
更新日:2025/09/24
あなたは「ゆうちょ銀行」を利用していますか?
ゆうちょ銀行の預け入れ限度額は、通常貯金1,300万円、定期性貯金1300万円です。
でも、上限額を超えたらどうなるのでしょうか?
仮にゆうちょ銀行がつぶれたら、全額保障されるの?
今回の記事では、預け入れ限度額と預金保険制度の違いを正しく理解し、誤認を防ぐための対応策を紹介します。
ゆうちょ銀行を利用している人は、一度ご確認ください。
✅この記事でわかること
- ゆうちょ銀行の預け入れ限度額の仕組み
- 限度額を超えた場合の扱いと通帳の「振替」表示
- 預金保険制度による保障の範囲と誤認の防止
- 安全に資産を管理するための対策
🔍ゆうちょ銀行の預け入れ限度額とは?
ゆうちょ銀行では、1人あたり以下の限度額が設定されています:
預金種別 | 限度額 |
---|---|
通常貯金 | 1300万円まで |
定期性貯金 | 1300万円まで |
合計 | 最大2600万円まで |
この制度は、ゆうちょ銀行独自のものであり、民業圧迫を避ける目的で設けられています。
⚠限度額を超えたらどうなる?
限度額を超えて入金された場合、超過分は「振替貯金(無利子)」として扱われます。
- 振替口座の開設有無に関係なく、内部処理で振替貯金に移される
- 通帳には「振替(○○○○)」と必ず印字される(例:振替(700,000))
- 振替貯金は金利がつかないが、決済性預金として全額保障される
この処理は「オートスウィング基準額」に基づいて行われ、基準額は1300万円以内で変更可能です。
🛡預金保険制度(ペイオフ)による保障の範囲
ゆうちょ銀行も他の金融機関と同様、預金保険制度の対象です。
保障の範囲は以下の通りです:
預金種別 | 保障の範囲 | 備考 |
---|---|---|
一般預金(通常・定期性) | 合算して元本1000万円+利息 | 1金融機関あたり1人分 |
決済性預金(振替貯金など) | 全額保障 | 無利息・決済機能あり |
預け入れ限度額が1300万円でも、預金保険制度で保障されるのは1000万円+利息までです。
❌よくある誤解とその理由
誤解 | 原因 | 正しい理解 |
---|---|---|
1300万円まで保障される | 限度額と保障額の混同 | 保障は1000万円+利息まで |
「振替口座」未開設でも 「振替」と表示される | 内部処理による振替貯金への移行 | 振替口座の開設有無に関係なく印字される |
ゆうちょは国の銀行だから 全部守られる | 郵政公社時代の印象 | 現在は民間と同じ預金保険制度が適用 |
🔗参考リンク
○限度額を超えた場合の通帳表示については、
ゆうちょ銀行公式FAQ:限度額超過時の振替表示
○預金保険制度の保障範囲については、
預金保険機構の公式ページをご確認ください。
ゆうちょ銀行まとめ

ゆうちょ銀行では、通常貯金・定期性貯金それぞれ1300万円まで、合計最大2600万円まで預け入れ可能です。
ただし、預金保険制度では、一般預金(通常・定期性)を合算して元本1000万円+利息までしか保障されません。
限度額を超えた分は振替貯金(決済性預金)として扱われ、金利はつきませんが全額保障されます。
つまり、ゆうちょ銀行に1300万円を預けた場合、ゆうちょ銀行破綻の際に預金が保護される対象は1000万円と利息までとなり、300万円部分は保護されません。
1000万円を超えるようなら、他銀行(SBI新生銀行や楽天銀行等)への分散、個人向け国債等を活用しましょう。
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