![博多 鮨 栞庵 やましろ](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC_3567-1024x683.jpg)
![](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_0140-1024x768.jpg)
博多 鮨 栞庵 やましろ
評価:
訪問日:2021年11月上旬 更新日:2023/10/02
コロナがいつの間にか下火となり、久しぶりに鮨を食べに出かけた。
あいにくと雨風強く天気は悪かったが、向かったのは博多駅から徒歩5分ぐらい、
Mビル2号館の中に11月1日新規オープンした本格江戸前鮨「博多 鮨 栞庵 やましろ」。
入口にはお祝いの花が飾られていた。
中へ入ると正面にL字型カウンター、左右個室あり。
予約しておいたので、カウンター正面中央に案内された。
博多鮨 栞庵 やましろ おまかせ握り(特上)コース(16,800円)
今回は誕生日祝いを兼ねて、事前におまかせ握り(特上)コース16,800円を予約。
お酒は飲めないので冷茶で。
中トロ
![中トロ](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC_3568-1024x683.jpg)
先付は中トロ。最初からこれが来るかと思いつつ、そのまま口の中へ。
旨い。ネタとシャリが一体となってとろける感じ。
前菜
![前菜](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC_3569-1024x683.jpg)
![柿の白和え](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC_3570-1024x683.jpg)
![ウニとクリームチーズやましろ最中](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_0118-1024x768.jpg)
前菜は五種盛り。どれもとても美味しかった。
特に印象に残ったのはウニとクリームチーズの組み合わせ。
初めて食べたけど、ウニとチーズが混然一体となってハーモニーを奏でる。
ほうれん草とイクラの和え物、柿の白和え、甘エビの塩辛も絶妙の塩加減。
アワビは身が柔らかくて味が良く染みている。
添えられた楓の葉が季節を感じさせる。
造り クエの刺身
![クエの刺身](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_0119-1024x768.jpg)
造りはクエの刺身。クエはスズキ目ハタ科に属する海水魚。
(九州ではアラと呼び、混同されやすいがクエ、アラはそれぞれ別の魚)
蛋白だけど脂がのっていて美味しい。醤油を使ったのは刺身を食べる時だけ。
醤油は福岡市大名の醤油を使っているとのこと。おかげで全然違和感なし。
アジ
![鯵](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_0120-1024x768.jpg)
お次は鯵。さっぱりとしてくせがない。
仕事がされているので、そのまま生で食べるより3倍ぐらい美味しくなっている。
烏賊
![烏賊](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_0121-1024x768.jpg)
烏賊。イカは塩が振られていて、良い意味でねっとりとして旨味が濃縮されている。
鰹燻製
![鰹燻製](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_0122-1024x768.jpg)
![](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_0123-1-1024x768.jpg)
鰹の燻製というか煙でいぶされた鰹。鰹のたたきとは違うし、長時間スモークした物でもないし
味わったことのない食感だがこれまたなんとも言えず美味しい。
最初円形のフードカバーがカウンター前に置かれ、煙みたいなものが充満していて
何なのか予測不能だった。
これも一種のマジックショー。客を楽しませてくれる。
平目
![平目](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_0124-1024x768.jpg)
ヒラメ。これも醤油を付けずにそのまま口に運ぶ。
醤油を付けるという作業が要らないので食べるのが楽。
魚と米と職人の仕事が合わさると旨さが何倍にも膨れ上がる。
赤貝
![赤貝](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_0125-1024x768.jpg)
赤貝。赤貝はその名前の通り、剥くと真っ赤な汁があふれるとのこと。
歯ざわりが良くて全然泥臭さもない。
鮪赤身
![鮪赤身](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_0126-1024x768.jpg)
鮪赤身。
鮪も場所によってさらに細かい部位に分けられるらしいが、基本どこ食べても美味しい。
金目鯛
![金目鯛炙り](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_0127-1024x768.jpg)
金目鯛。
金目鯛の煮付けは食べたことがあっても、鮨ネタとしては初めて。
炙ってあって香りが良い。
鰆西京焼き
![鰆西京焼き](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_0128-1024x768.jpg)
焼物は鰆西京焼き。
身はもちろんだが、ちょっと焦げた皮の部分が格別。
雲丹
![雲丹](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_0129-1024x768.jpg)
雲丹。
言わずもがな。とろける美味しさ。
ウニ、イクラ、キャビアの軍艦、金粉乗せ
![ウニ、イクラ、キャビアの軍艦](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC_3585-1024x683.jpg)
ウニ、イクラ、キャビアの軍艦、金粉乗せ。
中に沢庵が入っているのがポイント。
正直金粉は要らないかと。金粉乗せても美味しくなるわけではないし^^;
キャビアの軍艦
![キャビアの軍艦](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC_3586-1024x683.jpg)
キャビアの軍艦。
キャビアはあまりすきでないし、彩りが黒、黒となって見栄えが悪い。
キャビアを出すぐらいなら他の地魚に替えるか、いっそ明太子を使って欲しい。
ズワイガニの茶碗蒸し
![ズワイガニの茶碗蒸し](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_0131-1024x768.jpg)
ズワイガニの茶碗蒸し。
普通に美味しい。あんまり蟹の味がしない。
車エビ
![車エビ](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_0132-1024x768.jpg)
車エビ。
ぶりぷり感はなくて旨味、甘みが濃縮されていて、軟らかい。
大トロ
![大トロ](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_0133-1024x768.jpg)
大トロはさすが。塩が効いて旨い。
肉は塩が美味さを引き出すとよく言われるが、魚でも同じことのようで、
適度に振られた塩のおかげで旨さが何倍にも感じられる。
ただ、全体的に口にいれた瞬間塩味が強すぎて、後から調和がとれるような印象を受ける。
多分酒飲む人に合わせてあるんだと思う。
穴子
![穴子](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_0134-1024x768.jpg)
穴子。
穴子はふんわりとして本当に噛まなくても口の中でとろける。
カンピョウ巻
![カンピョウ巻](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_0135-1024x768.jpg)
カンピョウ巻。
カンピョウ巻は、細巻きの定番だがカンピョウ自体味が染みて旨い。
ふんわりとした食感で凝縮した美味さが飛び跳ねてる感じ。
蒸し玉子
![蒸し玉子](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_0136-1024x768.jpg)
玉子焼きは焼いてないので蒸し玉子だけと、プリンのような食感。
椀物
![味噌汁](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_0137-1024x768.jpg)
椀物は、お腹いっぱいになりかけた食欲中枢にトドメを刺す必殺パンチ。
赤味噌1に白味噌2をブレンドした味噌汁は少なくとも今年食べた味噌汁の中で断トツの美味さ。
東京のお店は赤味噌だけとのこと。
やはり地方地方に合わせて味つけは調整されている。
この味噌汁をいただくと普通に白ご飯が欲しくなる。←食欲中枢破壊されました(笑)
甘味
![林檎のコンポート](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_0138-1024x768.jpg)
最後に出された甘味は林檎のコンポート。
お鮨屋さんでこんな洒落たデザートが食べられるなんて思ってもみなかった。
博多鮨 栞庵 やましろ 美味しかった物ランキング
食べたコースの中でランキングを付けるなら、一番美味しかったのが、味噌汁。
「鮨食べに行ってこれかよ」と怒られそうですが、和食の基本ですからね。
味噌汁の量を半分ぐらいにしている所に気配りを感じる。
二番目カンピョウ巻。
意外でしょうけど、これなんです。
細巻き良いですね。
福岡のお鮨屋さんではあまり見かけない。
かんぴょう巻きは江戸前ならではの粋な食べ物といえる。
三番目大トロ。
普段食べる事がないので、よけい美味しく感じる。
お鮨屋さんへ行く前に
ミシュラン星獲得の高級寿司屋。
美味しいお寿司が食べられるのは嬉しいけれど、行くときにはちょっと緊張してしまうという人も多いと思います。
そんな時は事前にある程度の知識を仕入れておくと安心ですよ。
会話するときのネタになりますから。
漫画もおすすめです。
博多鮨 栞庵 やましろまとめ
![](https://fumitakablog.com/wp-content/uploads/2021/11/DSC_3567-1-1024x683.jpg)
「博多 鮨 栞庵 やましろ」をご紹介しました。
午後6時半頃入店し、食べ終わったのが午後9時頃。
お鮨屋さんでこんなに長居したのは初めて。
お隣さんとも会話が弾み、いつの間にか時間が経っていた。
カウンター席は、目の前で鮨を握ってもらえるし、包丁捌きを見るのも楽しい。
大将と話ができていろいろ勉強になる。
店を任された大将は若いけどなかなかやります。
東京から引っ越ししてきて、食材の仕入れも大変らしいけれど
お店はきっと繁盛するでしょう。
あなたも何かお祝い事があるときは(なくても)ぜひ利用してみて下さい。
※カウンター席は予約をおすすめ。正面は6席だけです。
・ブロガー:2021年ブログ開設
・趣味:旅行、食べ歩き、写真撮影
住所:福岡県福岡市博多区博多駅前3-22-5 Mビル2号館 1F
電話番号:050-5570-9141
営業時間:ランチ 12:00~14:00
ディナー 17:00~23:00
店休日:不定休
ホームページ:【公式】栞庵やましろ (shiorian-yamashiro.com)
実はカンピョウ巻を食べ終わった頃、ビルの火災報知器が作動しました。
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