更新日:2024/04/04
2024年3月22日、SBI証券はクレカ積立上限額10万円への引き上げにあわせて、新たな「ポイント付与率」と「設定可能日」を発表した。
SBI証券では、3月23日のシステムメンテナンス終了後(3/24深夜)、同社でクレカ積立に利用できるクレジットカードはすべて10万円までの積立設定が可能となる。
気になるポイント付与率は、10月買付分(9月10 日まで設定分)までは、積立額10万円までに対してこれまでと同様に最大5%のポイント付与率を適用する。
11月以降は引き下げられるほか、カード券種やカードの年間利用額によって変更されるため、実質改悪となる。
影響を受ける人は今から対策を検討しましょう。
ポイント付与率の変更はいつから?
2024年11月積立分からポイントが大幅に減るよ。
クレカ積立上限10万円へUP
3月8日の金融商品取引業等に関する内閣府令改正により、投資信託の積立投資をクレジットカードからの引き落としで行なう「クレカ積立」の上限額が月5万円から月10万円に引き上げられた。
SBI証券クレカ積立ポイント付与率
2024年9月10日積立設定締切分(2024年10月1日買付分)まで
カード種類(※) | ポイント付与率 | 最大ポイント付与数 |
---|---|---|
三井住友カード プラチナプリファード Olive フレキシブルペイプラチナプリファード (年会費は各33,000円) | 5.0% | 30,000ポイント |
三井住友カード ゴールド( NL ) Olive フレキシブルペイゴールド | 1.0% | 6,000ポイント |
三井住友カード( NL ) Olive フレキシブルペイ | 0.5% | 3,000ポイント |
SBI証券が連携する三井住友カードの「三井住友カードつみたて投資」では、クレカ積立10万円引き上げを記念して、2024年5月買付分(4月10日まで設定分)から10月買付分(9月10 日まで設定分)までの積立額5万円超の部分について、ポイント付与率を最大5%とするキャンペーンを実施。
スタンダードなカードが0.5%、最大で5.0%ポイントが付与され、これまでと変更なし。
2024年11月買付分(9/11~10/10まで設定分)以降
カード種類 | 年間カード利用額 | ポイント 付与率 | 年間 最大ポイント付与数 |
---|---|---|---|
三井住友カード プラチナプリファード Oliveフレキシブルペイプラチナプリファード | 500万円以上 | 3.0% | 36,000ポイント |
300万円以上 | 2.0% | ||
300万円未満 | 1.0% | ||
三井住友カード ゴールド( NL ) Olive フレキシブルペイゴールド | 100万以上 | 1.0% | 12,000ポイント |
10万以上 | 0.75% | ||
10万未満 | 0% | ||
三井住友カード( NL ) Olive フレキシブルペイ | 10万円以上 | 0.5% | 6,000ポイント |
10万円未満 | 0% |
三井住友カード プラチナプリファード、Oliveフレキシブルペイプラチナプリファードのポイント付与率は最大でも5%から3%へ引き下げ、さらに年間500万円以上のカード利用が必要。
はたしてカードで年間500万円以上の買い物をする人がどれくらい居るのでしょう。
年間300万以上で2%、年間300万円未満は1%など、カードの年間利用額に応じてポイント付与率が変動します。
ゴールドや一般のカードでは、年間利用額が10万円未満の場合、ポイントが付きません。
その他のクレジットカード積立積立設定締切日時
カード | 積立設定締切日時 | 買付日 |
---|---|---|
UCSカード | 4月3日(水)23:50 | 5月1日(水) |
タカシマヤカード | 4月5日(金)23:50 | |
東急カード | ||
アプラスカード | ||
JFRカード | 4月10日(水)23:50 | |
オリコカード(提携カード含む) | ||
三井住友カード |
2024年5月積立分から上限10万円に増額されたい方は、上記の積立設定締切日時までに積立増額対応をお忘れなく。
※東急カード 5万円を超える積立額のポイント率 0.25%
他証券会社との比較
楽天証券
楽天証券は、楽天カードで0.5%、ゴールドカードで0.75%、プレミアムで1%。
楽天キャッシュを使えば、月15万円まで積み立て可能(楽天キャッシュ分は還元率0.5%)。
マネックス証券
マネックス証券の場合、月10万円積立で730マネックスポイントが付与されます。
ポイント付与率 0.73%
「マネックスカード」が必要だが、今後NTTドコモのdカードにも対応予定。
>>マネックス証券「dカードによるクレカ積立」2024年夏頃開始
カード年会費を考慮すると…
証券会社 | カード | 年会費 | 付与ポイント (毎月10万円積立) |
SBI証券 | ゴールド | 5,500円 (年100万円以上の利用で無料) | 1000ポイント/月 12,000ポイント/年 (※年100万円以上利用) 750ポイント/月 9,000ポイント/年 (※年10万円以上利用) 0 (※年10万円未満) |
三井住友カード | 無料 | 500ポイント/月 6,000ポイント/年 (※年10万円以上利用) 0 (※年10万円未満) | |
楽天証券 | ゴールド | 2,200円 | 750ポイント/月 9,000ポイント/年 |
楽天カード | 無料 | 500ポイント/月 6,000ポイント/年 | |
マネックス証券 | マネックスカード | 実質無料 | 730ポイント/月 8,760ポイント/年 |
月5万円以下を積み立てる人は、マネックス証券、
月15万円を積み立てたい人や楽天オルカンに積立投資する人は、楽天証券、
>>【楽天オルカン】eMAXIS Slim(オルカン)との違いは?どっちを選ぶ?
カード利用額が年間100万円以上の人はSBI証券がおすすめ。
SBI証券クレカ積立ポイント付与率まとめ
SBI証券はクレカ積立上限額10万円への引き上げにあわせて、新たなポイント付与率と設定可能日を発表しました。
ゼ0革命で国内株式売買手数料0円を打ち出し、先陣を切ったSBI証券も回収ターンに入ったようでポイント付与率を下げてきました。
全体を見れば、改悪されたのは明らか。
ポイント付与率は、2024年11月買い付け分から最悪のケースだと0%となります。
半年間はSBI証券でポイントをしっかり確保し、その後は楽天証券やマネックス証券を利用しましょう。
※ゴールドカードはイオンをおすすめ。
>>【イオンゴールドカード】発行条件が利用額50万円になっていきなり届いた
私の場合、SBI証券のクレカ積立も利用していますが、NISAは楽天証券、iDeCoはマネックス証券なので特に影響ありません。
マネックス証券 iDeCo
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