
旅行に行ったらやはりその土地ならではの物を食べたいですね。
国境の島「対馬」ならではの郷土料理、名物料理をいくつかご紹介します。
対馬の郷土料理
対馬の郷土料理はいくつか有りますが、一度の旅行で全部食べるのはおそらく無理でしょう。
ぜひこれはと思う物を食べてみて下さい。
対馬空港から一番近いお店は対馬ふるさと伝承館の中にある「そば道場 美津島店」です。
対州そばやろくべえが頂けます。
そば道場 美津島店
住所:対馬市美津島町雞知乙461-6
電話番号:0920-54-8311
営業時間:飲食 :11時~15時
お土産:9時~16時
郷土料理「いりやき」
対馬に古くから伝わる郷土料理。海の近くではブリなどの魚、内陸部では鶏を入れて、
これにたっぷりの野菜を加えた寄せ鍋です。
海の幸・山の幸のすべての旨味を含んだスープに、最後にソーメンを入れて食べる事が多いです。
冠婚葬祭や地域の行事が有るときに作られていて、いわば対馬の「ごちそう」。
今では、お客さんが来訪したときのおもてなし料理として食べられています。
対州そば
そばは、縄文時代後期に中国大陸から朝鮮半島、そして対馬を経由して日本本土に伝わったとされています。
対馬のそばは品種改良されないまま、原種に近い状態で残っており大変貴重です。
つなぎなしの十割そばをちょっと太めに打ち、できたてをじっくりと煮込んだ地鶏のスープでいただきます。
「いりやき」の〆として食べられることも多いです。
ぜひその舌でそばのルーツを確かめてみて下さい。
そば道場あがたの里
対州そば匠
石焼き
石英斑岩という特殊な岩を熱し、新鮮な魚介類をその上で焼いて食べる豪快な郷土料理です。
もともとは漁師が浜辺で暖を取りながら食べる漁師料理が原形と言われています。
一般家庭では食べられていません。(笑)
お店を挙げるとすれば「割烹志まもと」でしょうか。
対馬に来た著名人はだいたいここで食事します。人気漫画「美味しんぼ」に登場したお店です。
志まもと
ろくべえ
ろくべえはサツマイモを原料として作られた、うどんに似た感じの麺とスープからなる食べものです。
対馬では平地が少ないため米の収穫が乏しく、飢餓対策として江戸時代にサツマイモの栽培が推奨されました。
「ろくべえ」の麺の元の材料となる「せんだんご」はサツマイモ100%で作られている対馬の伝統的な保存食品です。
水で戻して柔らかくなったせんだんごを「ろくべえせぎ(穴を開けた鉄板)」から押し出し、「ろくべえ」の麺が出来上がります。
島原半島でも同じような料理があり、こちらは六兵衞と漢字表記されることが多いです。
(深江村の六兵衛が考案したためこの名前が付いたと言われている。)
なぜ、島原半島と対馬だけにこの麺料理があるのか現在でも不明だそうです。
黄金あなご
全国屈指のアナゴ漁獲量を誇る長崎県。その水揚げのほとんどを実は対馬が占めています!
あまり知られていませんが、対馬は日本最大のあなご産地なのです。
対馬の西沖、国境付近の水深200m付近で育つあなごは、
身が厚く脂が乗っていて大きく育ち、黄金あなごと言われています。
九州ではあまりあなごを食べる習慣がないため、
対馬のアナゴのほとんどは関西や関東の市場に卸され、高級寿司店、割烹で使われています。
そんな対馬のあなごをぜひ食してみて下さい。きっと穴子料理の印象が変わるはずです。
あなご亭
上対馬とんちゃん
戦後間もなく北部対馬で在日韓国人により広められたのがルーツと言われています。
豚のロース肉を、醤油や味噌をベースにニンニク、ごま油など数種類の調味料に漬け込んだ国境の島ならではのソウルフード。
対馬の中でも比田勝は一番韓国に近く韓国展望所もあり、機会があればぜひ食べて見て下さい。
まとめ 対馬に来たらぜひ地元ならではのものを食べてみよう!
対馬ならではの郷土料理、名物料理をご紹介しました。
料理が生まれた背景や歴史を考えるとより得がたい経験になるのでは。
対馬を旅行した際には、ぜひ食べてみて下さい。
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