もあって、e-Tax(国税電子申告・納税システム)が推奨されています。
ご自身やご家族の健康を守るためにも、確定申告会場へのご来場をお考えの方は、
今一度、「自宅からのe-Tax」をご検討ください。
マイナンバーカードをお持ちの方は、ぜひ e-Tax を利用しましょう。
一度やって見れば、来年からさらに便利で楽になりますよ。
確定申告はどうすれば良いの?
方法を説明するね。
確定申告とは
納税は国民の義務です。
確定申告とは、1月1日から12月31日の1年間に発生した所得や経費から所得税を計算し、
税務署へ申告する手続きです。
具体的に言うと、定められた申告期限までに「確定申告書」を提出することです。
言い換えるなら、自分が払いすぎてしまった税金を取り戻すチャンスです。
確定申告いつからいつまで
令和3年(2021年)分の確定申告期間
提出期限:2022年2月16日(水)〜2022年3月15日(火)
納付期限:2022年3月15日(火)まで
申告方法「青色申告」か「白色申告」どっち?
確定申告には青色申告と白色申告の2種類があります。
青色申告で確定申告を行う場合は、
開業届と青色申告承認申請書を税務署に提出する必要があります。
開業届を出していなければ白色申告となります。
青色申告ができる所得は事業所得、不動産所得、山林所得に限定されているからです。
特に事業所得として認められるには、これから利益を生み出し反復・継続していく意思が
必要とされているため、単発のアルバイト等ではそもそも青色申告出来ません。
ブログ等で毎月継続的な収入がある人は開業届を出して、青色申告した方がお得です。
確定申告書AとBの違い
確定申告書にはAとBの2種類があります。基本的に、誰でも確定申告書Bを使えば申告できます。
給与所得者(サラリーマン、パート、アルバイト等)でAかBどっちを使えば良いの?と思う人は
「確定申告書A」の方が分かりやすいです。
確定申告が必要な人
農業、不動産、個人事業主やフリーランスの人
1年間の売上から「必要経費」と「各種控除」を差し引いた金額がプラスであれば、
確定申告が必要です。
一定額の公的年金を受け取っている人
公的年金など等の収入金額が400万円を超える場合や、
雑所得以外の所得(公的年金を含む)が20万円を超える場合は、
税務署に確定申告をしなければなりません。
給与所得が2,000万円を超える場合
給与所得が2,000万円を超える場合、年末調整の対象にはなりません。
そのため、自分で確定申告をする必要があります。
本業のほかに20万円を超える収入がある場合
副業で年間20万円を超える所得がある場合は、確定申告が必要となります。
確定申告が不要な人
所得が48万円以下の場合
基礎控除額は48万円です。
所得(事業などで得た収入から経費を差し引いた金額)が48万円を超えなければ、
所得はゼロとなり、確定申告の必要はありません。
年末調整を受けている場合
会社員や公務員などのいわゆる給与所得者は、
年末調整で所得税の過不足金の精算が終わっているので、別途確定申告をする必要はありません。
※還付申告の具体例については、国税庁還付申告のページを参照して下さい。
確定申告に必要な書類、準備するもの
- マイナンバーカード(マイナンバーがわかるもの)
- 還付金を受け取る口座番号が記載された通帳(銀行口座がわかるもの)
- 源泉徴収票、年間取引計算書等(所得がわかるもの)
- 控除証明書
・社会保険料や生命保険料の支払額証明書
・医療費控除を受けるなら医療費の明細書
・寄附金控除を受けるなら寄附金受領証明書 など
確定申告書の提出方法
確定申告書の提出方法には、
「税務署での提出」、「郵送での提出」、「e-Taxでの提出」の3種類があります。
税務署での提出
税務署の開庁時間は、月曜日から金曜日(祝日等を除く)の8:30〜17:00です
納税地を管轄する税務署(所轄税務署)に提出しましょう。
納税地は一般に自宅の住所地になります。
【提出先の税務署を調べるには】国税庁 税務署の所在地などを知りたい方
郵送での提出
郵送で確定申告書を提出する場合、
提出期限である3月15日の消印があれば期限内に提出されたものとみなされます。
確定申告書を印刷して郵送する際には、「控え」を同時にプリントすることができます。
「控え」を原本とともに同封し、切手を貼った返信用の封筒を同封することで、
税務署から「収受日付印」が押された控えが送られてきます。
e-Taxでの提出
e-Tax のメリット
おすすめは、ネット経由で提出する「e‐Tax」です。
24時間いつでも提出可能で、印刷・郵送や税務署への持参に比べて、
手間もコストもかかりません。
確定申告「e-Tax」添付書類
社会保険料控除証明書や生命保険料控除証明書など、
所得税の確定申告について第三者が作成した書類については、添付の省略が認められています。
還付金も、紙で提出するより早く受け取ることができます。
自宅から e-Tax
確定申告書作成コーナーで確定申告する
一番簡単でおすすめの方法は、「国税庁 確定申告書等作成コーナー」を使って
確定申告する方法です。
ウェブサイトにアクセスしてトップ画面の「作成開始」を選択します。
記入方法
その後は画面の表示に従って、金額など必要な項目を入力します。
作成したデータは「入力データを一時保存する」ボタンをクリックして保存することで、
途中から作成を再開することが可能です。
申告書提出
提出方法は「e-Taxによる提出」と「印刷して提出」を選択できます。
e-Taxで電子上で送信してもよし、作成した申告書を印刷して郵送してもいいです。
2022年(令和4年)確定申告の変更点
〇スマートフォンがあれば外付けのICカードリーダーライターは不要に
○確定申告書や決算書などの押印義務がなくなる
○ふるさと納税の確定申告手続きの簡素化
「ふるさと納税」サイトが発行する「寄附金控除に関する証明書(XMLファイル)」
を読み込めば、自治体ごとの入力が不要となります。
Q.確定申告の相談は?
確定申告で不明な点があった場合は、税務署へ相談してみましょう。
事前に電話予約すれば無料で全部教えてくれます。
国税庁ホームページの 確定申告特集や タックスアンサーには詳しい解説があります。
確定申告まとめ
2022年の確定申告について、具体的な作成方法・提出方法などを解説しました。
定められた期限内に確定申告をしないと、
延滞税や無申告加算税の罰則が発生するかも知れません。
もともと確定申告が必要ない人も、確定申告によって還付金が受け取れるケースもあります。
還付申告の具体例については、国税庁還付申告のページを参照して下さい。
確定申告に不安がある人は、確定申告ソフトを活用したり、
国税庁・税務署の相談コーナーを利用しましょう。
※令和4年2月20日(日)及び2月27日(日)に確定申告の相談等を行う税務署
確定申告の時期になると電話も繫がりにくくなります。
早めに確定申告の準備しましょう。
※記事の内容には細心の注意を払っていますが、変更されたり解釈が間違っている可能性もあります。ご不明な点は税務署、税理士へご相談下さい。
コメント