春は引越のシーズンですね。
入学、卒業、就職、転勤等で引越される方も多いと思います。
経験のある人は分かると思いますが、一言で言うと大変です。
やるべき事、決めなければならないこと、手続きが沢山あるからです。
引越が初めての場合はどこから手を付けて良いのか分かりません。
そこで引越回数16回の経験をもつ筆者が、やるべき事、確認した方が良いポイントを
時系列でまとめてみました。
この流れで動けば引越もスムーズに進むし、自分が何をすれば良いのか分かります。
ポイントは早めの準備とできることからどんどん終わらせることです。
段取りが悪いと、引越前日に泣きますよ(笑)
参考にしてみて下さい。
引越は何から始めたら良いの?
事前の準備と段取りが大事だよ。
引越が決まったら
まずやるべき事は、新居、引越日を決めることです。
これが決まらないとその他もろもろの予定が立ちません。
□新居を決める
会社、大学の寮に入ったり、予め官舎等住む場所か決まっていない場合は、
住む家を決めなければなりません。
まず家探しが大変です。
家賃、間取りや広さ、ロケーション等何を優先させるのかはっきりさせましょう。
情報が全てです。大手サイトはもちろん、幅広く情報を集めましょう。
ネットで候補をいくつか絞り、現地の不動産屋さんで物件を見せてもらってから決めましょう。
ネット情報だけで決めるのはリスクが大きいです。
よほど遠方でない限り、引越前に必ず現地、物件を確認しましょう。
物件が良くても周りの環境が気になる場合もあるからです。
例えば飛行機、車、電車の騒音は現地に行って見ないとわかりません。
何度も足を運ぶのは大変なので、朝一番で不動産屋さんを訪れるように日程を組みましょう。
遠方だったら、前泊した方が良いかも知れません。
3軒ぐらい見て回って当日決めるつもりで出かけましょう。
メジャー持参で、使っている家具や冷蔵庫が入るかもチェックしましょう。
免許証等の本人確認書類、印鑑も持参し、当日入居申し込みまで済ませましょう。
申し込みしたからと言ってすぐに入居が決まるわけではありません。
管理会社、大家さんの審査があります。
断られた場合も考慮し、早めに動きましょう。
□引越し業者へ見積もりを依頼する
新居が決まったらできるだけ早く引越業者へ見積もりを依頼しましょう。
引越予定日の候補をいくつか(第三候補ぐらいまで)決めます。
できたら平日が良いです。なぜなら引越料金が一番安いからです。
どうしても引越は土日祝日を選ぶ人が多いので休日、週末は高くなります。
新年度が4月スタートのため、引越料金は3月下旬がピークになります。
最近は引越業者も人手不足なので、最悪希望日に引越できないことも予想されます。
できたら最低3社ぐらい見積もりをとります。これでだいたいの相場がわかります。
各引越し業者へ連絡または引越し一括見積もりサービスを利用しましょう。
□引越業者を決める
見積もりを基に最終的な料金交渉をします。
見積もりはあくまでたたき台です。
引越日をずらしたりすると、最初の見積もりより4割、5割引にもなります。
粘り強く交渉しましょう。
引越の料金にはどこまで含まれるのか確認を忘れずに。
当日何時にトラックが来て、作業員が何人で、何時ぐらいに積み終わるのか確認しましょう。
引越業者、料金によっては引越日近くにならないと時間が確定しない場合があります。
遅くとも2日前までには引越業者と最終確認をしましょう。
エアコン取り付け、取り外し
エアコンの取り外し、取り付けがどうなっているかチェックを。
引越業者に頼む場合、別途電気店へ依頼する場合もあります。
「エアコン取り外し王」は、北海道、沖縄県を除く、全国45都府県において、
不要になったエアコンをビックリ格安価格にて取外し、
処分まで行っています。
リサイクル費用や運搬費用も掛かりませんので、
一般的な電気屋さんに依頼されるよりも遥かにお安く、
お手軽に利用できますよ。
「エアコン取り外し王」お申込み料金の支払い
料金がカードで払えるのか当日現金なのかも確認しましょう。
段ボールはいつもらえる?
割れ物を包むプチプチ(気泡緩衝材)、新聞紙、ガムテープや油性ペンなど、
梱包に使う資材をそろえておきましょう。
必要な段ボールを準備し(引越し業者から規定数までは無料でもらえます)、
使わないものから箱詰めを開始します。
衣類は専用のハンガーケースを準備してもらえると、
ハンガーに引っかけるだけで済みとても楽です。
ぜひ確認してみて下さいね。
本を処分する
割とスペースをとって重いのが本です。
段ボールに詰めるときは小さい箱にしましょう。
量が多いときは、引越の機会に思い切って処分しましょう。
ブックサプライ◎チャリティプログラム 買取金額相当をNPO法人等へ寄付する活動を行なっております。
□新居家財配置図の準備
大まかでかまいませんので
新居の間取図、部屋名、および大きな家具・家電(冷蔵庫等)の設置場所を書いておきます。
段ボールをどこの部屋に運ぶか、
目印もしくは段ボールに直接部屋の名前を記入しておきましょう。
引越当日に作業責任者に渡して指示を出します。
□賃貸契約の解約
引越日が決まったら、賃貸住宅に住んでいる人は、賃貸契約を解約する手続きが必要です。
多くの賃貸契約は、1ヵ月前に申し出ることになっていますが、
中には3ヶ月前までに申し出る必要がある場合もあります。
大家さんもしくは管理会社に電話し、必要な手続きを教えてもらいましょう。
□インターネットの移設手続き
なるべく早く新居でインターネットを利用できるよう手配します。
転居先で使える光回線等ネット状況を確認し、工事が必要な場合は、予め申し込んでおきましょう。
工事日はできれば引越当日を指定しておくと良いでしょう。
間に合いそうにないときは、Wi-Fiルーターレンタルもあります。
Wi-Fiルーター□電話の移設手続き
固定電話がある人は、固定電話から116へ電話、またはインターネットで手続きします。
□粗大ゴミの処分
粗大ゴミをどうするかあらかじめ考えておきましょう。
引越業者に処分を依頼する場合、自分達で直接自治体の指定場所に持ち込む場合、
粗大ゴミだけ収集を依頼するケースがあります。
□新聞・牛乳・食材宅配サービス等の住所変更もしくは中止連絡
新聞等定期購読しているものがあればいつまで配達してもらうのかを連絡します。
必要な手続き
役所・役場で行う手続き
転出届の提出
窓口もしくは郵送で受け付けている場合もあります。
届け出が出来るのは本人または世帯主です。
運転免許証などの本人確認書類が必要です。
本人が届け出る場合(自署があれば)押印不要です。
国民健康保険被保険者証、介護保険被保険者証、子ども医療証など
上記書類を持っている場合は手続きが必要です。
印鑑登録の廃止
通常は転出届の提出と同時に印鑑登録が廃止されます。
小・中学校を転校する場合
引越しが決まったら、すぐに担任の先生に連絡しましょう。
転校日の5日前までに、現在の学校に「転校届」を提出してください。
その後、役所にて転出の手続きを行ってください。
在学中の学校から「在学証明書」「教科用図書給与証明書」を受けとり
「転入学通知書」と一緒に転校する学校へ提出します。
ライフライン 電気、ガス、水道の使用停止
電気、ガス、水道は、電話やインターネットを使って、各会社に使用停止の申込みをします。
郵便物
郵便局の窓口に「転居届け」を提出することで、
1年間、旧居に届いた郵便物等を新居に転送してくれます。
インターネットでも申し込みができます。
転居はがきの作成
お世話になった友人・知人、仕事上の関係者等に引越しのお知らせをしましょう。
引越前日
貴重品
この頃は部屋中段ボールで埋まります。
現金、クレジットカード、家の鍵、財布、預金通帳等貴重品は持ち歩くバックに保管しましょう。
遠方の場合は、航空券、JRチケット等も忘れずに。
新居の鍵も確認しましょう。
冷蔵庫、オーディオ、TV関係
冷蔵庫のコンセントを抜き、製氷皿等水抜きします。
TV等配線を外しまとめる。
新居ですぐに使うものを別にまとめておきます。
引越当日
旧居の明け渡し
賃貸住宅の場合、引越し作業が終わったら、不動産会社や大家さんによる室内状況の確認をして、
鍵の返却をします。引越し日と退去日が異なる場合は、退去日に行います。
忘れ物チェック
最終チェックを行い、電気のブレーカーを落とします。
新居で行うこと
電気・水道の使用開始
電気はブレーカーをあげれば使えるようになるはずです。
後日「電気使用申込書」に必要事項を記入し投函します。
水道は蛇口をひねれば出るはずです。
でない場合は元栓があるのでチェックしましょう。
水道使用開始申込書をポストへ投函するか、
各ウェブサイトから使用開始の手続きをします。
引越し業者への指示
新居では引越業者へ家具や段ボールをどこに置くか指示します。
引越業者スタッフへの差し入れ
差し入れや心づけ(チップ)は、基本不要です。
ただジュース等準備しておくと喜ばれます。
搬入した荷物の確認、引越し料金の精算
全ての搬入が終わったらダンボールの数を確認し、なくなっているものがないか、
机や家具などの破損をチェックします。
問題無ければ料金の精算をします。
当日現金を払うことが多いですが、事前に確認しておきましょう。
照明器具、カーテンの取り付け
荷物が運び終わったら、照明器具、カーテンの取り付けを忘れずに。
夜になると当然ですが、明かりが必要です。
カーテンがないと外から丸見えで落ち着きませんから^^;
寝るスペースを確保してゆっくり休みましょう。
新生活のスタートです。お疲れさまでした。
ガスの開栓の立会い
開栓の作業をしてもらうには、引越し前からの予約が必要です。
引越後の手続き
新生活に慣れたら、市役所・役場の位置を確認しましょう。
転入
新居へ移ってから14日以内に、転出証明書・印鑑を持参のうえ手続きします。
国民健康保険、国民年金、老齢年金、乳児医療、老人医療、児童手当、印鑑登録等の手続きも
できれば同日に行うと良いです。
3月下旬から4月初めは特に転入者が多くて、混みます。
週明けや、午前11時~午後2時は窓口が特に混雑します。
福岡市等人口の多いところは半日ぐらいのつもりで出かけないとビックリしますよ。
転校の手続き
転入届を済ませた後、教育委員会で転入学通知書を受け取ります。
その後、学校へ在学証明書・教科用図書給与証明書・転入学通知書を提出。
住所変更手続き
マイナンバーカード、運転免許証、公共料金の引き落とし、クレジットカード、
銀行、証券会社等諸々の住所変更手続きを行います。
まとめ
以上ポイントだけですが引越に必要な手続きを解説しました。
引越は時間、エネルギーを必要とします。
どこかで妥協して決めていかないと前へ進みません。
単身の場合は大きな問題は少ないと思いますが、
家族の場合は夫、妻、子供とよく話し合って決めましょう。
特に新居をどこにするか、引越日はいつにするかはよく検討しましょう。
新しい土地で新しい生活がスムーズに始まるようお祈りいたします。
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