更新日:2025/02/05
あなたは「パスポート」お持ちですか。
令和7年(2025年)3月24日から、全ての都道府県においてオンラインでのパスポート(旅券)の新規申請が可能になります。
今回は、偽造・変造対策が強化される新しいパスポート(2025年旅券)についてご紹介します。
オンライン申請によって便利にはなりますが、申請から発行まで時間がかかるようになります。
余裕をもったスケジュールで旅行を計画しましょう。
全国でオンラインでの新規申請がスタート
令和7年(2025年)3月24日からは、パスポートを更新するときだけでなく、初めて申請するときにも、全ての都道府県でマイナポータルからオンライン申請が可能になります。
オンライン申請なら、窓口へ出向くのはパスポート受取り時の1回のみで便利になります
オンライン申請を行ったかたは、クレジットカードによる手数料の納付が可能です。
パスポートの手数料改定
パスポートの種別 | 現行 | 令和7年3月24日申請受理分から |
---|---|---|
10年用(18歳以上) | 16,000円 | 電子申請 15,900円 窓口申請 16,300円 |
5年用(12歳以上) | 11,000円 | 電子申請 10,900円 窓口申請 11,300円 |
5年用(12歳未満) | 6,000円 | 電子申請 5,900円 窓口申請 6,300円 |
残存有効期間同一 | 6,000円 | 電子申請 5,900円 窓口申請 6,300円 |
令和7年(2025年)3月24日以降、オンライン申請と窓口申請で手数料が異なります。
オンライン申請では、100円値下げ、窓口申請では、300円の値上げ。
パスポートの発行に時間がかかる
これまで都道府県旅券事務所や一部の在外公館でパスポートを作成していましたが、令和7年(2025年)3月24日の申請からは、国立印刷局において上記の偽造・変造対策を施したパスポートを集中的に作成することになります。
そのため、申請から交付まで国内では2週間程度、国外(大使館・総領事館)で2週間から1か月程度かかりますので余裕をもって申請しましょう。
福岡県の場合
国立印刷局から配送するため、申請から交付まで現行より長く、2~3週間かかるようになります。
令和7年3月24日(月)申請受理分から、交付までにかかる日数は以下のとおり
・福岡県パスポートセンター 9営業日(現行は6営業日)
・北九州パスポートセンター 9営業日(現行は6営業日)
・久留米パスポートセンター 12営業日(現行は8営業日)
・飯塚パスポートセンター 12営業日(現行は8営業日)
・豊前市、上毛町、吉富町、築上町 14営業日(現行は10営業日)
パスポートのオンライン申請方法
オンライン申請は、国内ではマイナンバーカードを使ってマイナポータルから行います。
なお、これまでどおり、窓口で紙の申請書により申請することも可能です。
準備するもの
1 マイナンバーカード
2 マイナポータルアプリ対応のスマートフォン
3 有効期間内のパスポート(切替申請の場合)
オンライン申請の流れ
Step 1 マイナポータルアプリでログインする
Step 2 画面の案内に従って、事前準備を行う
Step 3 実際に申請する
Step 4 窓口で受取
2025年パスポートランキング
Henley & Partnersの「ヘンリー・パスポート・インデックス」によると、2025年のパスポートランキングトップ3は以下の通りです:
1位:シンガポール(195カ国)
2位:日本(193カ国)
3位:フィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、韓国、スペイン(192カ国)
日本のパスポート保有者は、193カ国にビザなしで入国でき、195カ国のシンガポールに次いで第2位となっています。
2025年旅券まとめ
2025年3月24日より改訂されるパスポートについてポイントを紹介しました。
渡航を計画している方は、早めにパスポートを申請しましょう。
既にパスポートをお持ちの方は、有効期間までは使用可能なので作り直す必要はありません。
渡航先への入国に必要なパスポートの残存有効期間があるかどうかを確認しましょう。
日本はどこの国へでも自由に渡航可能な世界でも恵まれた国です。
海外での事故や入院等の「もしも」の場合、家族が急遽現地に駆けつける必要があるかも知れません。
万が一に備えて、家族も一緒にパスポートを申請しましょう。
良い旅行を。
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