更新日:2023/04/12
「JR九州ウォーキング2023春編<全64コース>」がいよいよスタート!
毎年恒例のウォーキングが九州各地で続々開催中。
今回は、2023年4月8日(土)「いざ巌流島へ!海峡の海景と唐戸・門司港レトロを散策しよう!」へ出かけました。
個人的な参加記録ですが、何かの参考になれば幸いです。
JR九州ウォーキングどうだった?
面白かった。
知識がつながった(笑)
旅のはじまり
今回も午前7時起床。遊びに行く日が一番早起き(笑)
たいして準備するものもないけどココでひとつ問題が。
それは歩くときの服装をどうするか。
天気予報では、晴れ降水確率0%、寒の戻りがあり少し肌寒いとの予報。
今回は巌流島へ渡るので海風に備え、ウインドブレーカーは必要。
結局冬用のミッドレイヤーを外してアウターのみで出かけた。
ポケットの中には手袋もあったが、さすがに必要ないだろうと判断して持参せず。
小倉8時52分着のJR快速に乗った。
車内ではウォーキングの服装をしている人がけっこう居て、おそらく参加者。
小倉で門司港行きへ乗り換えると乗客はほとんど参加者。
JR門司駅
9:12門司港着。
JR門司港駅は思ったより人が多い。
駅でトイレを済ませ、受付でコースマップをもらい、いざ出発。
といってもまず巌流島へ渡るので船に乗るために桟橋へ移動。
門司港桟橋
予想していたことだけど、桟橋は連絡船待ちの人でいっぱい。
そして強風。予想以上に風が強くて寒い。
置いてきたミッドレイヤーを着て手袋をしてちょうど良さそうなぐらいの天候^^;
アウターを来ていたので風は通さないけど、並んで待っている半ズボンの子どもは寒そう。
何とか10時の連絡船で出発。
関門海峡本日天気晴朗ナレドモ浪高シ。
船はけっこうゆれた。
宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘の地で有名な巌流島(船島)まで片道約10分。
夜行フェリーに比べればあっと言う間に着いた(笑)
>>【対馬 夜行フェリー】博多港から対馬厳原港へ九州郵船フェリー乗船記
巌流島(船島)
巌流島MAP
巌流島(船島)は、慶長17年(1612)4月13日宮本武蔵(みやもとむさし)と佐々木小次郎(ささきこじろう)が決闘を行った場所。
敗れた佐々木小次郎の流儀「巌流」をとって巌流島と呼ばれるようになった。
島の周囲 約1.6km、埋め立てが進め、決闘当時に比べ3~6倍ほど大きくなったようです。
決闘の約束は辰の刻(午前8時)だったが、武蔵の到着が遅れ島に着いたのは、巳の刻(午前10時)。
武蔵・小次郎像にみるように、武蔵は太陽を背にする位置をとり、
船の櫓(ろ)をけずって作った長い木剣で小次郎の頭を打ち砕き、小次郎はばたりと倒れた。
諸説あるようですが、息を吹き返した小次郎を何と武蔵の弟子達が止めを刺したらしい。
宮本武蔵は、晩年を過ごした熊本で兵法書「五輪書」を書き、正保2年(1645)没す。
そもそも巌流島がこんな所にあったなんて全然知らなかった。
JR九州ウォーキングがなければおそらく一生来ることもなかった^^;
ぐるっと島をまわり、今度は唐戸へ渡るために桟橋に並ぶ。
歩いている時間より船を待っている時間が圧倒的に長い。
今回はJR九州ウォーキングと言うよりJR九州ウェイティング。
唐戸エリア
唐戸市場
再度船に乗って着いたのは、唐戸市場。
唐戸市場はふぐの市場としてはもちろんのこと、タイやハマチの市場としても有名です。
この日は日曜日で風は強いけど天気は良くて、観光客でいっぱい。
並べられている鮨が旨そう。
カモンワーフ
カモンワーフは、関門自慢の海の幸を中心とした飲食店や土産物店が立ち並ぶシーサイドモール。
ほとんど歩いてないけど、お腹は空いたのでここでランチ休憩。
亀山八幡宮・赤間神宮
食事の後、亀山八幡宮へ。
赤間神宮は、安徳天皇をお祀りしている神社。
安徳天皇は源氏と平家の最後の戦いである壇ノ浦の合戦で平家が敗れ、数え年8歳の若さで壇ノ浦の流れに入水した悲劇の天皇です。
写真をみて赤間神宮って竜宮城みたい!と思われた人は多いのではないでしょうか?
それもそのはずで、入水された安徳天皇を慰めるために、水天門は竜宮城に見立てて建てられたという説があります。
そして現地で初めて知ったのは、「耳なし芳一」の物語の舞台がここ阿弥陀寺(赤間神宮の前身)だったこと。
お話を簡単に書くと、「盲目の琵琶法師・芳一が、怨霊から逃れるために経文を全身に書き難を逃れようとしますが、耳だけ経文を書き忘れられたために耳を千切り取られる」という怪談話です。
芳一は平家物語の弾き語りが得意で、特に壇ノ浦の合戦のくだりは鬼さえも涙を流すと言われていました。
目の前の関門海峡はまさに壇ノ浦の戦いがあった場所。
そしてここは安徳天皇がお祀りされている所。
戦国時代の合戦では、武士は倒した敵方の首をかき切って、持ち帰りました。
この首取りは、自分の活躍を示す証拠として必要だったのです。
打ち取った首を持ち運べない場合、顔の一部(耳切りや鼻切りと呼ばれる)を主君の元に持ち帰っていました。
怪談話とはいえ、リアリティを感じます。
関門トンネル人道
関門海峡を繋ぐ、全長780メートルの歩行者用海底トンネル。
海底に伸びるトンネルは上下に区切られ、上は車道、下は徒歩で通行できる。
人道入口にはエレベーターが設けられ、門司区側は地下約60メートル、下関市側は地下約55メートルまで降りてから通行。
トンネルの中ほどには福岡県と山口県の県境の標識があり、珍しい海底の県境として有名。
実は海底50メートルを徒歩や自転車で渡れるのは、日本でここだけ。
関門トンネル人道の全長は約780mで、徒歩で渡った際の所要時間は早い人なら約10分、ゆっくり歩いて20分ぐらい。
ぱっと見普通の地下道だけど、何か不思議な感覚。
国道2号線の歩道施設の一部として扱われ、標識が設置されています。
門司港レトロ
エレベーターに乗り、地上へ出るとそこは、九州、門司側。
和布刈神社、めかり観潮遊歩道を通って海沿いを歩き、門司港レトロへ。
ここまで来ればゴールの門司港駅はすぐそこ。
巌流島、海峡の海景と門司港レトロ散策まとめ
ウォーキングコース
門司港駅 ⇒ 船で移動(有料)⇒ 巌流島 ⇒ 船で移動(有料)⇒ 唐戸エリア散策 ⇒ 亀山八幡宮・赤間神宮 ⇒ 日の山公園 ⇒ 門司港トンネル人道 ⇒門司港レトロ ⇒🚩門司港駅
2023年4月日(土)「いざ巌流島へ!海峡の海景と唐戸・門司港レトロを散策しよう!」のウォーキングに参加しました。
歴史の舞台となった巌流島や壇ノ浦の戦い、関門トンネル人道など見どころ満載のコースでした。
歩くことでより、歴史を体感出来てよかった。
現地を訪れることで今までの点だった知識が結びついて、線となり、
一気に理解できるようになるのは、旅の醍醐味(だいごみ)かも知れません。
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