【遭難】山で人が死ぬのはなぜ?命を守る登山の鉄則「滑落と低体温症」の危険

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更新日:2025/07/15

各地で山開きが行われ、いよいよ夏山シーズンですね。

登山中の死亡事故で最も多い原因は「転倒滑落」と「低体温症」。

そして、それらを招くのが道迷いからの誤った行動です。

今回は、山で遭難したときにやってはいけない事を紹介します。

登山やハイキングを予定している人はぜひお読みください。

登山初心者
登山初心者

山で遭難したとき、やってはいけない事は?

管理人
管理人

沢(谷)に下りることはやめましょう。

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❗絶対に覚えておくべき鉄則

特に初心者がやりがちですが、

→ 道に迷っても「沢に降りてはいけない

沢(谷)に降りる選択肢が×ならば、後は登って尾根に出るしかないんです。

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❌ なぜ沢に降りてはいけないのか?

初心者の多くが道に迷うと、「とりあえず沢を下れば麓に出られるだろう」と考えがちです。

しかしこれは非常に危険な判断で、滑落や遭難の原因になります。

理由1:沢沿いは非常に滑りやすく危険

  • 濡れた岩、コケ、苔などで足を滑らせやすい
  • 転倒 → 骨折 → 動けず → 低体温症 → 死亡
  • 水の流れに足を取られたり、深みにはまって出られなくなる

理由2:沢は崖や滝になっていることがある

  • 沢を下っていくと、突然落差の大きい滝や段差に出くわします
  • 進めなくなったり、滑落して致命傷になるケースが多い

理由3:救助されにくい

  • 沢の中は見通しが悪く、ヘリからの発見が難しい
  • 携帯も圏外になりやすく、救助要請も困難

✅ 道に迷ったときの正しい行動

状況正しい行動
道を見失った無理に動かず、来た道を戻る努力をする
どうしても戻れない風や雨を避けられる場所で待機。動かない方が安全
携帯が通じる登山届に書いた緊急連絡先や110/119に通報
通じない場合ホイッスル・目立つ色の装備で存在を知らせる努力を

「道に迷ったかも…」と思った時、正しい行動は、来た道を引き返すことです。

これは自明の理ですが、現実になるとけっこう難しい^^;

下山中は既に体力を消耗しており、そこから再度の登りは体力も時間も格段に多く消費するからです。

特に帰りの飛行機や列車の時間が決まっていて時間に余裕の無いときはなおさら。

つまり、判断を誤って進んでしまえばより登り返すのは困難となり、さらに深みにはまってしまう…。

🧭 命を守る装備リスト(最低限の備え)

装備理由
地図+登山アプリ道迷いを防ぐ・現在地を確認できる
レインウェア+防寒着低体温症を防ぐ基本装備
登山靴滑落リスクを大きく下げる
ヘッドライト日没後の命綱
行動食+水判断力維持と脱水防止
モバイルバッテリー連絡手段を保つため必須
ホイッスル・サバイバルシート救助要請・長時間待機への備え

仮に日帰り登山やハイキングであっても、ヘッドライト必須です(@_@)

これはいざという時ビバークできるか、非常時を想定しているかどうかの目安でもあります。

予定通りに下山できず、山中で緊急に夜を明かすことを「ビバーク」と言います。
朝になって明るくなったら、冷静に次の行動を考えましょう。

まとめ:登山は「装備」と「判断」がすべて

山で遭難したときにやってはいけない事を紹介しました。

あなたの命は、あなた自身の装備と判断にかかっています。

「道に迷ったら沢に降りるな」これは山の世界の常識です。

  • 沢(谷)を下っても助かりません。
  • むしろ遭難・滑落・死亡リスクが跳ね上がります。
  • 動き回らず、冷静に状況を判断して、待機・通報に努めること。

ビバークするにはそれなりの覚悟と装備が必要です。

山は素晴らしい自然体験をくれますが、同時に「命を奪う環境」でもあります。

知識と備えがある人には優しく、そうでない人には容赦がない。

登山やハイキングが楽しいまま終わるように、しっかり準備して、安全に自然を楽しみましょう。

記事を書いた人 文貴(fumitaka)


・ブロガー:2021年9月ブログ開設

・趣味:旅行(国内・海外)、食べ歩き、写真撮影、トレッキング
 


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