![フェリーきずな](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2022/08/24414810_m-1024x576.jpg)
更新日:2023/09/14
あなたは「対馬」ご存知ですか。
2022年8月下旬、博多港から対馬厳原港へ九州郵船「フェリーちくし」に乗船したので、利用する上で必要なポイントを解説します。
対馬へ夜行フェリーを利用しようと思っている人の参考になれば幸いです。
夜行フェリーで国境の島「対馬」へ出かけよう。
![観光客](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2022/02/sozai_image_19514.png)
夜行フェリーに乗るにはどうしたら良いの?
![管理人](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2021/09/f_f_object_83_s512_f_object_83_2bg.png)
具体的にポイントを解説するね。
※対馬へのアクセスはこちらの記事を参考にどうぞ。
>>【対馬2024】対馬へのアクセス 福岡、長崎から対馬へ行き方
対馬ってどこにある?
![対馬の位置](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2022/08/image-131.png)
対馬(つしま)は、九州と韓国の間の対馬海峡に浮かぶ島で、長崎県に属しています。
博多港(福岡県)からは航路で132キロ、韓国までは直線距離で49.5キロに位置し、「国境の島」と呼ばれています。
南北82キロ・東西18キロ、面積は約708平方キロ(属島ふくむ)で、沖縄本島と北方四島を除けば、佐渡島・奄美大島に次ぐ大きさです。
平成16年に島内の旧6町が合併し、長崎県下の市町村では最大の面積をもつ「対馬市」になりました。
対馬は何県?
既に答えは書いていますが(笑)、「長崎県」です。
1869年版籍奉還をおこない、新藩制により厳原藩と改称。
1871年7月の廃藩置県によって厳原県(いづはらけん)となり、その年の9月に伊万里県(いまりけん)に編入。
翌1872年に伊万里県は佐賀県に改められ、その後対馬地域は1876年4月に三潴県(みずまけん・現在の福岡件筑後地域)に合併。
同年8月に長崎県の管轄に移行。
対馬の人口は?
対馬の人口は、藩政期には3万人、明治末期で5万人、そして昭和15年で5万7千人。
その後昭和35年までは増えつづけ、ピーク時7万人近くまでにもなった。
近年では、人口は減少の一途をたどっている。
令和4年7月末現在人口は、28,391人。
博多駅から博多ふ頭第2ターミナルへ
![博多ポートタワー](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_2475-768x1024.jpg)
博多駅から博多港までは西鉄バスを利用。
バス停『博多駅西日本シティ銀行前F』に移動し、西鉄バス「99博多埠頭行き」に乗車。
曜日によって時間が異なりますが、この日の最終は、22:39→22:54 240円15分
あいにくこの日のバスは8分遅れ。
※西鉄バスの乗り方はこちらの記事を参考にどうぞ。
>>【西鉄バス】初心者向け福岡のバスの乗り方・降り方・運賃・フリー乗車券
博多ふ頭第2ターミナル
![](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2022/08/image-135.png)
対馬行きのフェリーは、第2ターミナルから。
ファミマにて買い出し
![ファミリーマートベイサイドプレス店](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_2465-1024x768.jpg)
終点「博多ふ頭」で下車すると、目の前にファミマがあるので必要なモノはここで買い出し。
フェリー内に売店はありませんので、朝食等必要なものがあれば買っておきましょう。
フェリーターミナル2Fにも売店はあるけど、品揃えはあまりないのでファミマの方がおすすめ。
2等切符は出航1時間前から発売されるので、時間が迫っているときはまず切符を先に買いましょう。
フェリーちくし218便 博多0:05発ー対馬(厳原)4:45着
博多ふ頭第2ターミナル2Fへ移動
![](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_2476-1024x768.jpg)
ファミマで朝のパン等を購入して、フェリーターミナル2Fへ上がる。
正面玄関から入ると階段のみです。
博多ふ頭第2ターミナル2F待合所
![](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_2469-1024x768.jpg)
2F待合所には意外と人が居る(笑)
夏休み期間中なので子供を連れた家族連れもちらほら。
でっかいリュックを背負った人も。
多分中にはテントも入っていて何日でも過ごせそう。
おそらく「白嶽(しらたけ)」に登るのかな。
霊峰白嶽(しらたけ)
![白山頂より](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2022/08/image-136-1024x683.jpg)
白嶽は九州百名山の一つで、標高518メートル。
古くから霊山としてあがめられ対馬のシンボルです。
大陸系植物と日本系植物が混生する独自の生態系を持つ原生林として、国の天然記念物に指定されています。
山頂からは浅茅湾の絶景が広がります。
※さらに気になる人はこちらの記事も参考にどうぞ。
>>【対馬観光2024】対馬に行くならここだ観光地厳選10カ所
フェリーの乗り方
2F切符売り場
![](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_2471-1024x768.jpg)
![](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_2473-1024x768.jpg)
![](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_2468-1024x768.jpg)
窓口は右側が九州郵船の壱岐対馬行き。左側が野母商船の五島行き。
昔夜行フェリーに乗って五島に行ったことがあるけど、その時と比べて全然変わっていない。
フェリーに乗るには、まず乗船申込書を記入して切符を買いましょう。
予約済みでも乗船申込書は、必ず必要です。
これは海難事故が起こったときに、言わば身元確認に必要なので正確に書きましょう^^;
博多港から対馬厳原までの運賃
博多港から対馬厳原港までの運賃は、
等級 | 片道料金 |
1等 | 7,750円 |
2等指定席 | 6,810円 |
2等 | 5,870円 |
ジェットフォイル | 10,050円 |
料金の違いは、スペースの違いです。
・2等は大広間雑魚寝、お盆、年末年始、連休最終日は寝返りをうつ隙間も無いときも。
・2等指定は定員が決まっているので、一人分の区画が確保され混雑時にも安心。
・1等は定員4人もしくは8人の個室。さらにスカイラウンジが利用できます。
今回は、コロナ感染のリスクを減らす意味もあって、事前に電話で1等予約済み。
切符を買って乗船時間まで待つ。
乗船開始は出航30分前から。今回は午後11時25分頃から乗船開始。
2等は並んだ順なので、奧右手乗船口で荷物を置いて順番待ち(場所取り)可能ですよ。
ただフェリーちくしの旅客定員は674名なので、混雑時以外は並ばなくても特に心配ありません。
フェリーちくし概要
![フェリーちくし](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2022/08/image-130.jpg)
全 長:97.37メートル
総トン数:1,926トン
航海速力:19ノット
船室構成:旅客定員 674名(1等、2等指定、2等の合計)
※多客期を除く
積載台数:約80台
設備など:案内所、自動販売機、スカイラウンジ、トイレ、公衆電話、給湯、冷水機、ゲームコーナー
フェリーちくし船内
![](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2022/08/image-128.png)
乗船は、飛行機みたいにタラップでターミナルから直通です。
フェリー内で食事ができるの?
![](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_2480-1024x768.jpg)
フェリー内に食堂はありません。
売店もありません。
船内の自販機は飲み物だけでなく、カップヌードル、お菓子等あるので、お腹が空いても何とかなります。
持ち込みはOKなので、必要な人は事前に買い出ししましょう。
フェリーちくし1等客室
![](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_2477-1024x768.jpg)
![](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_2478-1024x768.jpg)
![](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_2472-1024x768.jpg)
2Fに1等、2等指定室があり、2等客室は1Fです。
フェリーちくしの1等室はこちら。4人部屋が6室と8人部屋が2室あります。
今回1等利用者は女性を一人見かけただけなのでおそらく我々を含め2組だけ。
4人部屋を貸し切り!!(もちろん8人部屋でもOKですが)
混雑時は相部屋になることもあります。
乗船してすぐに係員が切符の回収と明日の下船時刻を確認に来ました。
下船時刻は到着時の4時45分と7時の二択。
朝早く下船してもすることがないので、7時で伝えました。
部屋にはテレビと空気清浄機ががっちりと固定され、枕・毛布あり。
WiFiも利用できます。
フェリーちくしスカイラウンジ
![](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_2479-1024x768.jpg)
1等利用の最大のメリットはスカイラウンジが利用出来ることです。
昼間ならここで景色を見ながら過ごすのが一番でしょう。
フェリーちくし2等客室
![](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2022/08/image-129.jpg)
2等は大広間雑魚寝タイプです。
乗り過ごさないように壱岐行きと対馬行きでエリアが分けられます。
枕は棚に置いてあって自由に使えます。
フェリーちくし2等指定
![](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2022/08/image-129-1.jpg)
2等指定は枕が置かれ、定員が確保されています。
空いていればどこでも好きなところで寝れます。
床に寝るのは、1等も2等も変わらないので、等級に迷う人は2等指定がおすすめです。
フェリー内で寝れるの?
![航路図](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2022/08/image-133.png)
乗船すると、アナウンスがあって午前0時5分定刻に出港。
朝が早いので早速横になるけど寝れない。
世の中にはどこでも寝れる人もいるけど、私は枕が変わると寝れない神経質なタイプ。
しかもこの日は前線の影響で荒れ模様の天気。
大時化とはいかないまでも、時化。
博多湾を出れば、そこは対馬海峡。
荒れてフェリーは揺れる。
フェリーちくしには船の揺れを抑えるスタビライザーなんて上等なモノは付いていない。
よって船は横揺れ(ローリング)、縦の揺れ(ピッチング)を繰り返しながら進む。
時々船体と波が衝突しドカーンと衝撃が走る。
まあ寝れない^^;
しかも下に毛布は敷いてあるけど布団じゃないので硬い。
冷房がガンガン効いて、夏なのにむしろ寒い。
2時15分経由地である壱岐到着。
2等客室のアナウンスがぼんやり聞こえ、船が揺れてないので港に着いたみたい。
しばらくすると船が揺れ始め、いよいよ対馬に向けて出港したのが分かる。
4時45分対馬厳原港到着。
夜も明けきらない時間に着いてもどうしようもないけど、夜行フェリーは午前7時までは船内に滞在可能です。
ただし自分の好きな時間に下船出来るのではなく、1次下船4:45、そこで降りないと2次下船7:00といった具合。
係の人にいつ降りるか聞かれるので、事前に決めておきましょう。
港に停泊すると船の揺れがないのでそこからは寝れます(笑)
もう一つ大事な点は、船内は常夜灯がつくので真っ暗にはなりません。
気になる方は耳栓とアイマスクをお忘れなく。
船酔い対策は?
船旅慣れてない人は「酔い止め」もあった方が良いかも知れません。
薬はあまり飲みたくない人には、こんな物もあります。
お試し下さいね。
厳原港に着いたら
![](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_2481-1024x768.jpg)
地元民はすぐ降りるので、午前7時に下船するのは観光客ぐらい。
「準備できました」と声をかけられ、7時ちょっと前に下船。
港には既に人の気配無し。
厳原港ターミナル前にはちゃんとバス亭があって、既にバスが待機している。
近くでタバコ吸っている人がおそらく運転手さん(笑)
時刻を確認すると始発は午前7時03分発。フェリーと連携してます(^^)
そしてバスの後方タクシー乗り場には、タクシー1台。
バスかタクシーか迷ったけど、もともとタクシーで移動するつもりだったのでタクシーに乗り込んだ。
※対馬島内の移動についてはこちらの記事をどうぞ。
>>【対馬 レンタカー】対馬島内での移動方法は?レンタカーが必要
対馬夜行フェリーまとめ
2022年夏、博多港から対馬厳原港まで九州郵船の「フェリーちくし」を利用しました。
夜行フェリーだと対馬まで4時間40分、2等片道運賃5,870円。
朝7時までは船内で過ごす事が出来ます。
時間を有効活用したい人や旅費を安くしたい人にはおすすめです。
金曜仕事終わってからでも十分間に合います。
さあ思い立ったら国境の島「対馬」に出かけよう!
■島内移動はレンタカーがおすすめです。
夏休み、年末年始は特に早めの予約を。
出遅れるとレンタカー借りられません^^;
・楽天ならこちらから。
レンタカーを比較するならこちらがおすすめ。
・レンタカー比較といえば、たびらいレンタカー![](https://www14.a8.net/0.gif?a8mat=3NEMZ5+3MZDV6+1EQO+TS3OI)
・ブロガー:2021年ブログ開設
・趣味:旅行、食べ歩き、写真撮影
コメント