更新日:2025/01/08
2024年新NISAを契機に投資を始めた人も多いでしょう。
新NISAで圧倒的な人気を誇る「オルカン」。
実際、オルカンに代表される全世界株型インデックス投資信託は、新NISAで買う“最初の1本”としてオススメです。
しかし、超低コストの投資信託は「オルカン」だけではありません。
全世界株型インデックス投資信託のコストや注意点をご紹介します。
結論は、どれを買っても大差ないので、まず投資を開始しましょう。
投資信託はどれがおすすめ?
「オルカン」から始めよう
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)通称オルカン
新NISAで圧倒的な人気を誇っているのが「オルカン」。
オルカンと言えば「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を指します。
「オルカン」は全世界株型のインデックス投資信託です。
純資産額:5兆998 億円 1年リターン:+29.13 % 信託報酬:0.05775%(2025/1/6現在)
インデックス投信とは、株式市場全体あるいは一定のグループの値動きを示す「指数(インデックス)」に、成績が連動するタイプの投資信託。
言わば、“市場全体”に投資します。
オルカンなど多くの全世界株型は、「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」に連動します。
魅力はまず、これ1本で世界中の株に丸ごと投資できること。
そして、コスト(信託報酬)が安いこと。
なるべく広い範囲に分散投資する、という投資の基本に沿った投資信託で、どの投資信託を買えば良いのか分からない人に最適です。
銀行の窓口で、わけの分からない投資信託を買うぐらいなら、まず最初に買うべき投資信託です。
楽天・プラス・オールカントリー
しかし、超低コストの投資信託はオルカンだけではありません。
連動する指数が同じなら、“中身”(運用内容)もほぼ同じ。
成績に差を付けるのは、「信託報酬」というコストです。
したがって、インデックスファンドを買うなら、なるべく低コストの投資信託を選びましょう。
オルカンと同じ「全世界株型インデックス投資信託」の中で、一番の低コスト(信託報酬が安い)なのは、「楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド」です。
純資産額:2806億円 1年リターン:28.82% 信託報酬:0.0561% 2025/1/6現在
但し「楽天・プラス・オールカントリー」は楽天証券でしか買えません。
楽天証券にNISA口座があって、これから全世界株型のインデックス投信を買う人は「楽天・プラス・オールカントリー」を選びましょう。
はじめてのNISA・全世界株式
運用会社:野村アセットマネジメント株式会社
純資産額:451億円 1年リターン:+29.18% 信託報酬:0.05775%(2025/1/6現在)
Tracers MSCI オール・カントリー・インデックス
純資産額:55億円 1年リターン:+29.23% 信託報酬:0.05775% (2025/1/6現在)
オルカン注意点
オルカンの投資先内訳を見ると、米国が61.6%、日本が5.3%となっています。
全世界に幅広く分散しているようなイメージを持つかも知れませんが、米国に偏った状態です。
米国が世界経済を牽引しているのである意味当然ですが、米国経済の影響を受けます。
また、全世界型インデックス投信には、”日本を含”むタイプと”日本を除く”タイプがあります。
日本の個別株に投資している人は、「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」がおすすめです。
オルカンまとめ
オルカンの信託報酬についてご紹介しました。
信託報酬の差はごくわずかなので、余り気にする必要はありません。
大事な事は、コスト意識を持つことです。
そして最も大事な事は、早く投資を始めることです。
チャートを見ればわかるように、早く投資を始めていれば、大暴落したところで損する可能性は低くなります。
もちろん今後も右肩上がりで上昇する保証はありませんが、仮に年2~3%インフレが進めば、その分だけ確実に現金は目減りします。
仮に投資で損したとしても、まだ20代、30代であれば十分取り返せるし、初心者が失敗するのは当たり前です。
「失敗は成功のもと」と言われるように、投資して得られた実体験は決して無駄にはなりません。
失敗しても生活に支障がない範囲で投資を続けましょう。
投資は自分に関係ないと思っている人は、月1万円から、出来るだけ早く投資を始めましょう。
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