更新日:2024/04/29
あなたもご存知のように警察機関への通報「110」、消防機関への通報「119」。
これはよく知られています。
では「188」番という電話番号は? 一体どこへつながるのでしょうか?
3桁番号が始まった経緯は?
今回は、そんな疑問にお答えします。
「188」番は、その地域の消費者保護センターにつながります。
いざという時のために憶えておくと役に立つでしょう。
最近は還付金詐欺が増えています。
両親や高齢者にも教えてあげてくださいね。
188番はどこにつながるの?
消費者ホットラインだよ。
消防119番制定の経過
1926年(大正15年・昭和元年)、まず最初に消防用の緊急電話番号「112」が制定されました。
今の世代は知らない人もいると思いますが、昔の電話はダイヤル式。
たとえば数字の3の位置にあるダイヤルの穴に指を入れ、ストッパーと呼ばれる爪のようなところまで回して指を離すと、「3」の数が電話局に送られるという仕組みです。
翌1927年、制定されたばかりのこの「112」は、すぐに「119」に変更されます。
緊急時のために慌てていて「1」を3回まわして「111」にかけるなど、かけ間違いが多かったからだという。
慌てているときでも番号を意識して正しくかけてもらおうと、ダイヤルで「1」の位置から離れたところにある「9」を最後の3桁目に持ってきました。
こうして、119番が誕生しました。
警察110番制定の経過
110番が警察への緊急連絡番号として使われるようになったのは1948年(昭和23年)。
ただし、このときは東京や大阪などの一部の大都市のみ。ほかの地域ではバラバラだった。
これを統一し、日本全国どこでも110番になったのは1954年。
「110」に定められた理由は119番とほぼ同じ。
ダイヤルでいちばん回す距離が短い「1」の後に、誤りを防ぐためにあえて回す距離が一番長い「0」を使うことにしたそうです。
110番、119番に間違えてかけてしまったらどうなる
110番、119番に間違えてかけてしまったときは、焦って電話を切らずに、素直に間違えましたと謝りましょう。
でないと折り返し電話がかかってきます。
子供のころ私もやった事があります^^;
消費者ホットライン188番「いやや」まとめ
さて、188番の答えは、消費者ホットライン。
近くの市町村や都道府県の消費者生活センターにつながります。
※相談窓口につながった時点から、通話料金の負担が発生します。(相談は無料です)
番号は「いやや」と憶えて下さい。
電話がかかってきて「還付金」、「銀行」、「ATM」の単語が出たら、それは詐欺です。
ATMでお金が返ってくることは、絶対にありません。
騙された!?詐欺かも?どこに相談したら良いの?
困ったら188番で相談してください。
おそらく知らない人も多いはず。
私もネットで読んで初めて知りました。
両親や1人暮らしの高齢者がいればぜひ教えてあげてください。
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