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【筥崎宮放生会2023】9/12・14御神幸(ごじんこう)御下り御上り

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更新日:2023/09/14

5月の「博多どんたく港まつり」や7月の「博多祇園山笠」に続く、

博多の三大祭りである筥崎宮の「放生会」。

2023年も9月12日(火)から9月18日(月)までの1週間、筥崎宮で開催中です。

日本三大八幡宮に数えられる「筥崎宮(筥崎八幡宮)」は、

福岡県きっての勝運の神として親しまれている神社です。

今年(2023年)は、2年に一度(西暦の奇数年)行われる“御神幸”と呼ばれるお神輿行列が、

9月12日(御下り)と14日(御上り)に氏子総勢約500名の奉仕により行われます。

コロナ禍で中止していたため御神幸は4年ぶり

古くは博多夷町の頓宮まで、海上渡御の御神幸であったのが、

天正年中(1573~91)、戦乱による頓宮炎上とともに廃絶。

元禄14年(1701年)神職等の願いにより神域内の松林に仮宮を設けて儀式が再興されたと

伝えられています。

今回9月12日夕方より出かけたので、写真だけでも雰囲気を味わってくださいね。

ぜひ皆で放生会を楽しみましょう。

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「御神幸」とはどういう意味?

一言で言えば、神様のお出かけ。

神霊を人格化して天皇の行幸(ぎょうこう、みゆき)に準じた御輿や鳳輦に神体を載せ、

その前後を人々が警護して行列を組むこと。

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筥崎宮御神幸順路図(令和5年9月12日・14日)

御下り(9月12日18時~)

最後尾

18時に筥崎宮を出発した御神幸行列は、

白の衣(ころも)や黒の衣装を付けた神職や氏子ら約500人が、

筥崎宮の御神霊を乗せた3基のお神輿(みこし)を中心に鐘や太鼓を打ち鳴らしながら町を練り歩く。

氏子は役目に応じて錦旗、清道旗、火王水王、八ツ旗、絹傘などを持って

お神輿(みこし)を守ります。

12日の「お下り」は筥崎宮から旧街道の馬出、九大病院の方に行き、

19:10JR吉塚駅の東にある「吉塚本町」で折り返すコース。

JR吉塚駅前、箱崎小学校前などをまわり、21:45頓宮に到着。

休憩を入れて約8キロ4時間の行程です。

この間、巡路に面した各家では門提灯を灯し、表に出て神輿を拝み、

氏子が奉持する賽銭箱(さいせんばこ)に賽銭を投じる。

お賽銭が入れられると、

賽銭箱を上下に揺らし、じゃらんじゃらんと音を鳴らすのが興味深い。

各地の神幸祭が、多くは昼間、本宮と御旅所の間を往復するだけという形をとっている中で、

筥崎宮の御神幸は夜間、しかも長時間をかけて氏子地域を一巡しながら遷幸・還御を行なうところに

古来の形態を留める貴重な行事だと言われています。

御上り(9月14日19時~)

14日に行われる「お上り」は基本的に「お下り」の逆を行きますが、距離は短縮されます。

頓宮に一泊した神輿は14日19:00頓宮を発御、

約2キロ、約1時間のコースを巡幸し「筥崎宮」へ。

いつの頃から始まったのか分かりませんが、

最後の数百メートルを、それぞれの道具を持ったまま氏子が力一杯走る“走り込み”で

神幸行事の幕を閉じる。

御神幸まとめ

筥崎宮放生会の“御神幸”と呼ばれるお神輿行列について解説しました。

2年に一度(西暦の奇数年)行われます。

「行事は9月1日の注連卸し・神輿潔めに始まり、

9月12日3:00、初日祭の祭典に続いて神輿への神霊遷しが行なわれ、

19:00本宮を発御。

三体の神輿が高張提灯・鐘・太鼓・清道旗・八ッ旗に先導されながら、

獅子・幣帛・大小榊・太刀・弓矢・随身・駒形等の供奉を従え、

伶人の奏楽を伴って約4時間にわたり氏子地域を巡幸、箱崎浜頓宮に遷御する」のが

御下り。

一言でまとめると、神様が神輿に乗ってお出かけ。

3体の神輿にも、一ノ戸・ニノ戸・三ノ戸という古い呼称が用いられているそう。

放生会は9月18日(月)まで。

ぜひ秋の風物詩を楽しみましょう。

この記事を書いた人 文貴(fumitaka)


・ブロガー:2021年9月ブログ開設

・趣味:旅行(国内・海外)、食べ歩き、写真撮影

・フリーランス:2021年早期退職し、サイドFIREへ
 


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