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【博多祇園山笠2024】山笠どんな祭り?歴史と行事日程(スケジュール)

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博多祇園山笠
博多祇園山笠イメージ

更新日:2024/07/13

あなたは博多の三大祭りを御存知ですか。

博多の三大祭りと言えば、

・5月に行われる「博多どんたく港まつり

・7月に行われる「博多祇園山笠

・9月に行われる「筥崎宮放生会」ですよね。

福岡の街に夏の訪れを告げる「博多祇園山笠」は、毎年7月1日~7月15日と決まっていて、今年(2024年)も7月1日(月)から始まります。

豪華な「飾り山笠」は7月1日から一斉に公開され、7月10日(水)からは勇壮な「舁き山笠」が動き出し、博多の街は祭り一色に染まります。

行事のクライマックスは7月15日午前4時59分からスタートする「追い山笠」。

今回は博多祇園山笠の歴史やスケジュール、見どころをご紹介します。

山笠期間中はぜひ博多へお出かけください。

観光客
観光客

博多祇園山笠って何?

管理人
管理人

櫛田神社の奉納行事だよ。

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  1. 博多祇園山笠概要
    1. 博多祇園山笠の起源
    2. 博多祇園山笠どんな行事?
  2. 2024年度博多祇園山笠行事日程(スケジュール)
    1. 6月30日<夕>ご神入れ
    2. 7月1日<早朝>注連しめ下ろし
    3. 7月1日<朝>ご神しん入れ※飾り山笠公開
    4. 7月1日<夕方>当番町お汐井しおいとり
    5. 7月9日<夕方>全流お汐井とり(おしおいとり)
    6. 7月10日(水)<夕方>流舁き(ながれかき)
    7. 7月11日(木)<早朝>朝山笠
    8. 7月11日<夕>他流舁き(たながれがき)
      1. JR博多駅を表敬訪問
    9. 7月12日<午後3時59分>追い山笠馴らし
    10. 7月13日<午後3時30分>集団山笠見せ
    11. 7月14日<夕方>流舁き
    12. 7月15日<午前4時59分>追い山笠やま
      1. 山笠全コース
      2. 博多祇園山笠桟敷券
    13. 7月15日<午前6時頃>鎮めの能
  3. 2024年の山笠番付
    1. 舁き山笠
    2. 飾り山笠
    3. 舁き山笠と飾り山笠の2種類あるのはどうして?
  4. 博多祇園山笠 “静”と“動”
    1. 市内各所に設置された山笠を観て楽しむ“静”の「飾り山笠」
    2. 町中を走る“動”の「舁き山笠」
    3. 舁き山笠名称
    4. 先走り(さきばしり)
  5. 流れ構成地図
    1. 恵比須流
    2. 土居流
    3. 大黒流
    4. 東流
    5. 中洲流
    6. 西流
    7. 千代流
    8. 山笠に参加するには?
  6. 山笠マップ
  7. 2024年舁き山笠・飾り山笠標題
  8. 2023年舁き山笠
    1. 一番山笠土居流
    2. 二番山笠大黒流
    3. 三番山笠東流
    4. 四番山笠中洲流
    5. 五番山笠西流
    6. 六番山笠千代流
    7. 七番山笠恵比須流
  9. 2023年飾り山笠
    1. 三番山笠東流
    2. 八番山笠上川端通「走る」飾り山笠
      1. 八番飾り山笠が「走る」仕掛け
    3. 九番山笠天神一丁目
    4. 十一番山笠福岡ドーム
    5. 十二番山笠博多駅商店連合会
    6. 十四番山笠川端中央街
    7. 十五番山笠ソラリア
    8. 十六番山笠新天町
    9. 十七番山笠博多リバレイン
    10. 番外櫛田神社
  10. 追い山笠の見物スポット
  11. 博多祇園山笠見物注意点
    1. 水注意
    2. 飲料水確保を
  12. 博多祇園山笠ミニ知識
    1. 博多祇園山笠の縁起菓子「祇園饅頭」(ぎおんまんじゅう)
    2. 山笠のタブー(山笠の断ちごと) 
      1. 胡瓜断ち
      2. 女人断ち
    3. 博多手一本
  13. 博多祇園山笠交通規制
  14. お問い合わせ
  15. 博多祇園山笠いつ見る?
  16. 博多祇園山笠ツアー
  17. 博多祇園山笠お勧めの宿泊施設
    1. 西鉄ホテルクルーム博多祇園 櫛田神社前
    2. HOTEL GREAT MORNING
    3. ホテルオークラ福岡
  18. 博多祇園山笠2024まとめ

博多祇園山笠概要

楠田神社
櫛田神社

博多祇園山笠は、博多の総鎮守・櫛田神社の奉納行事。

博多の人々によって伝統的に守り伝えられた町内行事で780年以上の伝統を誇り、「国の重要無形民俗文化財」に指定されている。

2016年12月ユネスコ無形文化遺産に登録された。

博多祇園山笠の起源

博多祇園山笠の起源については諸説ありますが、鎌倉時代の仁治2年(1241年)、博多(津)で疫病が流行した際、承天寺(博多区)の開祖・聖一しょういち国師が疫病退散を願い、人々の担ぐ施餓鬼棚(せがきだな)に乗って祈祷(きとう)水をまいて清めたことに由来する、という説がよく知られています。

のちに神仏混交の時代となり、疫病・災害の除去を願う祇園信仰と結びつき、櫛田神社の奉納神事となって今日に至ります。

聖一国師(しょういちこくし)は、鎌倉中期の臨済宗の僧。

宋から帰国後に博多綱首・謝国明の協力を得て、仁治3年(1242年)承天寺を創建しました。

聖一国師は宋から、うどん・そば・羊羹・まんじゅうなどの製法を日本に持ち込み伝えたと言われています。

承天寺には「饂飩・蕎麦発祥之地」の碑、「山笠発祥之地」の碑が置かれています。

博多祇園山笠どんな行事?

疫病退散祈願で始まり780年以上続く博多祇園山笠。

中でも「舁き山笠(かきやま)」は七つの流の男たちが法被に締め込み姿で、人形師たちが競って制作した博多人形を飾り付けた山笠(重さ約1トン)を、次々と舁き手が交代しながら博多の街を疾走する勇壮な行事。

クライマックスの追い山笠には例年7千~1万人が参加し、櫛田神社(福岡市博多区)の清道を回る「櫛田入り」を披露した後、博多の町を舁きまわる。

流(ながれ)とは複数の町でつくる自治組織です。

豊臣秀吉がおこなったいわゆる区画整理 「太閤町割り」 に由来します。

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2024年度博多祇園山笠行事日程(スケジュール)

博多祇園山笠は、毎年日付固定で開催されています。

6月24日(月) 棒締め
6月26日(水)9時~9時15分 桟敷券販売
6月27日(木)~29日(土)飾りつけ
6月30日(日)総仕上げ
7月1日(月)飾り山笠一斉披露(朝~15日未明まで、市内13カ所)
10時~ 御神入れ
当番町お汐井取り(夕方、箱崎浜)
7月9日(火)全流お汐井取り
7月10日(水)流舁き(午後4時~午後6時、各流)
7月11日(木)朝山笠(午前5時~午前6時、各流)
他流舁き(午後4時~午後5時30分、各流)
7月12日(金)追い山笠馴らし(午後3時59分、櫛田神社~奈良屋町4km)
7月13日(土)集団山笠見せ(午後3時30分、呉服町交差点~市役所2.1km
7月14日(日)流舁き(午後4時ごろ~午後5時、各流)
7月15日(月・祝)追い山笠(午前4時59分、櫛田神社~須崎町5km)

6月30日<夕>ご神入れ

櫛田神社の飾り山のみ、山笠に神を宿らせる神事「ご神入れ」。

この神事によって山笠は『御神体』とみなされます。

7月1日<早朝>注連しめ下ろし

祭り初日に舁き山笠の流区域を清める行事。

町の角々に笹竹を立て、注連縄を張り、竹で作った”素朴”な御幣を添えます。

櫛田神社の神官が祝詞をあげ、祭り期間中の安全を祈願します。

恵比須流だけは一ヶ月早く、6月1日に実施。

これは明治中期まで旧暦でお祭りをしていた名残です。

7月1日<朝>ご神しん入れ※飾り山笠公開

山笠に神を招き入れる神事。商店街などに建つ飾り山笠が先行します。

櫛田神社の神官がスケジュールに沿って各山笠を回って催行。

これが済むと、山笠は一般に公開され、祭りらしい雰囲気となります。

一方の舁き山笠のご神入れは、6、7日頃行なわれます。

7月1日<夕方>当番町お汐井しおいとり

石堂橋ー箱崎浜 往復

その年、各流の当番長になった町の面々(流当番のところは流役員)が、一足先に箱崎浜まで駆けて行き(むろん、法被に締め込み姿)、清めの砂「汐井(真砂)」を小さな升やテボ(竹ヒゴで編んだかご)に入れて身を清め、持ち帰ります。

7月9日<夕方>全流お汐井とり(おしおいとり)

2022年

1日の夕方の当番町お汐井とりと趣旨と行動はほぼ同じですが、各流の全舁き手が揃うため圧巻。

本番前の足慣らしと言ったところでしょうか。

今年の一番山笠が「石堂橋」を午後5時半に渡り、その後、各流が順に石堂橋を渡って、午後6時頃から箱崎浜に到着。

沈む夕日に柏手を打って安全を祈願します。

清めのお汐井(海砂)を竹製のテボや升などに入れて持ち帰り、帰路は筥崎宮、櫛田神社に参拝します。

「お汐井」は「清め」の意味があり、博多では清めの塩と同じように使用されます。

※2023年全流お汐井とりの写真はこちらの記事を。

>>【博多祇園山笠2023】おっしょい7月9日全流お汐井(しおい)取り

7月10日(水)<夕方>流舁き(ながれかき)

いよいよ舁き山笠が登場。

それぞれの流区域内を舁き回ることからこの名がつきました。

舁き出し時刻は流ごとに異なります。

7月11日(木)<早朝>朝山笠

これも流舁きですが、早朝に町総代や旧役員を呼んで接待するところから「祝儀山」とも呼ばれます。

招かれた総代らは帷子(かたびら)に角帯を締めて出席。

台上がりは白麻の半纏(はんてん)を着用するのが慣わし。

また、子どもたちもこの日だけは、山笠の「杉壁(すいかべ)」内に乗せてもらうことができる流もあります。

7月11日<夕>他流舁き(たながれがき)

1日2回舁くのはこの日だけ。

流の区域外に出るところからこの名となっています。

櫛田神社の清道を回る「櫛田入り」の練習をする流もあります。

JR博多駅を表敬訪問

東流はJR博多駅の博多口駅前広場に舁き入れ「博多祝い唄」を唱和します。

2023年博多駅前広場
2023年博多駅前広場

7月12日<午後3時59分>追い山笠馴らし

八番山笠 上川端通
2024年
八番山笠 上川端通

文字通り追い山笠のリハーサル。

一番山笠から順次「櫛田入り」して奈良屋町角の廻り止め(ゴール)までの本番より1km短い約4kmのコースを七流が全力で舁きます。

一番山笠は追い山笠同様、「櫛田入り」の際、山笠を止めて「博多祝い唄」を歌うことが認められています。

「櫛田入り」「コース」とも所要時間を計測しますが、タイムレースではありません。

7月13日<午後3時30分>集団山笠見せ

集団山笠見せ」は、舁き山笠が博多を出て福岡部(市内中心部)に入る唯一の行事です。

明治通りの呉服町交差点~天神(福岡市役所)間約1.3kmが「舞台」となっていて、市役所までの往復計約2.1キロを走ります。

この日に限り、往路は地元の知名士が台上がりを務め、棒さばき役の各流総務ともども舁き手を叱咤激励します。

往路復路がありますが、復路(帰り)の方が観客が少ないので、ゆっくり見れます。

台上がり(だいあがり)とは?

山笠の前後にある「台」の上に座り、追い山や集団山見せなどでは赤色の「鉄砲」と呼ばれる筒状の指揮棒を持ち、舁き手を叱咤激励して舁き山の全体指揮を取ること。

山笠の「表」と「見送り」にそれぞれ3人ずつの最大6名が座る。

集団山笠見せの日の台上がりは福岡の知名士が務めることになっており、毎年7月2日に発表されます。

7月14日<夕方>流舁き

経験の浅い舁き手にとっては、その年、山笠が舁ける最後のチャンス。

なぜなら追い山笠では、慣れた若手やベテランの舁き手が交代で山笠に付くため。

「櫛田入り」の練習をする流もあります。

また舁き手を休ませるため、舁き山笠を動かさない流も。

7月15日<午前4時59分>追い山笠やま

祭りのクライマックス。

「1分前、30秒前、5秒前」の場内アナウンスで「舁き手」の緊張感が最高潮に。

午前4時59分、一番山笠が大太鼓の合図とともに「櫛田入り」。

神社内の清道旗を回ったところで一旦止まって「祝いめでた」を歌い終えると、手拭を頭に締め直し博多の町へ飛び出す。

午前4時59分という出発時間は、一番山笠だけに認められた「博多祝い唄」を歌う時間として一分間前倒ししているためです。

山笠全コース

5時5分に二番山笠、その後5分おきに七番山笠まで順に舁きだし、勢い水を浴びながら「オイサ」の掛け声とともに旧博多部に設けられた約5kmの「追い山笠コース」を須崎町の廻り止め(ゴール)を目指して懸命に舁きます。

「櫛田入り」「コース」ともに所要時間を計測。

「廻り止め」と呼ばれるゴール地点は、須崎町の石村萬盛堂本店前。

櫛田入り」とは、櫛田神社の境内(清道)に山笠を舁き入れて、境内にある旗(清道旗)を回ってから境内を出るまでのこと。

距離としては約112メートルで所要時間の計測があり、各流とも精鋭で臨みます。

博多祇園山笠桟敷券

境内(清道)で見学するための桟敷券(さじきけん)は、毎年6月26日午前9時から櫛田神社にて発売され、15分ほどで完売します。

・7月12日「追い山笠ならし」の桟敷席300枚

・7月15日「追い山笠」の桟敷席約280枚。

追い山笠ならしの桟敷席券は、1枚3,000円(1人2枚まで)、

追い山笠の桟敷席券は、1枚6,000円⇒7,000円(1人1枚限り)。

※桟敷席券は「エリア入場券」(あ、い、う、え、おの5区画)であり、指定席ではありません。
良い席を取りたいのであれば、当日も並ぶ必要があります。

※その他追い山笠の写真はこちらから。

>>【博多祇園山笠2023】4年ぶりに復活7月15日追い山笠競演

7月15日<午前6時頃>鎮めの能

櫛田神社の能舞台では午前6時から荒ぶる神様に捧げる「鎮めの能」が演じられます。

かつては博多七流のうち、順番で一流が山笠の奉納をやめてこの任に当たっていたが、明治38年の雷鳴紛争で山笠行事を中止した福神流が大正2年以降「能当番」を引き受けていました。

昭和39年(1964年)元々8ヵ町だったのが3ヵ町に減ってしまったため継続できないとし、能当番を返上。

現在は宮総代が能当番を務め、能舞台で鎮めの能が演じられると15日間の山笠行事が終わります。

明治38年(1905年)の追い山ならしの時に、時計係が太鼓と雷鳴を聞き誤り山留めの竿を上げてしまったため、二番山の福神流が定刻より1分速くスタートしてしまう。

行事がめちゃくちゃとなってしまったため福神流はその責任をとり、以後山笠不参加。

昭和61年(1986年)より恵比須流に参加を依頼され、現在に至っている。

2024年の山笠番付

舁き山笠

  • 一番山笠 大黒流
  • 二番山笠 東流
  • 三番山笠 中洲流
  • 四番山笠 西流
  • 五番山笠 千代流
  • 六番山笠 恵比須流
  • 七番山笠 土居流 の順です。

一番山笠は七流で持ち回りなので7年に1度です。

飾り山笠

  • 八番山笠 上川端通
  • 九番山笠 渡辺通一丁目
  • 十番山笠 福岡ドーム
  • 十一番山笠 博多駅商店連合会
  • 十二番山笠 キャナルシティ博多
  • 十三番山笠 川端中央街
  • 十四番山笠 ソラリア
  • 十五番山笠 新天町
  • 十六番山笠 博多リバレイン
  • 十七番山笠 天神一丁目

舁き山笠と飾り山笠の2種類あるのはどうして?

走る飾り山笠
走る飾り山笠

日本初の電灯が点いたのは明治19年(1886年)のこと。

九州では、明治24年(1891年)に熊本電灯が、明治26年(1893年)に長崎電灯が開業し、電灯が点されるようになりました。

福岡・博多に電灯が灯ったのは明治30年(1897年)。

電線が架設されると、山笠による電線切断事故が相次ぎ、従来の高い山笠を飾って置くだけの「飾り山笠」とする一方、高さ4.5メートル程の「舁き山笠」を用いる事になりました。

その結果、“静”の飾り山笠、“動”の舁き山笠に分化したのです。

博多祇園山笠 “静”と“動”

市内各所に設置された山笠を観て楽しむ“静”の「飾り山笠」

博多祇園山笠は7月1日から開幕し、まずは博多部を中心に「飾り山笠やま」が公開されます。

「飾り山笠」は、7月1日(月)朝から7月15日(月・祝)未明まで市内13カ所に設置され、博多人形師が趣向を凝らし丹精込めて制作したものです。

1日から9日までの間はいわゆる「静の期間」で、山笠が走ることはありません。

この期間は絢爛豪華な飾り山笠を見物しながら博多の街を散策するのがおすすめ。

人通りの多い繁華街や商店街の飾り山周辺には賑やかな出店なども立ち並び、お祭りムードを盛り上げてくれます。

飾り山笠は15日未明に解体されます。

町中を走る“動”の「舁き山笠」

「追い山笠」に代表される“動”の「山笠やま」。

一般的な祭りでは「神輿を担ぐ」といいますが、博多では「山笠をく」と言います。

舁き山笠が動き出すのは、7月10日(水)の「流舁き」からです。

現在の山笠の基となっている「流(ながれ)」は、豊臣秀吉による天正15年(1587年)の「太閣町割り」が起源と言われる博多のまちの自治組織のことです。

現在も「七流(しちながれ)」と呼ばれる千代流・恵比須流・土居流・大黒流 ・東流・中洲流・西流に受け継がれています。

「舁き山笠」は7つの流ごとに1基作られ、高さは約4.5m、重さは約1~1.2tです。

山笠の土台である「山笠台」は、釘を一本も使わず麻縄と部材のみで組み上げられています。

舁き山笠名称

舁き手は、合計26~28名。

走りながら次々に交代します。

舁き手の交代方法(入り方・出方)も流ごとに異なります。

先走り(さきばしり)

先走り

舁き山笠の前方を走るグループ。

招き板(流名・町名を書いた杉板)を持った子供達が山笠の前方を走ります。

流れ構成地図

流ごとに山笠を舁く時に着る「水法被」とそれ以外の時に着る「長法被」があります。

・水法被(みずはっぴ)は山笠の舁き手の正装。
・水法被着用時にはかならず頭に巻くはちまき。(色や柄で役職が細かく分かれている)
・水法被の下には、腹部の保護と転倒防止のためにさらしを巻く。
・締め込み(しめこみ)前部は「前だれ」を垂らす。
・舁き縄(かきなわ)は必需品。長さ120〜140cmのわら製の縄。
・すねの保護のためにひざ下〜足首にかけて脚絆(きゃはん)、色は紺色。
・地下足袋(じかたび)、色は紺色。

※「長法被」は当番町になるたびに新調されていたことから「当番法被」とも呼ばれます。
山笠期間中は背広と同等の正装とされ、結婚式や祝賀会など公式の場においても着用OKとされています。

恵比須流

2022年
恵比須流
2023年恵比須流

土居流

二番山笠土居流
2022年土居流
2023年土居流
2023年土居流

大黒流

三番山笠 大黒流
2022年大黒流
2023年大黒流
2023年大黒流

東流

四番山笠 東流
2022年東流
2023年東流
2023年東流

中洲流

五番山笠中洲流
2022年中洲流
2023年中洲流
2023年中洲流

西流

六番山笠 西流
2022年西流
西流
2023年西流

千代流

七番山笠 千代流
2022年千代流
千代流
2023年千代流

山笠に参加するには?

本来、博多祗園山笠は博多部の「奉納行事」であり、参加は「町」単位となるため、地元住民以外の参加は原則として認められていません。

つまりその流の地域に住むことです。

しかし多くの人にとって現実的ではありません。

もう一つの方法は、山笠関係者から紹介を受ける事です。

もちろんそれぞれの流によりますが、紹介者が受入する方の責任を持つ事を最低条件として、その他の規定をクリアすれば受け入れ可能な流もあるようです。

※漫画の世界では、島耕作が本社の部長から福岡の支社に出向になり、山笠を体験しています。

 これを読むとけっこう分かりやすい。

山笠マップ

※山笠期間中は、交通規制があります。

2024年舁き山笠・飾り山笠標題

飾り山笠の一般公開は2024年7月1日(月)からです。

市内13カ所に設置されます。

標題(ひょうだい)とは、舁き山、飾り山のタイトルの事。

文字数を3、5、7・・・と奇数で表現するのが慣わし。

飾り山笠の前を「表」、うしろを「見送り」といいます。

「表」は勇壮な戦記物、「見送り」は優美な物を作るようですが、最近はTVや漫画にでてくるものもあります。

流(ながれ)種別標題人形師
大黒流舁き山笠眞骨頂
(しんこっちょう)
西山 陽一
東流舁き山笠祈博多平安
(いのるはかたのへいあん)
白水 英章
飾り山笠
御伽話かぐや姫
(おとぎばなしかぐやひめ)
白水 英章
飾り山笠
見送り
御伽話かぐや姫
(おとぎばなしかぐやひめ)
白水 英章
中洲流舁き山笠災禍払義辰馬簾
(さいかはらうはぎたつのばれん)
溝口 堂央
飾り山笠
奇襲桶狭間
(きしゅうおけはざま)
溝口 堂央
飾り山笠
見送り
能登等伯天賦才
(のとのとうはくてんぶのさい)
中村 弘峰
西流舁き山笠夢遥望大海
(ゆめはるかにたいかいをのぞむ)
西川 直樹
千代流舁き山笠轟(とどろき)川﨑 修一
恵比須流舁き山笠眼光照破四天下
(がんこうしてんがをしょうはす)
人形司 武平
土居流舁き山笠忠勇無双漢
(ちゅうゆうむそうのおとこ)
中村 弘峰
上川端通飾り山笠
不惜身命真田幸村公
(ふんしゃくしんみょうさなだゆきむらこう)
田中 勇
飾り山笠
見送り
ガンダム 博多迅雷伝
(がんだむ はかたじんらいでん)
田中 勇
渡辺通一丁目飾り山笠
真田十勇士(さなだじゅうゆうし)中野 親一
飾り山笠
見送り
愛と勇気のアンパンマン
(あいとゆうきのあんぱんまん)
中野 浩
福岡ドーム飾り山笠
美破鷹之誉(びば たかのほまれ)中野 浩
飾り山笠
見送り
武魁神剣誉(ぶのさきがけしんけんのほまれ)川﨑 修一
十一博多駅商店連合会飾り山笠
商都博多偉人伝(しょうとはかたいじんでん)田中 勇
飾り山笠
見送り
ワンピース(わんぴーす)西川 直樹
十二キャナルシティ
博多
飾り山笠
刀伊入寇隆家勲
(といにゅうこうたかいえのいさおし)
川﨑 修一
飾り山笠
見送り
光源氏胡蝶舞宴
(ひかるげんじこちょうまいのうたげ)
室井 聖太郎
十三川端中央街飾り山笠
八俣遠呂智(やまたのおろち)中野 親一
飾り山笠
見送り
つくろう、ユニークな未来。
(つくろう、ゆにーくなみらい。)
中野 浩
十四ソラリア飾り山笠
黒田鍋島天神大普請
(くろだなべしまてんじんびっぐばん)
置鮎 正弘
飾り山笠
見送り
菅公西下創造多故事
(かんこうのさいかおおくのこじをうむ)
西山 陽一
十五新天町飾り山笠
武門之棟梁清盛
(ぶもんのとうりょうきよもり)
小副川 太郎
飾り山笠
見送り
サザエさん(さざえさん)小副川 太郎
十六博多リバレイン飾り山笠
日本振袖始(にほんふりそではじめ)生野 四郎
飾り山笠
見送り
呑取日本号(のみとりにほんごう)生野 四郎
十七天神一丁目飾り山笠
大江山酒呑童子
(おおえやまのしゅてんどうじ)
中村 信喬
飾り山笠
見送り
嗚呼壮烈岩屋城(ああそうれついわやじょう)白水 英章
番外櫛田神社飾り山笠
鏑矢一箭抜日輪
(かぶらやいっせんにちりんをぬく)
小嶋 慎二
飾り山笠
見送り
鎮大鯰要石(おおなまずしずめるかなめいし)人形司 武平

・東流、中洲流は舁き山笠と飾り山笠をどちらも建てます。

・舁き山笠は各流によって公開日が異なります。

2023年舁き山笠

参考までに去年の写真をどうぞ。

一番山笠土居流

黒田筑前守長政
黒田筑前守長政

二番山笠大黒流

薫風来
薫風来

三番山笠東流

武覚悟之六文銭
武覚悟之六文銭

四番山笠中洲流

龍鬼願安寧
龍鬼願安寧

五番山笠西流

強弓一箭裂鬼神
強弓一箭裂鬼神

六番山笠千代流

日輪幸慶博多照
表「日輪幸慶博多照」

太陽の女神「アマテラス」を表現。

古事記だと「天照大御神」、日本書紀だと「天照大神」と表記されます。

俊豪誓約清明証
見送り「俊豪誓約清明証」

七番山笠恵比須流

青天白日怒雷奔
青天白日怒雷奔

2023年飾り山笠

人形師が意匠を凝らした人形を10~15mにもなる高さに飾り付けて7月1日に公開されます。

15日未明までで、期間が過ぎると崩されます。

櫛田神社はそのまま、上川端通は上川端商店街内のぜんざい広場に移して通年飾られます。

天神一丁目は、8月以降九州国立博物館(太宰府市)に移して披露されます。

※舁き山笠、飾り山笠の各設置場所には山笠見物の「道しるべ」チラシが
ありますので、それを入手すると便利です。

一番から奇数番号の山笠を”差し山”と呼び、二番から偶数番号を”堂山”と呼びます。

差し山には「大神宮」「櫛田宮」「祗園宮」の三神額が、堂山にはお堂(屋形)が山笠の最上部につけられています。

飾り山笠は、全て福岡市地下鉄が最寄り駅です。

1日に何カ所か回るときは、タッチ決済を使うと1日640円です。

※タッチ決済が使えない人は「1日乗車券640円」がおすすめ。

>>【福岡市地下鉄】タッチ決済で地下鉄乗車何回乗っても1日最大640円

三番山笠東流

真田十勇士
表「真田十勇士」
真田十勇士
見返り「真田十勇士」

八番山笠上川端通「走る」飾り山笠

慶 歌舞伎十八番押戻
表「慶 歌舞伎十八番押戻」
外郎売
見送り「外郎売」

飾り山笠の中で唯一実際に舁き山笠として走るのが、上川端通の八番山笠です。

舁き山笠が約1トンの重さに対し、2トンぐらい重量があるそう。

昭和39年(1964年)に登場。

以来7月12日の追い山笠慣らしと15日追い山笠で、櫛田神社からコース途中の東長寺前までを走ります。

八番飾り山笠が「走る」仕掛け

飾り山笠の上部が収納式になっているのがポイントです。

九番山笠天神一丁目

天下布武勲
表「天下布武勲」
長良川合戦
見送り「長良川合戦」

十一番山笠福岡ドーム

鷹鷹鷹躍動
表「鷹鷹鷹躍動」
解説
表 解説
徳川四天王
見送り「徳川四天王」

福岡ドームの飾り山笠は、「MARK IS 福岡ももち」2Fに設置されています。

福岡PayPayドームにお越しの方はぜひこちらの飾り山笠もご覧下さい。

最寄り駅は地下鉄「唐人町駅」、徒歩10分。

※PayPayドーム、MARK IS福岡ももちまでのアクセスはこちらを参考にどうぞ。

>>【福岡PayPayドーム】アクセス地下鉄「唐人町駅」徒歩15分

十二番山笠博多駅商店連合会

家康太平志
表 家康太平志
ピタッと。TNC開局六十五周年
見送り ピタッと。TNC開局六十五周年
全景
全景

博多駅前広場にある飾り山笠。

表と見送り、それぞれにベンチが置かれゆっくり鑑賞できます。

駅側には販売用テントが並び、博多祇園山笠「祇園饅頭」や手ぬぐい等山笠グッズも販売されています。

十四番山笠川端中央街

曾我の夜討
表「曾我の夜討」
いよいよ!世界水泳福岡
見送り「いよいよ!世界水泳福岡」

十五番山笠ソラリア

合戦四条畷
表「合戦四条畷」
桜花爛漫花咲爺
見送り「桜花爛漫花咲爺」

十六番山笠新天町

龍王兎伝説
表「龍王兎伝説」
サザエさん
見送り「サザエさん」

十七番山笠博多リバレイン

龍虎相討川中島
表「龍虎相討川中島」
風雲戦国世到来
見送り「風雲戦国世到来」

番外櫛田神社

歌舞伎十八番暫
表「歌舞伎十八番暫」
神話八俣遠呂智
見送り「神話八俣遠呂智」

1年中飾り山笠を見学できるのはここだけ。

神様が7月15日に帰ると同時に山笠も解かれます。

他の山笠より1日早い6月30日にご神入れ。

追い山笠の見物スポット

桟敷席以外の沿道では自由に見ることができます。

誰もが間近で見たいと思うので、最前列を確保するには早めに行く必要があります。

安全に見たいのなら「大博通り」がおすすめ。

歩道が比較的広いので、ゆっくり見学できます。

小さいお子さんや、高齢の方、グループや団体の場合はこちらの場所がおすすめ。

博多祇園山笠見物注意点

水注意

走っている山笠にはあまり近付かないようにしましょう。

舁山が走るとき、沿道からは「勢水(きおいみず)」と呼ばれる水が豪快に振り撒かれます。

山笠と舁き手を清めるという意味で、「清水(きよいみず)」とも呼ばれる。

自分が濡れるのはOKですが、カメラ、スマホ等注意。

ビニール袋やカメラ用の防水ケースなど、「水」対策をお忘れなく。

飲料水確保を

ここ最近夏は非常に暑い。

お茶、お水など飲料水はマイ水筒持参をおすすめします。

人が多いと、コンビニ、自販機も混みます。

場合によっては売り切れも。

熱中症対策のため、最低限の飲料水は持参しましょう。

>>【水筒 サーモス 500ml おすすめ】お気に入りの水筒を持ち歩こう

博多祇園山笠ミニ知識

博多祇園山笠の縁起菓子「祇園饅頭」(ぎおんまんじゅう)

祇園饅頭(石村萬盛堂)
祇園饅頭
祇園饅頭

博多には、7月1日(月)~15日(月・祝)限定発売の縁起菓子があります。

それが「祇園饅頭」。

櫛田神社の神紋を配したシンプルなお饅頭です。

鈴懸(すずかけ)、石村萬盛堂等で販売されています。

祇園宮の紋を食べないように商品に焼印せず、包装に紋が入っている。

お店だけでなく、櫛田神社、飾り山笠の近くでも販売されていることが多いです。

見かけたら一度食べてみてくださいね。

山笠のタブー(山笠の断ちごと) 

博多祇園山笠は、山笠を神様に奉納する神事です。

博多祇園山笠に参加する人は、山笠期間中に守らなければならないことがあります。

山笠期間中、山笠の男達は「胡瓜断ち」「女人断ち」があります。

胡瓜断ち

キュウリの断面が櫛田神社の紋に似ていることから山笠に関わる人たちは、山笠期間中はキュウリ断ちをします。

輪切りにしたキュウリの切り口が、山笠の祭神・祗園神(スサオノミコト)のご神紋である木瓜(ぼけ)の花に似ている所から由来すると言われています。

そして山笠期間中は、博多の小中学校の給食にもキュウリが入っていないし、八百屋さんでも胡瓜が売れないそうです。

女人断ち

山笠行事の開始となる「お汐井取り」(一番山笠は7月1日、その他の流は7月9日)で身を清めます。

身を清めた後から山笠の奉納が済む15日まで、山笠に出る男たちは女性との接触を避けます。

※お汐井取りの様子はこちらの記事を参考にどうぞ。

>>【博多祇園山笠2023】おっしょい7月9日全流お汐井(しおい)取り

博多手一本

「博多手一本」とは博多での締めの作法。

年長者や会のリーダーが指名され、参加者の前に立つ。

全員が立ち上がり、体の前で手を打つ態勢になると、「手ば入れまっしょ」と声を掛ける。

#「よーお」(シャン、シャン)
#「もう一つしょ」(シャン、シャン)
#「よーと三度(祝うて三度)」(シャシャン、シャン)

会合で結論が出ていれば「後日、異議はありません」の約束でもある。

宴席や大きな会合の場合は、この前に「博多祝い唄」の唱和となる。

これで宴会や会合はお開き。

福岡で結婚式に参加される方はぜひ予習を(笑)

博多祇園山笠交通規制

山笠が動けばバスも止まる
山笠が動けば西鉄バスも止まる

例年7月15日早朝の「追い山笠」には、県内外から約100万人もの見物客が訪れています。

博多祇園山笠期間中、一部交通規制が行われ、車両は通過出来ませんのでご注意下さい。

博多祇園山笠期間中は、山笠ファースト。

山笠が動くときは、当然交通規制がかかります。

山笠が通りすぎるまで、周囲の道路は一時通行止めに。

当然西鉄バスも足止めされますので、時間に余裕を持ってお出かけ下さい。

2023年(令和5年)博多祇園山笠交通規制

お問い合わせ

問い合わせ先:博多祇園山笠振興会

博多祇園山笠いつ見る?

・一番迫力があるのは、博多祇園山笠のクライマックスである7月15日「追い山笠」。

(午前4時59分スタート)

・一番お勧めなのは、7月13日集団山笠見せ。(午後3時30分から)

朝早くが苦手という方には、こちらを見るのもいいかもしれません。

博多駅前か天神周辺に宿をとると行動しやすいです。

博多祇園山笠ツアー

博多祇園山笠(ぎおんやまかさ) (福岡県)のツアーを見る

博多祇園山笠お勧めの宿泊施設

西鉄ホテルクルーム博多祇園 櫛田神社前

2023年4月12日グランドオープン。

福岡市営地下鉄七隈線櫛田神社前駅(R5年3月開業)より徒歩1分の好立地。

HOTEL GREAT MORNING

タオルの生地から、ベッド、そして空気まで、最高の朝を迎えるためにこだわりを追求したホテル。

ホテルオークラ福岡

言わずと知れた有名ホテル。

地下鉄「中洲川端駅」直結。どんたくや山笠見るならここでしょう。

天神周辺の宿泊先はこちらから予約出来ます!

>>博多駅博多口周辺ならこちらから

博多祇園山笠2024まとめ

博多祇園山笠の行事日程やその他もろもろご紹介しました。

平家物語の「祇園精舎」は、釈迦とその教団のために建てられた僧坊で、古代インドのコーサラ国の首都シュラーバスティー(舎衛城)郊外にあった仏教の寺院を指します。

祇園精舎の守護神であるインドの神様が「牛頭天王(ごずてんのう)」。

これに従来の「スサノウノミコト」が合併し、同一視されるようになりました。

アマテラスオオミカミの弟。「須佐之男命」とも書く。
日本神話では、8つの頭と8本の尾を持つ「ヤマタノオロチ」を退治し、草那芸之大刀(くさなぎのたち)を手に入れたことで知られています。

「牛頭天王」も「スサノオ」も行疫神(疫病を思いのままに起こし、また疫病から守ってもくれる神様)とされていて、行疫神を慰め和ませることで疫病を防ごうとしたのが「祇園信仰」の原形。

日本三大祇園祭は、祇園祭(八坂神社)、博多祇園山笠、会津田島祇園祭と言われています。

「博多祇園山笠」は、絢爛豪華な「飾り山笠」と勇壮な「舁き山笠」が福岡の夏を彩ります。

7月1日~7月9日は飾り山笠を、7月10日~7月15日は舁き山笠をお楽しみください。

この記事を書いた人 文貴(fumitaka)


・ブロガー:2021年9月ブログ開設

・趣味:旅行(国内・海外)、食べ歩き、写真撮影
 


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