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【博多祇園山笠2023】4年ぶり通常開催山笠はいつから?どこで?見どころは?

博多祇園山笠
博多祇園山笠イメージ

更新日:2023/06/01

あなたは博多の三大祭りを御存知ですか。

博多の三大祭りと言えば、

・5月に行われた「博多どんたく港まつり

・7月に行われる「博多祇園山笠

・9月に行われる「筥崎宮放生会」ですよね。

福岡の街に夏の訪れを告げる「博多祇園山笠」は、毎年7月1日~7月15日と決まっていて

今年(2023年)も7月1日(土)から始まります。

「博多どんたく」の主催は「福岡市民の祭り振興会」で福岡市も入っています。

どんたくは誰でも参加可能ですが、山笠は博多部の「奉納行事」であり、

地元住民以外の参加はかなりハードルが高い。

飾り山笠は7月1日から一斉に公開され、行事のクライマックスは7月15日「追い山笠」。

山笠観たい人はぜひこの期間においでください。

4年ぶりの通常開催が決まりました。

去年は沿道での観覧自粛が呼びかけられましたが、今年は制限なし。

観光客
観光客

博多祇園山笠って何?

管理人
管理人

櫛田神社の奉納行事だよ。

情報は随時更新していきます。
写真、内容等は2022年のものもありますのでご注意ください。

  1. 博多祇園山笠概要
    1. 山笠の起源
    2. 博多祇園山笠どんな行事?
  2. 今年(2023年)の山笠番付
  3. 博多祇園山笠 “静”と“動”
    1. 市内各所に設置された山笠を観て楽しむ“静”の「飾り山笠」
    2. 町中を走る“動”の「舁(か)き山笠」
  4. 流れ構成地図
    1. 恵比須流
    2. 土井流
    3. 大黒流
    4. 東流
    5. 中洲流
    6. 西流
    7. 千代流
    8. 山笠に参加するには?
  5. 山笠マップ
    1. 2022年舁き山笠・飾り山笠標題
  6. 飾り山笠
    1. 八番山笠 上川端通 「走る」飾り山笠
    2. 九番山笠博多リバレイン
    3. 十三番山笠 博多駅商店連合会(JR博多駅博多口)
    4. 十五番山笠 川端中央街
    5. 十六番山笠 ソラリア
    6. 十七番山笠 新天町
    7. 番外 櫛田神社
  7. 博多祇園山笠スケジュール(主な行事)
    1. 7月1日<早朝>注連しめ下ろし
      1. 7月1日<朝>ごしん入れ
      2. 7月1日<夕方>当番町お汐井しおいとり
    2. 7月9日<夕方>全流お汐井とり(おしおいとり)
    3. 7月10日<夕方>流舁き(かき)
    4. 7月11日<早朝>朝山笠
      1. 7月11日<夕>他流舁き
    5. 7月12日<午後3時59分>追い山笠ならし
    6. 7月13日<午後3時30分>集団山笠見せ
    7. 7月14日<夕方>流舁き
    8. 7月15日<午前4時59分>追い山笠やま
      1. 7月15日<午前6時頃>鎮めの能
  8. 博多祇園山笠見物注意点
    1. 水注意
    2. 飲料水確保
  9. 博多祇園山笠ミニ知識
    1. 博多祇園山笠の縁起菓子祇園饅頭
    2. 山笠のタブー(山笠の断ちごと) 
      1. 胡瓜断ち
      2. 女人断ち
    3. 博多手一本
  10. 博多祇園山笠交通規制
  11. お問い合わせ
  12. 博多祇園山笠を見るには
    1. ツアー
    2. お勧めの宿泊施設
      1. 西鉄ホテルクルーム博多祇園 櫛田神社前
      2. HOTEL GREAT MORNING
      3. ホテルオークラ福岡
  13. 博多祇園山笠まとめ

博多祇園山笠概要

楠田神社
櫛田神社

博多の総鎮守・櫛田神社の奉納行事。

博多の人々によって伝統的に守り伝えられた町内行事で

780年以上の伝統を誇り、「国の重要無形民俗文化財」に指定されている。

2016年12月ユネスコ無形文化遺産に登録された。

山笠の起源

博多祇園山笠の起源については諸説ありますが、

鎌倉時代の仁治2年(1241年)、博多(津)で疫病が流行した際、

承天寺(博多区)の開祖・聖一しょういち国師が疫病退散を願い、

人々の担ぐ施餓鬼棚(せがきだな)に乗って

祈祷(きとう)水をまいて清めたことに由来する、という説がよく知られています。

のちに神仏混交の時代となり、疫病・災害の除去を願う祇園信仰と結びつき、

櫛田神社の奉納神事となって今日に至る。

聖一国師(しょういちこくし)は、鎌倉中期の臨済宗の僧。

宋から帰国後に博多綱首・謝国明の協力を得て

仁治3年(1242年)承天寺を創建しました。

聖一国師は宋から、うどん・そば・羊羹・まんじゅうなどの製法を日本に持ち込み伝えたと言われています。

承天寺には「饂飩・蕎麦発祥之地」の碑、「山笠発祥之地」の碑が置かれています。

博多祇園山笠どんな行事?

疫病退散祈願で始まり780年以上続く博多祇園山笠。

中でも舁き山笠(かきやま)は七つの流の男たちが法被に締め込み姿で、

人形師たちが競って制作した博多人形を飾り付けた山笠(重さ約1トン)を、

次々と舁き手が交代しながら博多の街を疾走する勇壮な行事。

クライマックスの追い山笠には例年7千~1万人が参加し、

櫛田神社(福岡市博多区)の清道を回る「櫛田入り」を披露した後、

博多の町を舁きまわる。

流(ながれ)とは複数の町でつくる自治組織です。

豊臣秀吉がおこなったいわゆる区画整理 「太閤町割り」 に由来します。

今年(2023年)の山笠番付

一番山笠 土居流
二番山笠 大黒流
三番山笠 東流
四番山笠 中洲流
五番山笠 西流
六番山笠 千代流
七番山笠 恵比須流 の順です。

飾り山笠は、
八番山笠 上川端通、
九番山笠 天神一丁目、
十番山笠 渡辺通一丁目、
十一番山笠 福岡ドーム、
十二番山笠 博多駅商店連合会、
十三番山笠 キャナルシティ博多、
十四番山笠 川端中央街、
十五番山笠 ソラリア、
十六番山笠 新天町、
十七番山笠 博多リバレイン です。

博多祇園山笠 “静”と“動”

市内各所に設置された山笠を観て楽しむ“静”の「飾り山笠」

博多祇園山笠は7月1日から開幕し、

まずは博多部を中心に「飾り山笠やま」が公開されます。

1日から9日までの間はいわゆる「静の期間」で、山笠が走ることはありません。

この期間は絢爛豪華な飾り山笠を見物しながら博多の街を散策するのがおすすめ。

人通りの多い繁華街や商店街の飾り山周辺には賑やかな出店なども立ち並び、

お祭りムードを盛り上げてくれます。

飾り山笠が公開されるのは、7月1日(土)朝から7月15日(土)未明まで

市内各所で公開されます。

町中を走る“動”の「舁(か)き山笠」

「追い山笠」に代表される“動”の「山笠やま」。

一般的な祭りでは、「神輿を担ぐ」といいますが、

博多では「山笠をく」と言います。

舁き山笠が動き出すのは、7月10日(月)の流舁きからです。

現在の山笠の基となっている「流(ながれ)」は、

豊臣秀吉による天正15年(1587年)の「太閣町割り」が起源と言われる

博多のまちの自治組織のことです。

現在も「七流(しちながれ)」と呼ばれる

千代流・恵比須流・土居流・大黒流 ・東流・中洲流・西流に受け継がれています。

「舁き山笠」は7つの流ごとに1基作られます。

どちらも山笠の土台である「山笠台」は

釘を一本を使わず麻縄と部材のみで組み上げられています。

流れ構成地図

恵比須流

2022年

土井流

二番山笠土井流
2022年土井流

大黒流

三番山笠 大黒流
2022年大黒流

東流

四番山笠 東流
2022年東流

中洲流

五番山笠 中洲流
2022年中洲流
五番山笠中洲流
2022年中洲流

西流

六番山笠 西流
2022年西流

千代流

七番山笠 千代流
2022年千代流

山笠に参加するには?

本来、博多祗園山笠は博多部の「奉納行事」であり、参加は「町」単位となるため、

地元住民以外の参加は原則として認められていません。

つまりその流の地域に住むことです。

しかし多くの人にとって現実的ではありません。


もう一つの方法は、山笠関係者から紹介を受ける事です。

もちろんそれぞれの流によりますが、

紹介者が受入する方の責任を持つ事を最低条件として

その他の規定をクリアすれば受け入れ可能な流もあるようです。

山笠マップ

2022年舁き山笠・飾り山笠標題

流(ながれ) 種 別   標 題       読 み人形師
恵比須流舁き山笠我誓「博多総鎮守」わがちかい「はかたそうちんじゅ」人形司武平
土居流舁き山笠雷電天下無双誉らいでんてんかむそうのほまれ中村弘峰
大黒流舁き山笠勇猛漢周而不比ゆうもうのかんしゅうにしてひず西山陽一
東流舁き山笠渾是胆安宅之忍すべてこれたんあたかのにん白水英章
飾り山笠
源九郎義経伝説みなもとのくろうよしつねでんせつ白水英章
飾り山笠
見送り
源九郎義経伝説みなもとのくろうよしつねでんせつ白水英章
中洲流舁き山笠八風吹不動はっぷうふけどもどうぜず溝口堂央
飾り山笠
五条牛若丸弁慶ごじょうのうしわかまるとべんけい中村信喬
飾り山笠
見送り
浦島太郎噺うらしまたろうばなし溝口堂央
西流舁き山笠御名應稱倭建命みなはまさにやまとたけるのみことと
たたうべし
西川直樹
千代流舁き山笠双神剛一志そうじんつよきこころはひとつ川﨑修一
上川端通飾り山笠
源頼政鵺退治誉みなもとのよりまさぬえたいじほまれ田中勇
飾り山笠
見送り
出雲之阿国いずものおくに田中勇
博多リバレイン飾り山
西国無双忠節誉さいごくむそうちゅうせつのほまれ生野四郎
飾り山笠
見送り
天晴桃太郎あっぱれももたろう生野四郎
天神一丁目飾り山
天神縁起傳てんじんえんぎでん中村信喬
飾り山笠
見送り
清涼殿落雷せいりょうでんらくらい白水英章
十一渡辺通一丁目飾り山
新選組風雲録伝しんせんぐみふうんろくでん中野親一
飾り山笠
見送り
愛と勇気のアンパンマンあいとゆうきのあんぱんまん中野浩
十二福岡ドーム飾り山
奪取 玄海鷹だっしゅ げんかいたか中野浩
飾り山笠
見送り
決闘巌流島けっとうがんりゅうじま川﨑修一
十三博多駅商店連合会飾り山
いざ、鎌倉いざかまくら白水英章
飾り山笠
見送り
報道ワイド記者のチカラほうどうわいどきしゃのちから田中勇
十四キャナルシティ博多飾り山
弁慶衣川大奮戦べんけいころもがわだいふんせん川﨑修一
飾り山笠
見送り
浦島太郎竜宮縁うらしまたろうりゅうぐうのえにし室井聖太郎
十五川端中央街飾り山
京牛若丸伝きょううしわかまるでん中野親一
飾り山笠
見送り
来年開催!世界水泳福岡らいねんかいさい!
せかいすいえいふくおか
中野浩
十六ソラリア飾り山
剣撃大蛇素戔嗚尊誉けんげきだいじゃすさのおのみことのほまれ置鮎正弘
飾り山笠
見送り
一飄風造御笠森いちひょうふうみかさのもりをつくる小嶋慎二
十七新天町飾り山笠
望天下哉賤ヶ岳てんかをのぞむやしずがたけ小副川太郎
飾り山笠
見送り
サザエさんさざえさん小副川太郎
番外櫛田神社飾り山笠
義経千本桜よしつねせんぼんざくら中村信喬
飾り山笠見送り怪童金太郎かいどうきんたろう中村弘峰

標題(ひょうだい)
舁き山、飾り山のタイトルの事。
文字数を3、5、7・・・と奇数で表現するのが慣わし。

飾り山笠の前を「表」、うしろを「見送り」といいます。
表は勇壮な戦記物、「見送り」は優美な物を作るようですが、
最近はTVや漫画にでてくるものもあります。

飾り山笠

人形師が意匠を凝らした人形を10~15mにもなる高さに飾り付けて

7月1日に公開されます。

15日未明までで、期間が過ぎると崩されます。

櫛田神社はそのまま、上川端通は、上川端商店街内のぜんざい広場に移して

通年飾られます。

天神一丁目は、8月以降九州国立博物館(太宰府市)に移して披露されます。

八番山笠 上川端通 「走る」飾り山笠

表 「源頼政鵺退治誉」
見送り 「出雲之阿国」

飾り山笠の中で唯一実際に走るのが、上川端通の八番山笠です。

昭和39(1964)年に登場。

以来12日の追い山笠慣らしと15日追い山笠で、

櫛田神社からコース途中の東長寺前までを走ります。

九番山笠博多リバレイン

西国無双忠節誉
表 「西国無双忠節誉」
天晴桃太郎
見送り 「天晴桃太郎」

十三番山笠 博多駅商店連合会(JR博多駅博多口)

表 「いざ、鎌倉」
見送り 「報道ワイド記者のチカラ」

十五番山笠 川端中央街

表 「京牛若丸伝」
見送り 「来年開催!世界水泳福岡」
見送り 「来年開催!世界水泳福岡」

十六番山笠 ソラリア

表 剣撃大蛇素戔嗚尊誉
表 「剣撃大蛇素戔嗚尊誉」
一飄風造御笠森
見返り 「一飄風造御笠森」

十七番山笠 新天町

望天下哉賤ヶ岳
表 「望天下哉賤ヶ岳」
サザエさん
見送り 「サザエさん」

番外 櫛田神社

表 「義経千本桜」
見送り 「怪童金太郎」

1年中飾り山笠を見学できるのはここだけ。

神様が7月15日に帰ると同時に山笠も解かれます。

他の山笠より1日早い6月30日にご神入れする。

博多祇園山笠スケジュール(主な行事)

博多祇園山笠は、毎年日付固定で開催されています。

7月1日<早朝>注連しめ下ろし

祭り初日に舁き山笠の流区域を清める行事。

町の角々に笹竹を立て、注連縄を張り、竹で作った”素朴”な御幣を添えます。

櫛田神社の神官が祝詞をあげ、祭り期間中の安全を祈願します。

恵比須流だけは一ヶ月早く、6月1日に実施。

これは明治中期まで旧暦でお祭りをしていた名残です。

7月1日<朝>ごしん入れ

山笠に神を招き入れる神事。商店街などに建つ飾り山笠が先行します。

櫛田神社の神官がスケジュールに沿って各山笠を回って催行。

これが済むと、山笠は一般に公開され、祭りらしい雰囲気となります。

一方の舁き山笠のご神入れは6、7日頃行なわれます。

7月1日<夕方>当番町お汐井しおいとり

その年、各流の当番長になった町の面々(流当番のところは流役員)が、

一足先に箱崎浜まで駆けて行き、(むろん、法被に締め込み姿)

清めの砂「汐井(真砂)」を小さな升やテボ(竹ヒゴで編んだかご)に入れて

身を清め、持ち帰る。

7月9日<夕方>全流お汐井とり(おしおいとり)

1日の夕方の当番町お汐井とりと趣旨と行動はほぼ同じであるが、

各流の全舁き手が揃うため圧巻。本番前の足慣らしと言ったところでしょうか。

今年の一番山笠が石堂橋を午後5時半に渡り、その後、各流が順に石堂橋を渡って、

午後6時頃から箱崎浜に到着。

沈む夕日に柏手を打って安全を祈願します。

清めのお汐井(海砂)を竹製のテボや升などに入れて持ち帰ります。

帰路は筥崎宮、櫛田神社に参拝します。

「お汐井」は「清め」の意味があり、博多では清めの塩と同じように使用されます。

7月10日<夕方>流舁き(かき)

いよいよ舁き山笠が登場。それぞれの流区域内を舁き回ることからこの名がついた。

舁き出し時刻は流ごとに異なる。

7月11日<早朝>朝山笠

これも流舁きであるが、早朝に町総代や旧役員を呼んで接待するところから祝儀山とも呼ばれる。

招かれた総代らは帷子(かたびら)に角帯を締めて出席。

台上がりは白麻の半纏(はんてん)を着用するのが慣わし。

また、子どもたちもこの日だけは

山笠の「杉壁(すいかべ)」内に乗せてもらうことができる流もある。

7月11日<夕>他流舁き

1日2回舁くのはこの日だけ。流の外に出るところからこの名となっています。

櫛田神社の清道を回る「櫛田入り」の練習をする流もあります。

7月12日<午後3時59分>追い山笠ならし

文字通り追い山笠のリハーサル。

一番山笠から順次「櫛田入り」して奈良屋町角の廻り止め(ゴール)までの

本番より1km短い約4kmのコースを七流が全力で舁きます。

一番山笠は追い山笠同様、「櫛田入り」の際、

山笠を止めて「博多祝い唄」を歌うことが認められています。

「櫛田入り」「コース」とも所要時間を計測しますが、タイムレースではありません。

7月13日<午後3時30分>集団山笠見せ

集団山笠見せは、舁き山笠が博多を出て福岡部(市内中心部)に入る唯一の行事です。

明治通りの呉服町交差点~天神(福岡市役所)間約1.3kmが「舞台」となっています。

この日に限り、知名士が台上がりを務め、

棒さばき役の各流総務ともども舁き手を叱咤激励します。

往路復路がありますが、復路(帰り)の方が観客が少ないので、ゆっくり見れます。

台上がり(だいあがり)
山笠の前後にある「台」の上に座り、追い山や集団山見せなどでは赤色の「鉄砲」と呼ばれる筒状の指揮棒を持ち、舁き手を叱咤激励して舁き山の全体指揮を取ること。
集団山見せの日の台上がりは福岡の知名士が台上がりすることになっており、
毎年7月2日に発表される。

7月14日<夕方>流舁き

経験の浅い舁き手にとっては、その年、山笠が舁ける最後のチャンス。

なぜなら追い山笠では、慣れた若手やベテランの舁き手が交代で山笠に付くため。

「櫛田入り」の練習をする流もあります。

7月15日<午前4時59分>追い山笠やま

祭りのクライマックス。

午前4時59分、今年の一番山笠が大太鼓の合図とともに「櫛田入り」。

「祝いめでた」を歌い終えると、手拭を頭に締め直し博多の町へ飛び出す。

5時5分に二番山笠、その後5分おきに七番山笠まで順に舁きだし

境内を出て旧博多部に設けられた約5kmの「追い山笠コース」を

須崎町の廻り止め(ゴール)を目指して懸命に舁きます。

「櫛田入り」「コース」ともに所要時間を計測。

「櫛田入り」とは、
櫛田神社の境内(清道)に山笠を舁き入れて、
境内にある旗(清道旗)を回ってから境内を出るまでのこと。
距離としては約112メートルで、所要時間の計測があり、
各流とも精鋭で臨みます。

境内(清道)で見学するための桟敷券(さじきけん)は、

毎年6月26日午前9時から櫛田神社にて発売されます。

7月12日「追い山笠ならし」の桟敷席300枚と、

7月15日「追い山笠」の桟敷席300枚、合計600枚。

追い山笠ならしの桟敷席券は1枚3,000円(1人2枚まで)、

追い山笠の桟敷席券は1枚6,000円(1人1枚限り)。

※桟敷席券は「エリア入場券」(あ、い、う、え、おの5区画)であり
 指定席ではありません。
 いい席を取りたいのであれば、当日も並ぶ必要があります。

7月15日<午前6時頃>鎮めの能

櫛田神社の能舞台では午前6時から荒ぶる神様に捧げる「鎮めの能」が演じられます。

かつては博多七流のうち、順番で一流が山笠の奉納をやめてこの任に当たっていたが、

明治38年の雷鳴紛争で山笠行事を中止した福神流が大正2年以降「能当番」を引き受けていた。

昭和39年(1964年)元々8ヵ町だったのが3ヵ町に減ってしまったため継続できないとし、

能当番を返上した。

現在は宮総代が能当番を務めている。

明治38年(1905年)の追い山ならしの時に、時計係が太鼓と雷鳴を聞き誤り山留めの竿を上げてしまったため、二番山の福神流が定刻より1分速くスタートしてしまう。
行事がめちゃくちゃとなってしまったため、福神流はその責任をとり以後山笠不参加。
昭和61年(1986年)より恵比須流に参加を依頼され現在に至っている。

博多祇園山笠見物注意点

水注意

走っている山笠にはあまり近付かないようにしましょう。

舁山が走るとき、沿道からは「勢水(きおいみず)」と呼ばれる水が豪快に振り撒かれます。

山笠と舁き手を清めるという意味で、「清水(きよいみず)」とも呼ばれる。

自分が濡れるのはOKですが、カメラ、スマホ等注意です。

ビニール袋やカメラ用の防水ケースなど、「水」対策をお忘れなく。

飲料水確保

ここ最近夏は非常に暑い。

お茶、お水など飲料水はマイ水筒持参をおすすめします。

人が多いと、コンビニ、自販機も混みます。場合によっては売り切れも。

最低限の飲料水は持参しましょう。

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博多祇園山笠ミニ知識

博多祇園山笠の縁起菓子祇園饅頭

博多には、7月1日~15日限定発売の縁起菓子があります。

それが「祇園饅頭」。櫛田神社の神紋を配したシンプルなお饅頭です。

鈴懸(すずかけ)、石村萬盛堂等で販売されています。

祇園宮の紋を食べないように商品に焼印せず、包装に紋が入っている。

お店だけでなく、飾り山笠の近くでも販売されていることが多いです。

見かけたら一度食べてみて下さいね。

山笠のタブー(山笠の断ちごと) 

博多祇園山笠は、山笠を神様に奉納する神事です。

博多祇園山笠に参加する人は、山笠期間中に守らなければならないことがあります。

山笠期間中、山笠の男達は「胡瓜断ち」「女人断ち」があります。

胡瓜断ち

キュウリの断面が櫛田神社の紋に似ていることから山笠に関わる人たちは、

山笠期間中はキュウリ断ちをします。

輪切りにしたキュウリの切り口が、

山笠の祭神・祗園神(スサオノミコト)のご神紋である木瓜(ぼけ)の花に似ている所から

由来すると言われています。

そして山笠期間中は、博多の小中学校の給食にもキュウリが入っていないし

八百屋さんでも胡瓜が売れないそうです。

女人断ち

山笠行事の開始となるお汐井取り(一番山笠は7月1日、その他の流は7月9日)で身を清めます。

身を清めた後から山笠の奉納が済む15日まで、山笠に出る男たちは女性との接触を避けます。

博多手一本

「博多手一本」とは博多での締めの作法。

年長者や会のリーダーが指名され、参加者の前に立つ。

全員が立ち上がり、体の前で手を打つ態勢になると、「手ば入れまっしょ」と声を掛ける。

#「よーお」(シャン、シャン)
#「もう一つしょ」(シャン、シャン)
#「よーと三度(祝うて三度)」(シャシャン、シャン)

会合で結論が出ていれば「後日、異議はありません」の約束でもある。

宴席や大きな会合の場合は、この前に「博多祝い唄」の唱和となる。

これで宴会や会合はお開き。

博多祇園山笠交通規制

山笠地図 (hakatayamakasa.com)

お問い合わせ

問い合わせ先:博多祇園山笠振興会

博多祇園山笠を見るには

一番迫力があるのは、7月15日追い山笠。(午前4時59分スタート)

一番お勧めなのは、7月13日集団山笠見せ。(午後3時30分から)

博多駅前か天神周辺に宿をとると行動しやすいです。

ツアー

博多祇園山笠(ぎおんやまかさ) (福岡県)のツアーを見る

お勧めの宿泊施設

西鉄ホテルクルーム博多祇園 櫛田神社前

2023年4月12日グランドオープン。

福岡市営地下鉄七隈線櫛田神社前駅(R5年3月開業)より徒歩1分の好立地。

HOTEL GREAT MORNING

タオルの生地から、ベッド、そして空気まで、最高の朝を迎えるためにこだわりを追求したホテル。

ホテルオークラ福岡

言わずと知れた有名ホテル。地下鉄-中洲川端駅直結。どんたくや山笠見るならここでしょう。

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博多祇園山笠まとめ

平家物語の「祇園精舎」は、古代インドのコーサラ国の首都シュラーバスティー(舎衛城)郊外にあった仏教の寺院を指します。

釈迦とその教団のために建てられた僧坊。

祇園精舎の守護神であるインドの神様が「牛頭天王(ごずてんのう)」。

これに従来の「スサノウノミコト」が合併し、同一視されるようになりました。

牛頭天王もスサノオも行疫神(疫病を思いのままに起こし、また疫病から守ってもくれる神様)とされていて、行疫神を慰め和ませることで疫病を防ごうとしたのが祇園信仰の原形。


日本三大祇園祭は、祇園祭(八坂神社)、博多祇園山笠、会津田島祇園祭と言われています。

「博多祇園山笠」は、舁き山笠、絢爛豪華な飾り山笠とともに福岡の夏を彩ります。

7月1日~7月9日は飾り山笠を、7月10日~7月15日は舁き山笠をお楽しみ下さい。

この記事を書いた人 文貴(fumitaka)


・ブロガー:2021年9月ブログ開設

・趣味:旅行(国内・海外)、食べ歩き、写真撮影
 


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