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【シュガーロード】長崎街道沿いに生まれた砂糖文化銘菓を福袋でお裾分け

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長崎街道
長崎街道イメージ

更新日:2024/03/19

あなたは「シュガーロード」って聞いた事ありますか?

おそらく九州人以外で知っている人は少ないと思います。

シュガーロードとは、砂糖文化が広がっていった長崎街道の別名で、

2020年6月「砂糖文化を広めた長崎街道~シュガーロード~」が日本遺産に認定されました。

江戸時代、日本で唯一西洋との貿易窓口であった長崎の出島から小倉に至る「長崎街道」。

世界各地からもたらされた新しく珍しい「ヒト・モノ・コト」はこの街道を通り、

その後、大阪や京都、江戸、全国各地へと運ばれました。

砂糖」もそのひとつ。

街道沿線は砂糖のほか、菓子作りの技法なども入手しやすかったため、

全国的にも有名な銘菓が生まれました。

南蛮から伝わった菓子は、それまでの和菓子とは違い、砂糖をふんだんに使うもの。

この伝来により、菓子の世界に革命が起こり、

長崎街道を中心に、砂糖文化が各地の文化と風土を取り入れ、個性ある味へと花開きました。

長崎では昔から甘味が足りないことを『長崎の遠か~』と言います。

長崎を訪れた方は料理の甘さに驚きます。

そう、長崎は「甘いまち」なのです。

長崎街道から今も受け継がれる砂糖菓子をご紹介します。

ぜひ一度おいしい甘味をご賞味下さい。

観光客
観光客

シュガーロードにはどんなお菓子があるの?

管理人
管理人

各地の銘菓を紹介するね。

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シュガーロードってなに?

長崎街道は別名を「シュガーロード」と呼ばれています。

長崎出島から北九州小倉までの57里(約228キロ)で、そのコースは、

・長崎、日見(天領)、

天領(てんりょう)は、江戸時代における江戸幕府の直轄地。

・矢上、永昌(佐賀藩領)、

・大村、松原、彼杵(大村藩領)、

・塩野、塩田、辺田、小田、牛津、佐賀、現原、神埼、中原、轟木(佐賀藩領)、

・田代(対馬藩領)、

・原田、山家、内野、飯塚、木屋瀬、黒崎(福岡藩領)、

・小倉(小倉藩領)です。

25の宿場で結び、江戸時代は7泊8日の行程だったようです。

「令和」の今なら、西九州新幹線、九州新幹線を乗り継ぎ、最短で1時間40分。

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現代版シュガーロード

長崎街道の代表的お菓子や郷土料理をご紹介。

カステラ(長崎県長崎市)

長崎カステラ
長崎カステライメージ

オランダから輸入された砂糖は、まず出島内の砂糖蔵に収められた。

カステラは、鶏卵を泡立てて小麦粉・水飴を混ぜ合わせた生地をオーブンで焼いた菓子の一つ。

ポルトガルから伝わった南蛮菓子を元に日本で独自に発展した和菓子です。

長崎の定番お土産で、誰でも一度は食べたことがあるはず。

※坂本龍馬もカステラを食べたと言われています。

>>【JR九州ウォーキング2023春】坂本龍馬ゆかりの地を歩き歴史を体感しよう

「福砂屋」「文明堂」「松翁軒」と3つの老舗カステラ屋さんが有名ですが、

長崎カステラ」と言えば「福砂屋」でしょう。

カステラで迷った時は福砂屋のカステラで間違いなし。

「長崎カステラ」は地域団体商標登録(登録第5003044号)を行っています。

認定書をご確認ください。

ザラメ糖が底に残っているのが特徴。

諫早おこし(長崎県諫早市)

伝統的な「黒おこし」は乾飯(蒸してから乾燥させた米を炒ったもの)と黒砂糖、水飴が原料。

諫早は広大な干拓地が広がり、古くから稲作が盛んに行われていた長崎県内唯一の穀倉地帯です。

「諫早おこし」が作られるようになったのは江戸時代後期で、佐賀藩の大規模な干拓によって生産量が増えた米が原料になっている。

主なお店は「杉谷本舗」、「菓秀苑森長」。

大村寿司(長崎県大村市)

大村寿司
大村寿司イメージ

古くから大村市に伝わる郷土料理。

室町時代、戦に敗れ領地を奪われた大村純伊(おおむらすみこれ)が、反攻して領地を奪還し帰還した際に、領民らがそれを祝うために押し寿司を作り供したのが起源とされている。

江戸時代に砂糖文化が花開いた長崎だけに、シャリも、煮付けた野菜も、甘めの味わいで、彩り豊か。

※日本全県味巡り第7弾は「長崎県」。

金華糖(佐賀県嬉野市)

煮溶かした砂糖を型に流し込み、冷やして固め、食紅で彩色した砂糖菓子。

婚礼や慶事の引き出物、寿賀台(すがだい)の飾りつけとして用いられた。

小城羊羹(佐賀県小城市)

小城市での羊羹製造は諸説あるが、1872年(明治5年)ごろに小城市内で会席業を営んでいた森永惣吉が試行錯誤を重ねて羊羹製造に至ったのが最初とする説が知られている。

羊羹は賞味期限が長いため、携帯食・保存食として軍隊で重宝された。

長崎佐世保の海軍、福岡久留米の陸軍のちょうど真ん中に小城町があり、地の利を活かして販路を拡大したのが、中興の祖と呼ばれる村岡安吉

小城羊羹の特長として、ほとんど店で外側が砂糖でシャリっと硬くなる昔ながらの製法の「切り羊羹」(昔ようかん・断ち羊羹ともいわれます)を作っています。

丸ぼうろ(佐賀県佐賀市)

丸ぼうろ(まるぼうろ)は、佐賀県佐賀市を代表する銘菓の一つ。

ポルトガル語で菓子を意味する「ボーロ」が語源。

現在に伝わる日本の丸ぼうろの起源には、「北島ルーツ説」、「鶴屋ルーツ説」があります。

※佐賀に行ったときにぜひ食べ比べを。

>>「佐賀城下ひなまつり」コーヒーとスイーツに癒やされ佐賀の歴史を知る

千鳥饅頭(福岡県飯塚市)

千鳥饅頭は1927年(昭和2年)の飯塚出店に際して千鳥屋で考案された菓子。

カステラ生地を黄金色に焼いた丸ボーロの中に、北海道産のインゲンマメとザラメで作った白餡が包まれ、饅頭の表面に千鳥の焼印が押されている焼き饅頭。

名菓ひよ子(福岡県飯塚市)

>>【銘菓ひよ子】東京みやげ?それとも博多?七福のひよ子ものがたり創生

金平糖(福岡県北九州市)

金平糖は1546年にポルトガルからもたらされた異国の品々のひとつで、中でもひときわ美しく人々の目を引いたお菓子だったそうです。

宣教師ルイス・フロイスが金平糖を持ち込み、織田信長に献上したのが始まりとされる。

長崎九州福袋(福のおすそわけ)

九州の美味しいものをお菓子、乾麺などバランス良く詰め込みました。

長崎九州福袋はこちらから

シュガーロードまとめ

2020年6月、日本遺産に認定された「砂糖文化を広めた長崎街道~シュガーロード~」をご紹介しました。

海外貿易の窓口であった長崎と小倉をつなぐ長崎街道沿いの地域には、砂糖や外国由来の菓子が多く流入し、独特の食文化が花開いた。

長崎街道に沿って各地域で育まれた銘菓をぜひ味わってみて下さいね。

この記事を書いた人 文貴(fumitaka)


・ブロガー:2021年9月ブログ開設

・趣味:旅行(国内・海外)、食べ歩き、写真撮影
 
 


 

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