
更新日:2026/06/06
クルーズに興味があっても「揺れたらどうしよう」「船酔いが心配」という声は非常に多い。
これは飛鳥Ⅲに限らず、すべてのクルーズ船に共通する“最大の心配事 と言っていい。
- 船の揺れは事前に体験できない
- どれくらい揺れるのかイメージしづらい
- 天候・航路・体質など、コントロールできない要素が多い
こうした理由から、「揺れ」=クルーズ初心者が最初に抱く不安のトップ になりやすい。
では、実際のところクルーズ船はどれくらい揺れるのか。
2026年5月12日〜30日の飛鳥Ⅲ日本一周クルーズで実際に体験した揺れ方と船酔い対策をまとめました。
クルーズを検討中の人の参考になれば幸いです。

船は揺れる?

気象次第だけど、ほとんど穏やかだよ。
飛鳥Ⅲが揺れたのは合計3回だけ
20日間の航海で、明確に「揺れた」と感じたのは次の区間だった。
① 初日(横浜出港後・太平洋側)
天候が悪く、太平洋側を航行している時間帯に揺れを感じた。
クルーズ船はほとんど揺れないものだと思っていたので、初日からの揺れは意外だった。
② 2日目(四国 室戸岬沖)
初日に続き、天候不良。
神戸を出港後、四国の外側を航行している間に揺れが続いた。
③ 日本海北上時

天候は晴れでも、風が強いと船はゆれる。
飛鳥Ⅲはどんな感じで揺れるのか

飛鳥Ⅲで感じた揺れは、一般的な「横揺れ」「縦揺れ」という分類で言えば、横揺れ(ローリング)に近い長い揺れが中心だった。
飛鳥Ⅲは全長が230メートルあり、日本近海の一般的な波長(40〜120メートル)よりはるかに長いため、波の周期と船の固有周期が合いにくく、縦揺れ(ピッチング)が構造的に起こりにくい。
さらに、船首の水面下にある“球状の突起”である バルバスバウ が波を打ち消し、船首の上下動を抑える。
加えて5万トン級の排水量、重心の低い設計など複数の要因が重なり、縦揺れの振幅そのものが小さく抑えられている。
● 長周期のゆらりとした横揺れ
マンションの高層階で長周期地震に遭遇した時のような、船全体がゆっくり傾いて戻る揺れ が続く。
● その中に短い周期の揺れ
長い揺れの途中で「どっ、どっ」と短い不規則な揺れが繰り返し重なることがある。
- 長い横揺れ(ローリング)
- その中に短い揺れ(波の変化)が重なる
という 二重構造の揺れ が特徴的だった。
揺れている時船内は?

揺れが強い時間帯は、普段の船内とは明らかに違う。
- まっすぐ歩いていても、左右にふらつく。
- 客室通路では、横揺れで身体が壁側へ寄っていく
- プールの水面が大きく波打ち、左右に寄せて返すように揺れる
揺れが続いた初日・2日目は、気分が悪くなり、パソコンでブログ記事を書く気になれないことがあった。
画面を見続けると酔いやすく、集中して作業するのは難しい。
私は普通に食事を取れたが、揺れでお粥しか食べられなかった人もいたらしい。
同じ揺れでも、
- まったく平気な人
- 食事が喉を通らない人
が同時に存在するのがクルーズの特徴。
船酔い対策
船酔い対策は、大きく分けると次の2つに整理できる。
① 動いて気をそらす
部屋にこもっていると揺れを意識しやすくなるため、軽く動くことで気が紛れる。
- 船内をゆっくり歩く
- デッキに出て風に当たる
- 元気があるなら、シャッフルボードなどの船内イベントに参加する
体を動かすことで、揺れを忘れられる時間が増える。
② 薬を飲んで無理せずじっとしている
気分が悪い時は、無理に動かず、酔い止めを飲んで横になるのも有効。
- 酔い止めは不安なら早めに飲む
- スマホや読書を控える(画面を見ると酔いやすい)
- 暗い部屋で横になる(客室は「中央寄り・低層階」が揺れにくい傾向)
- 空腹・満腹を避け水分だけは少しずつ取る
「動く」「休む」のどちらが合うかは人によって違うため、無理のない方を選べばよい。
酔い止め薬はどこで手に入る?
酔い止め薬は、出港当日に港で買えません。
横浜港・神戸港には、医薬品を扱う売り場はありません。
飛鳥Ⅲの船内にあるショップは、お土産やアパレルが中心で、医薬品は販売されていません。
酔い止めが必要になった場合は、船内の医務室で診察を受け、そこで薬を処方してもらう形になります。
医務室は健康保険は使えません。
自由診療扱いとなり、費用は全額自己負担になります。
そのため、酔い止め薬は 乗船前に自分で準備しておく必要があります。
かかりつけ医がある場合は、そこで酔い止めを処方してもらうのが最も確実で安心です。
市販薬として一般的に使われているものは次のとおりです。
- アネロン「ニスキャップ」
- トラベルミン
- センパア
普段使ったことがある薬があれば、それを持っていくのが最も確実です。
普段のクルーズ

ほとんど揺れを感じない日が続いた。
船上であることを忘れるぐらい穏やかな時間が多い。
- 船内を普通に歩ける
- 食事も問題なく楽しめる
- 就寝時も気にならない
大型船である飛鳥Ⅲの安定性を実感した部分。
飛鳥Ⅲ揺れまとめ

クルーズ船が揺れるかどうかは、その時の気象次第で大きく変わる。
今回の飛鳥Ⅲ日本一周クルーズで揺れを感じたのは、
- 初日(太平洋側)
- 2日目(四国・室戸岬沖)
- 日本海北上時
の合計3回。
それ以外の日は驚くほど穏やかで、船酔いの心配をする場面はほとんどなかった。
船の揺れには次第に慣れてくるし、なんとなれば、船は必ずどこかの港に入る。
港に停泊している飛鳥Ⅲは、まさに最強。
この記事が、クルーズの揺れが心配な方の参考になれば幸いです。





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