
更新日:2026/10/29
「およそ不可能なことを除外していって、最後に残ったものが、いかに信じ難いことであっても、それが真実なんだ」
──シャーロック・ホームズ
ある日、私はAmazonで商品を注文した。
私のマンションには「Amazonマンションロッカー」が設置されており、自動的にAmazonマンションロッカーが配送先として設定される。
何も問題は起きないはずだった。
ところが、荷物は届かなかった。
配送状況を見ると「配達を試みました」。
いや、待て。
ロッカー配送なのに「配達を試みました」って何だ。
ロッカーに不在も何もないだろう。
嫌な予感がした。
私はAmazonカスタマーサービスへ問い合わせた。
チャットで何人かの担当者とやり取りしたが、どうにも要領を得ない。
日本語に不自由はない。
しかし、話が噛み合わない。
私が知りたいのは単純だ。
なぜ届かないのか。
商品はいつ届くのか。
それだけである。
「確認します」
「配送中です」
「商品到着までお待ちください」
説明はある。
だが求める答えはない。
やがて私は疲れてきた。
これ以上同じやり取りを繰り返しても埒が明かない。
そう判断した私は言った。
「責任者に代わってください」
「可能なら日本人の担当者をお願いします」
そして登場したのが、日本人スーパーバイザーの西村さんだった。
ついにラスボス登場かと思った。
西村さんは言った。
「明日の再配達を依頼しました」
なるほど。
それなら話は分かる。
これで一件落着である。
ところが、しばらく待っても、Amazonの配送状況画面は変わらない。
再配達予定の表示もない。
本当に再配達依頼は通っているのだろうか。
私は再びAmazonカスタマーサービスへ問い合わせた。
今度の担当者は王さんだった。
王さんは履歴を確認した上でこう言った。
「再配達依頼は出ています」
ただ、本日22:30までには配達される可能性があります。
私は混乱した。
明日なのか。
今日なのか。
誰の言う事が正しいのか。
荷物は今どこにあるのか。
結局22:30を過ぎても荷物は届かなかった。
やはり西村さんが正しかった。
そう思った。
翌日。
配送状況を確認すると表示が変わっていた。
配達不能
である。
私は再びAmazonへ問い合わせた。
そこで初めて真相らしきものが見えてきた。
配送員が商品を届けようとした際、商品の破損が発覚したというのである。
なるほど。
ようやく話が繋がった。
商品が壊れていたのなら届けようがない。
しかし、新たな疑問も残った。
そもそもなぜロッカー配送なのに不在扱いだったのか。
なぜ最初からロッカー配送として処理されなかったのか。
そこで私は一つの仮説にたどり着いた。
配送先として「Amazonマンションロッカー」は設定されていた。
しかし、その情報が配送システムへ正しく反映されていなかったのではないか。
もしそうならこれまでの経緯は説明できる。
商品は予定通り配送された。
しかし配送員には通常配送として認識されていた。
不在。
持ち戻り。
その後に破損。
全ての辻褄が合う。
もちろん真相は分からない。
だが、今ある情報だけを見る限り、この仮説が最も筋が通っているように思える。
ちなみに現在は検証のため、置き配設定を「Amazonマンションロッカー」から「宅配ボックス」へ変更している。
もし次の商品が問題なく届けば、この仮説の信憑性はさらに高まるだろう。
ロッカー配送なのに、なぜ不在扱いになったのか。
謎はまだ完全には解けていない。
少なくとも現時点では。📦🔍
つづく





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