
更新日:2025/11/04
子どもから「なんで勉強しなきゃいけないの?」と聞かれたとき、答えに詰まってしまうことはありませんか?
そんなときに使える、ある保護者の「コップの水」の例えがとても秀逸です。
元ネタははっきりせず、複数の類似した話や表現がインターネット上で組み合わさって広まった、創作または脚色されたものと考えられます。
子どもだけでなく、大人にとっても考えさせられる話なのでご紹介します。
何かの参考になれば幸いです。

なんで勉強しなきゃいけないの?

自分らしく生きるため。
「コップの水」で世界の見え方を伝える

何で勉強なんかしなきゃいけないの?という質問に母が机にコップを置いて、こう答えた。
「算数」を学べば、この中に「180mlの水がある」と数字で見えるようになる
「理科」を学べが、この水が「H(水素)とO(酸素)からできている」と知ることができる
「社会」を学べば、この水が「どこから来たのか」、世界には「きれいな水を飲めない人がいる」と知ることができる
「美術」を学べば、水の「反射や透明感」を美しく描けるようになる
「音楽」を学べば、水の量で「音が変わる」ことに気づける
「技術」を学べば、コップの素材や「なぜ漏れないか」を理解し、人の創造力のすごさを知る
「保健体育」を学べば、水が「体にとってどれだけ大切か」を学ぶ
「道徳」を学べば、この水を「誰かと分け合うことの大切さ」を学ぶ
「国語」を学べば、今話した“全部の意味”を「正しく理解できる」ようになる
「英語」を学べば、この話を「世界中の人と分かち合える」ようになる
「哲学」を学べば、この話に「何の意味があるのか」を考えられるようになる
そして最後に、こう締めくくります。
「でも何も学ばなかったら、このコップの中にあるのは“ただの水”で終わる。
だから勉強するの。
この世界をただ見ているだけの人生で終わらせないために」
勉強は「世界の見え方を変える力」
この例えは、勉強が単なる知識の習得ではなく、「世界の見え方を豊かにする力」だということを教えてくれます。
子どもにとっても大人にとっても、勉強の意味を再発見できるきっかけになるはずです。
映画「マルサの女」版”コップの水”
この映画では、国税局査察部の「どうやったら、あんたみたいに金がつくれるのか?」という問いに対して調査対象者はこんな話をします。
「あんた、今、ポタポタ落ちてくる水の下にコップ置いて、水を貯めてるとするわね。
あんた、喉が渇いたからってまだ半分しかたまってないのに飲んじゃうだろ?
これ最低だね。
なみなみいっぱいになるのを待って、それでも飲んじゃダメだよ。
いっぱいになって、溢れて、たれてくるやつ……。
これを舐めて我慢するの。
そうすりゃコップいっぱいの水は……」
この”コップの水”の話は有名なので、ご存知の方もいるかもしれません。
コップの水を元本とし、溢れた水だけ飲み干せばコップの水はずっと減らない。
例えば1億円を株式に投資するとしましょう。
これが”コップの水”です。
仮に配当が年4%だとすると、毎年もらえる配当金400万円が”コップから溢れてたれてくる水”。
たれてくる水だけで生活すれば、コップの水は減らない。
つまり一定の「元本」を確保すれば、一生働かなくても暮らしていける。
これがFIREの考え方です。
※FIREに興味ある方はこちらの記事をぜひ。
コップの水まとめ
「コップの水」をご紹介しました。
コップの水を飲むも良し、眺めるのも良しでしょう。
勉強は「将来のため」だけじゃない。
今この瞬間の「気づき」や「感動」を増やす力。
やるかやらないかは本人次第。
一生勉強してより良い人生を目指しましょう!
■ブロガー:2021年9月ブログ開設
■投資家:日本株投資歴40年
NISA、iDeCo併用にてインデックス積立中
■フリーランス:2021年早期退職し、サイドFIRE







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