更新日:2023/02/08
寒い日が続きますね。
2月3日は節分の日。全国の神社や寺院では、開運厄除けを祈願する節分祭が行われます。
「節分」とは、季節(節)を分ける(分)が本来の意味で、
季節の節目である「立春、立夏、立秋、立冬の前日」のことを指しています。
そのため、実は「節分」は年に4回あるんです。
中でも立春は旧暦の1年の始まりにあたる日であり、厳しい冬を乗り越えて春を迎えることから、
立春の前日にある節分だけが「節分」と言われるようになりました。
今回は福岡近郊にある神社・寺院の節分祭情報をまとめてみました。
お出かけの参考にどうぞ。
節分の豆まきで鬼を追い出し、福を招いて運気アップを!
太宰府天満宮「節分厄除祈願大祭」
「節分厄除祈願大祭」期間
2023年1月26日~2月28日
「節分厄除大祭」
2023年2月3日
太宰府天満宮「節分厄除祈願大祭」内容
2月3日の「節分厄除大祭」に合わせ、1月26日~2月28日までを特別な期間とし、
福うちわ・福豆の授与(2/3迄)と、厄除け祈願をお受けの方には「ひょうたん酒」をお受けいただけます。
当宮では、天神さまがこよなく愛された梅の木の下で「ひょうたん酒」を飲むと、
不思議と難を免れるという伝承があり、
この大祭期間中のみ、厄除け祈願祭の後に御神木「飛梅」の下で「ひょうたん酒」をお飲みいただけます。
太宰府天満宮場所
太宰府天満宮
〒818-0117 福岡県太宰府市宰府4丁目7番1号
※駐車場等はこちらの記事を参考にどうぞ。
>>【太宰府天満宮】2023年初詣に伴う交通規制、西鉄臨時電車・バス運行
宗像大社「節分祭」
宗像大社節分祭
2023年2月3日 午前11時
豆打式 2月3日 午前11時30分
宗像大社節分祭内容
立春の前日を節分といい、季節の変わり目の病気や災害を鬼に見立てて、豆を打って追い払います。
豆内式は、毎年宗像の海の幸や山の幸などを含む賞品がまかれます。
どなたでも参加できます。
宗像大社場所
〒811-3505 福岡県宗像市田島 2331
宮地嶽神社「節分祭」
厄年厄除まつり
令和5年1月15日~2月11日
期間中前厄・本厄・後厄・八方ふさがり
皆様方の厄除け特別祈願を開催。
福豆撒き神事
<豆撒き神事の時間>
令和5年1月28日(土)・29日(日) 2月2日(木)・3日(金)
各日、12時~・14時~・16時~
節分祭開催日時
令和5年2月3日
方除厄除け祈願大祭
令和5年2月11日
納め頂いた全ての厄を御神火にてお焚き上げ致します。
内容
節分の厄除福豆等縁起物を購入されますと「福くじ」を差し上げます。
豆撒はどなたでも参加頂けます。
先ずは電話でお申込下さい。
開催場所
宮地嶽神社
〒811-3309 福岡県福津市宮司元町7-1
Tel : 0940-52-0016
Fax : 0940-52-1020
東長寺「節分大祭」【福岡市博多区】
節分大祭日程
・前日祭:2023年2月2日(木)午後1時~5時
・節分大祭:2023年2月3日(金)午前10時~午後5時
節分祭豆まきのご案内
福は内!鬼は外!皆様に親しまれています節分豆まき。
特設舞台で「七難即滅」「七福即生」の神として信仰の厚い七福神と共に、招福魔滅まきのご案内をいたします。
福岡博多の節分では伝統を誇る東長寺の豆まきで、今年の開運厄除をご祈願ください。
※七福神は3日節分大祭のみです。
令和5年卯(うさぎ)になります。
次の方が年男・年女となり開運厄除の豆まきをお勧めいたします。
昭和14年生・昭和26年生・昭和38年生・昭和50年生・昭和62年生・平成11年生・平成23年生
※ご希望の方は年男・年女にかぎらず豆まきに参加できます。
開運福引き
福引き日時
2月2日(木)前日祭午後1時~5時
2月3日(金)大 祭 午前10時~午後5時
福引券:1,500円
節分で今年の運勢を占ってみてはいかがですか、当節分祭の福引きは空くじ無しです。
特賞・恵比須賞・大黒天賞・銅賞・福袋の景品を取り揃えています。
東長寺場所
〒812-0037 福岡市博多区御供所町2-4 真言宗 別格本山 東長寺内
TEL:092-291-4459 / FAX:092-291-4504
櫛田神社「節分大祭」【福岡市博多区】
大お多福面
2023年1月15日(日曜日)~2月15日(水曜日)
高さ5メートルの「大お多福面」櫛田神社に設置 口をくぐって福を授かる – TBS NEWS DIG Powered by JNN / https://t.co/UKeBYaHabz #神社 #御朱印 #お寺 pic.twitter.com/N4pSFhLsvV
— 御朱印探しの旅⛩️ (@gosyuin_world) January 15, 2023
名物の大お多福面は、高さは5.3メートル・幅は5メートル。
1961年から節分の前後に、福を招く「お多福面」が
櫛田神社の楼門、北神門、南神門の3ヵ所に設置されます。
節分前夜祭
2023年2月2日(木曜日)
●11時:節分福迎え祭(大お多福面清祓いとくぐり初め)
●17時、18時:節分前夜祭(神楽奉納)
節分大祭
2023年2月3日(金曜日)※3年ぶり通常開催
●9時:節分大祭
●10時~16時(約30分毎):豆まき神事
●10時~18時:厄除開運祈願祭・福引き ※福引きは厄除け祈願のお祓いを受けた方のみ
歌舞伎俳優の市川猿之助さんらが豆まきをする予定
博多座二月花形歌舞伎『新・三国志 関羽篇』出演者13名が
博多総鎮守 櫛田神社節分厄除大祭「豆まき神事」への参加決定!
※服部県知事は11時30分から豆まきを予定
舞台からは年男・年女、福岡・博多の知名士、歌舞伎役者等の有名人による豆まき神事が
盛大に行われます。
節分大祭当日に、境内に放たれた櫛田の赤鬼・青鬼に抱きつかれると、
厄落としになるといわれています。
開催場所
櫛田神社
福岡市博多区上川端町1-41
TEL092-291-2951(10時~17時)
アクセス
地下鉄「中洲川端駅」「祇園駅」から徒歩5分
駐車場: 120台/参拝の場合30分まで無料、御祈願の場合1時間30分まで無料、以降有料
外出先近くの空いている駐車場やコインパーキングを検索・予約!特P(とくぴー)飯盛神社「節分追儺祭」【福岡市西区】
豆撒き
2月3日(金)午前11時、午後7時
節分追儺祭内容
昼の部は、主に主婦及び厄除祈願の方を中心に祈願終了後、拝殿において当たり年の人に豆を撒いて戴きます。
夜の部は、大勢の当たり年の男女を迎え裃姿に身を整え祈願の後、神祇殿舞台にて豆撒きを致します。
年男・女の豆撒きが盛大に行われた後に、あらかじめ求めて戴いていた‘福豆’の中の豆で鬼退治を致します。
しかしその中に入っている色豆は撒いてはいけません。
その色豆は、後ほど縁起物と交換されるからです。
開催場所
飯盛神社
福岡県福岡市西区大字飯盛609番地
TEL:092-811-1329代表/FAX:092-811-2860
筥崎宮「節分祭」【福岡市東区】
節分祭、豆まき神事
●日 時 令和5年2月3日(金) 午前10時より
●場 所 筥崎宮ご本殿(節分祭)・拝殿(豆まき神事)
内容
節分の日(2/3)は古来より、災厄除け・邪気祓いの行事が行われていました。
また、豆をまいて鬼を追う行事は中国の追儺(ついな)の風習にその起源を知ることができます。
筥崎宮では、氏子である箱崎小学校6年生の児童の皆様をお招きし、
「節分祭」に併せて「豆まき神事」通り執り行います。
○『福豆』 初穂料・・・300円
開催場所
筥崎宮
〒812-8655 福岡市東区箱崎一丁目22-1
TEL 092-641-7431 FAX 092-651-5381
アクセス
【福岡市営地下鉄】 箱崎宮前駅下車→徒歩3分(1番出口)
【JR鹿児島本線】 箱崎駅下車→徒歩8分
【西鉄バス】 箱崎下車→徒歩3分
【JR九州バス】 箱崎1丁目下車→徒歩2分
紅葉八幡宮「節分厄よけ大祭」【福岡市早良区】
厄よけ祈願祭
2023年2月3日(金)
・祈願受付…10時~17時
・初 穂 料…1件 5,000円
豆まきの時間は、11時・12時・15時・16時です
開催場所
紅葉八幡宮
〒814-0011 福岡県福岡市早良区高取1丁目26-55
TEL. 092-821-2049 FAX. 092-821-9828
住吉神社「節分祭」
節分祭
節分祭 2023年2月3日午前10時30分
※神職並びに関係者のみで斎行致します。
豆撒き行事 場所:神楽殿
午前11時~午後4時迄(1時間毎)
※豆撒き行事に参加頂ける 年男・年女 の方を募集しています。
詳しくは、社務所へお問い合わせ下さい。
開運福引行事
午前11時~午後4時30分迄
※参加ご希望の方は節分豆をお受け下さい。(初穂料500円也)
福の物が無くなり次第終了致します。
開催場所
筑前國一之宮 住吉神社
〒812-0018 福岡市博多区住吉3丁目1-51
TEL 092-291-2670(代表) FAX 092-291-2669 受付時間 9:00~17:00
アクセス
・JR博多駅・地下鉄博多駅より徒歩約10分
・西鉄バス「住吉」下車、徒歩約2分
愛宕神社「大節分祭」【福岡市西区】
大節分祭
2023年2月3日(金) 午前11時半より豆まき行事
※約1万袋の福豆を用意します。
開催場所
愛宕神社
〒 819-0015 福岡県福岡市西区愛宕2丁目7-1
TEL:092-881-0103
アクセス
■地下鉄
地下鉄「室見駅」1番出口から、徒歩約20分
■バス
西鉄バス「愛宕神社前」バス停を降りると、参道のすぐ目の前
節分の由来
2023年の「節分」は、2月3日(金)です。
「節分」の行事の由来と言われているのは、
古代中国で行われていた「追儺(ついな)」という儀式です。
「追儺」は奈良時代に日本へと伝わり、平安時代には宮中行事のひとつとして行われていました。
桃の木で作った弓矢で悪鬼を追い払う行事で「鬼遣(おにやらい)」とも呼ばれていました。
この「追儺」と呼ばれる行事の中には、「豆うち」というものがあり、
それの名残が「豆まき」だと言われています。
「豆まき」が行われるのようになったのは、室町時代。
江戸時代になって庶民の間でも行われるようになりました。
豆まきに使うのは?
「豆まき」に使う豆は、大豆です。
大豆は五穀の中でももっとも粒が大きく、ほかより多くの精霊が宿るとされています。
豆が「魔滅(まめ)」、豆を炒ることは「魔目を射る」の語呂合わせとしての意味もあります。
また「鬼の目に豆を投げて魔を滅する」ことから「魔滅(まめ)」になったとも言われています。
前日の夜に炒った大豆を桝に入れ、神棚にお供えするところから始まります。
マンションなど神棚がない場合は、部屋の南側の目線より高いところに白い紙を敷いて、
その上にお供えします。
豆まきの“豆”は?
「撒いた(拾い忘れた)豆から芽が出るのは良くない」=「邪気が芽を出す」ことに通じて縁起が悪いため煎った豆を使いましょう。
これは「豆を煎る」ことが「魔の目を射る」ことにも通じます。
ただし、北海道・東北地方・信越・九州の一部(鹿児島・宮崎)では、
豆まきに大豆ではなく落花生を使うとのことで、落花生もありかも知れません。
雪の多い地域では、雪の中に撒いた豆を拾うのは落花生の方が楽ですし、
殻に入った豆の方が衛生的である等の合理的な理由からだと言われています。
鹿児島や宮崎で落花生をまくのは、落花生の産地があるからだとか。
でも、日本一の産地である千葉県は落花生使わない…?
豆まきのやり方
鬼が来ると言われている夜になると「豆まき」スタート。
小さいお子さんのいる家庭では、「お父さんが鬼役」になることが多いかも知れませんが、
豆まきは、本来「家主、一家の長」もしくは「年男」「年女」が行うもの。
節分の鬼は「邪気や病気、災害」を具現化したもので特に鬼役はいなくても良いようです。
玄関や家中の窓を開け放ち、
玄関から1番遠い部屋から順に、玄関の方向へ向かって豆を撒いていきます。
「鬼は外」と言いながら部屋の外に向かって2回豆をまき、ドアから部屋の外に出ると、
次は「福は内」と言いながら部屋の中に向かって2回豆をまきましょう。
すべての部屋で豆まき終えたら、最後は玄関から外に向かってまきます。
終わったら、福が出て行かないようにまた鬼が戻ってこないように「すぐに戸締り」します。
豆まきが終わったら、自分の年齢に1足した数の豆を拾って食べます。
1つ多く食べるのは新年の厄払い。
「来年も健康で幸せに過ごせますように」という願いが込められています。
数が多くて食べるのが大変な時は、豆にお茶を注いだ福茶を飲んでもOK。
無病息災を祈りながら豆を食べて「豆まき」終了です。
これには豆を人間が食べてしまうことにより、鬼を退治したということにもなります。
豆まきの注意点
5歳以下の子どもには豆を食べさせないでください
14歳以下の子どもの異物による窒息事故では5歳以下の子どもが9割をしめます。
2020年に4歳の保育園児が節分の豆を喉に詰めて死亡する事故があり、
対象年齢が3歳から5歳へ引き上げられました。
窒息に対する応急手当(乳児:胸部突き上げ法) (youtu.be)
柊鰯(ひいらぎいわし)
鬼は、いわしの生臭い匂いとヒイラギの痛い棘が苦手だとされています。
そこで「節分」には、柊の枝に焼いて匂いを強くしたいわしの頭を刺した魔よけを
玄関先に飾るという風習があります。
節分に柊鰯を飾る地域は、主に関東の一部や関西地方、東北地方などがあります。
九州では見たことがありません。
「鰯の頭も信心から(いわしのあたまもしんじんから)」のことわざも、
柊鰯を飾る風習から由来するという説が有力です。
福岡節分祭2023 まとめ
2023年の「節分」は、2月3日(金)です。
福岡近郊の主な神社・寺院での「節分祭」情報をピックアップしました。
併せて節分の由来や意味、豆まきのやり方について解説しました。
日本には地方それぞれに昔からのしきたりがたくさん残っています。
鬼(コロナ、インフルエンザ)を追い払って厄払い、福を招いて運気上昇!
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