【指名NGリスト】ジャニーズ会見が茶番である3つの理由

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ジャニーズ事務所の入るビル
ジャニーズ事務所の入るビル イメージ

更新日:2023/10/10

故・ジャニー喜多川氏(享年87)の性加害問題で揺れているジャニーズ事務所

2023年10月2日に2度目の記者会見を開いたが、新たな問題が発覚。

NHKが10月4日午後7時のニュースで、

記者会見で複数の記者やフリージャーナリストを指名しないようにする

NGリスト」があったことを報道。

報道を受けて、ジャニーズ事務所は5日に公式サイトで声明を発表。

2023.10.5弊社記者会見に関する一部報道について

10 月 2 日に開催した弊社の記者会見に関して、一部報道機関により、指名する記者と指名をしない記者を決めていた旨等の報道がなされています。

弊社は、会見前々日に本件について会見を委託したコンサルティング会社と打ち合わせをいたしました。
その時にコンサルティング会社がメディアのリストを持ってこられて、そこにNGと言う文字があったので、井ノ原が、「これどういう意味ですか?絶対当てないとダメですよ」と言いました。その時に会見を委託したコンサルティング会社の方は、では当てるようにします。と答えました。

そのやりとりをその場にいた役員全員が聞いております。
ですから今回流出したと言われている資料は、弊社の関係者は誰も作成に関与しておりませんし、指名をしない記者を決める等も全く行なっておりません。

会見を委託したコンサルティング会社に、このことをきちんと伝え、謝罪してほしいとお願いしましたが、外資なので本国の許可が必要で調整に時間がかかると言われてしまいました。
弊社は誰か特定の人を当てないで欲しいなどと言うような失礼なお願いは、決してしておりません。

関係役員全員にも、もう一度確認し、誰もそのようなお願いなどしていないことも再確認いたしました。

弊社としては、今後は、メディアの皆様との健全な関係を築き、対話を継続してまいりたいと考えていたところです。

今回は、会見を委託したコンサルティング会社がしたことであっても、それは弊社が雇った責任があると言われれば、その通りであり、大変悩みましたが、現時点でわかっていることだけをご報告させて頂きます。

今後も弊社は、故ジャニー喜多川による性加害問題に関する弊社の再発防止策、および、被害に遭われた方々への補償、さらには、弊社の社名変更と新会社設立に関する取り組みに関し、適宜・適切にすべての関係の皆様に説明責任を果たしていく所存です。
何卒、事情をご賢察の上、引き続き、ご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

2023年10月5日
ジャニーズ事務所

株式会社ジャニーズ事務所(英文商号:Johnny&Associates,Inc.)

ただしジャニーズ事務所は10月4日夜の時点では

「絶対当てないとダメですよ」と井ノ原氏が発言した際、

FTI側が「では前半ではなく後半で当てるようにします」と答えた、と説明。

ジャニーズ事務所が10月5日になって文言をあえて変更した理由は何か。

会見は2時間と制限したので当然全員に当たらない。

当てたくない人を後半にもっていけば、時間切れになる。

つまりジャニーズ事務所は事前に「NGリスト」を容認していたことが読み取れる。

※この点についてジャニーズ事務所からの回答はありません。

同日には会見を運営した米国に本社がある「FTIコンサルティング」も

「NGリスト」の作成を認める謝罪をし、ジャニーズ事務所の関与を否定。

《限られた会場使用時間の中で会見の円滑な運営準備のために弊社が作成し、

運営スタッフ間で共有したもの》と釈明している。

●「FTIコンサルティング」コメント全文

「一部報道について」

弊社が運営を受託いたしましたジャニーズ事務所様による10月2日の記者会見に関し、会見準備資料が一部報道機関に報道されております。
この資料は限られた会場使用時間の中で会見の円滑な運営準備のために弊社が作成し、運営スタッフ間で共有したもので、ジャニーズ事務所様は作成や運営スタッフへの共有を含め一切関与しておりません。

なお、実際の会見の進行においては、こうした資料に関わらず、登壇者、司会者の判断のもと、幅広い媒体の記者の皆さまにご質問頂くこととし、貴重なご意見を頂戴したところです。

会見に参加された記者の皆様、会見をご覧になられた視聴者の皆様、ジャニーズ事務所様、司会者をはじめ関係者の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを心より深くお詫び申し上げます。
大変申し訳ございませんでした。
皆様からの信頼の回復に向けて社員一丸となり取り組んで参ります。

ジャニーズ事務所は9/7、10/2の記者会見の仕切りを
「FTIコンサルティング」(東京・新宿区)に委託。

FTIは米国に本社があり、NGリストは普通のモノなのでスタッフは平然と会見場に持ち込んだらしい。

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茶番である理由その1

説明責任を果たす人がいない

ジャニーズ事務所の最高責任者である「藤島ジュリー景子(57歳)」氏、

そして「性加害問題」の”生き証人”と言われ、同事務所でマスコミ対策を一手に担ってきた

ジャニーズ事務所前副社長の「白波瀬傑(しらはせ すぐる)」氏が会見に出席せず。

誰も説明責任を果たしていない。

つまり不都合な真実を隠蔽することが前提となっている記者会見。

これを茶番と言わずして何と言おうか。

※東山新社長も「白波瀬元副社長にも説明義務はある」と認めているし、

現ジャニーズ事務所嘱託社員として勤務しているので

会見に出席させるべきでしょう。

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茶番である理由その2

指名NGリストがあった

特定の記者らを指名しないようにする「指名NGリスト」があった。

リストに記載されていたのは、6人の記者やフリージャーナリストの名前、顔写真。

NGリストの6人の名前が確認されました。

・東京新聞記者の望月衣塑子氏

・世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題の追及で知られるジャーナリスト鈴木エイト氏

・「ArcTimes」の編集長でもある尾形聡彦氏

・元博報堂社員で著述家の本間龍氏

・元朝日新聞記者でジャーナリストの佐藤章氏

・ジャーナリストの松谷創一郎(まつたにそういちろう)氏

指名候補記者リストもあった

逆に「指名候補記者リスト」として8社の名前があったようです。

私はむしろこちらの名前が知りたいですね。

今でもジャニーズ事務所に忖度している、もしくは安全パイと思われているメディアの名前。

判明したのは、

・「読売新聞東京本社」T記者

・「日本経済新聞社」S記者

・「日経ビジネス」O記者

・「東洋経済新報社」Y記者

・「ロイター通信」S記者

・「ニューヨークタイムズ」U記者とM記者

・「TBS」藤森祥平アナウンサー

・芸能リポーターの駒井千佳子氏


会見を委託されたのは「FTIコンサルティング」はNGリストを認め謝罪。

■会見を仕切っていた司会者は「フェアです」「まったく茶番ではありません」と主張

司会を務めたのは、元NHKアナウンサーの松本和也氏(56)。

会見中「フェアじゃない」と指摘されると、即座にこう反論した。

「いえ、フェアです。ちゃんと全体見えていますから」

また「茶番だ」との声にも、「いえ、まったく茶番ではありません」と強く否定。

会見を請け負った会社が「運営スタッフ間で共有していた」と認めているのに

少なくとも司会進行を担う松本氏が『NGリスト』を把握していないとは考えにくい。

松本氏が所属している青二プロダクションでは、この問題についてこう話した。

「取材は、すべてお断りしています。その理由についても、お答えできません。

 コメントも出す予定はありません。

 詳しいことは、ジャニーズ事務所に聞くようにお願いします」

※FTIコンサルティングの担当者は、

 会見当日司会を務めた元NHKアナウンサーの松本和也さんにリストが渡っていたことも認めた。

■ジャニーズ会見を司会の元NHKアナウンサー松本和也氏コメント

皆様
記者会見の司会をしておりました松本です。

これまで、ジャニーズ事務所さまとFTIコンサルティングさまから発表されたコメントで間違いはないのですが、その後の報道や、メールなどでお問い合わせいただくことの多い以下の三点について、私からも具体的にご説明したいと思い、コメントさせていただきます。

  1. 報道されている「記者の顔写真入りのリスト」は司会のとき持っていたのか
  2. 指名はそのリストにそって行ったのか
  3. 私が、指名の途中に「顔を覚えられなくなってきました」といったのは、リストにある人の顔を当てないようにするためではないのか

以下、お答えして参ります。

  1. 報道されている「記者の顔写真入りのリスト」は司会のとき持っていたのか

FTIコンサルティングさまから発表された通り、私の手元にありました。スタッフの人から会見の30分ほど前に渡され、顔写真が載せられているうちの何人かの記者やリポーターの方の座っている場所も伝えられました。

しかしその際、この順番でこの人に聞くようにという具体的な指示はありませんでした。

  1. 指名はそのリストにそって行ったのか

行っていません。理由は、会見2日前の打ち合わせのときに、この記者は指名NGというやりかたはよくないという旨の井ノ原さんたちの発言を直接聞いていたからです。どんな厳しい質問に対してもできる限りきちんと答えたいという姿勢がはっきりと見られたので、会見ではそれを尊重すべきだと思ったからです。
そこで私は、会見が始まってすぐ、リストはないものとして進行することに決めました。

私が当日の司会のときに心がけていたのは、大きく二つでした。
1つは、2時間という限られた時間で多くの人に質問していただくため、一社一問の原則を守っていただき、端的な質疑になるよう導くこと。もう1つは指名はできる限り偏りのないようにすることでした。

一社一問の制限には議論のあることは存じています。ただ、そこは司会の立場の私には関われないところであり、決められた制約の中で、最善の進行をするしかないと思っていました。

指名のしかたは、私の判断で記者席全体をおおよそですが、9つのブロック(縦に3ブロック、横に3ブロックのマトリクスのイメージです)にわけ、一ブロックに一人指名したら、別のブロックにという形を繰り返すようにしました。最初は私から見て前寄り左側、次に前寄り真ん中、そして前寄り右側に座っている方の中から一人ずつ指名するようにしました。こうすることで、座っている位置の上での指名の偏りをなくすように努めました。

またあくまで見た目ですが、同じような属性(性別、年齢層など)の方が続かないようにもしていました。あくまで見た目での判断なので、完全にできたとは思いませんが、これを最後まで続けました。

この原則に則る中で、最初のほうは、同じブロックの中でも生中継のテレビの方は、わかる範囲で、先に指名していました。そのほうがそれぞれの中継放送の時間に間に合い、質問がオンエアされやすいと思ったからです。以降はその制限を外して指名しました。

そうしているうちに前方に座っていた記者の方のお二人が「指名されないのはおかしい、茶番だ」という声が出ているのも聞こえていました。

ただ、私からはそのお二人は指名されなくても大声で質問を繰り返し、東山さんや井ノ原さん、弁護士の方がそれぞれその質問に答える場面があったのを確認したため、最初の原則に則り、二度と指名はしないことにしました。アメリカではこのような会見の方法はない、というご意見も聞こえましたが、それもあの限られた時間の場では議論すべき点ではないと思い、別の方を指名するようにしていました。

追加質問は受け付けるべきだという声があるのも存じていますし、その必要性もわかっています。実は今回も追加質問をされている方を制止しなかったことも何度かあったと思います。それは、端的な質問のあと、登壇者の回答に対し、再び端的な質問をされたため、トータルの時間は長くなっていないと判断したためです。

また、目はあっていたけれど指名されなかったという記者の方の声も、ネットニュースで読みました。こればかりは、指名できなくて申し訳ありません、と率直に申し上げます。といいますのも、先に申し上げたとおり、なんとか偏りがないよう、「前に指名した方とは違う属性の方を選ぶ」という基準でその場その場で判断していたため、そうなってしまったのだと思います。

ただ、厳しい質問をする方を避けようという思いは全くなく、どなたが厳しい質問をするのか、そもそも厳しい質問とはなにかという部分も考えないようにして、とにかく偏り無く、端的に進行していくという一点に仕事の目標を置いていました。そこはご理解いただければ幸いです。

  1. 私が、指名の途中に「顔を覚えられなくなってきました」といったのは、リストにある人の顔を当てないようにするためではないのか

この私の発言は皆さんの誤解を招くものだったと反省しています。この発言は、一度指名した方を指名しないよう覚えていなければならないのに、それが判別しきれなくなったという意味でした。

というのも、会見も後半になるとお恥ずかしい話ですが集中力が切れてきたのか、既に指名した方が見分けにくくなってしまい、特にマスクをした方などは皆同じ顔に見えるような感じになってきました。そこで思わず「顔が覚えられなくなってきました」と言ってしまいました。
その発言のあと、ある女性を指名しようとしたとき、「(指名は)初めてですよね」と言っていることからも、一度指名した方を指名しないようにという意図だったことはわかっていただけると思います。

決してリストに載っていた顔が覚えられないという意味で言ったのではないことは、はっきりさせておきたいと思います。

以上が私の回答です。水曜以降、電話は鳴り続け、夜中まで次々と記者の方が自宅までお越しになり、今日も家の近くで記者の方らしい人がずっと立っています。
お仕事ですからしかたないとは思いますが、上記のような回答でご納得いただければ幸いです。

このコメントで、私からの情報発信は最後といたします。以後は、FTIコンサルティングさまにお問い合わせいただければ幸いです。ご協力をお願いいたします。

株式会社マツモトメソッド 松本和也

茶番である理由その3

トーンポリシングを使った印象操作

会見の途中、井ノ原快彦氏は

「全国に生放送で伝わっておりまして、小さな子供たち、自分にも子供がいます。

ルールを守っていく大人たちの姿をこの会見では見せていきたい。

どうかどうか、落ち着いてお願いします」と静かな口調で呼びかけ。

その直後、一部報道陣から拍手が起こる異例の事態となった。


この場面が「トーンポリシング」と呼ばれる”論点すり替え行為”にあたる。

ルールを破ったジャニーズ側が会見時間を2時間と設定、質疑応答は「1社1問」とルールを決め、

子どもへの性加害をした会社が”子どものために”という大義名分を持ち出し、

相手を萎縮させ黙らせる手法。

本来の議題である「ジャニーズ事務所の性加害問題」から論点をずらし、

あたかもジャニーズ事務所側が設定したルールを無視する記者が悪いかのような物言い。

さらに問題なのがジャニーズ側に同調する記者がまだいるということ。

ジャニーズ事務所は都内一等地にビルを構え、極論すれば時間無制限で会見を開くことは可能。

加害者側(ジャニーズ事務所)が恣意的に会見を2時間と制限し、

「1社1問」とルールを押し付けたことに文句を言うべきでしょう。

2023年9月30日時点で被害者救済委員会に連絡があったのは478人、

そのうち被害を申告して補償を求めているのは325人、

事務所に在籍していたことが確認された人が約150人。

会見で具体的な補償案は何も示されませんでした。

ジャニーズ会見まとめ

2023年10月2日に行われたジャニーズ会見について経過をまとめました。

いろんなネットニュースが流れ、いろんな人がそれぞれの立場で意見を述べてまさに議論百出。

芸能界に疎い私もついついニュースを見てしまいます^^;

クライアント(ジャニーズ事務所)の意向を無視して

「FTIコンサルティング」が勝手に話を進めるのはあり得ない話。

ホームページの声明をもう一度よく見て下さい。

文末にジャニーズ事務所の責任者である「東山紀之 代表取締役社長」の名前はありません。

誰か書いたのかすら分からない謎の文章が記載されているだけ。

つまりジャニーズ事務所は「NGリスト」の存在を共有、容認していたのはもちろん、

誰も責任をとる気などさらさらない。

責任とは「遂行責任」「説明責任」「賠償責任」を指します。

よって「ジャニーズ事務所の隠蔽体質は変わらず、信用出来ない」のが私の判断です。

「藤島ジュリー景子」氏と「白波瀬傑(しらはせすぐる)」氏が会見に出席しない限り

茶番は今後も続くでしょう。

結局のところ、何が真実で何が本質なのかは、自分で判断するしかない。

一つの意見に惑わされず情報を集め、自分の価値判断の基準にてらして

物事の本質を見極めましょう。

この記事を書いた人 文貴(fumitaka)


・ブロガー:2021年9月ブログ開設

・フリーランス:2021年退職し、サイドFIREへ

・投資家:日本株投資歴39年
     つみたてNISA、iDeCoにてインデックス積立中

 


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